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自宅の倉庫が異世界に繋がった⁉︎〜家族全員チートで異世界セカンドライフ〜  作者: 風と空
第一章

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第二回坂木家家族会議

「源、源!これからずーーーーっと一緒だよ!」


 嬉しさの余り、源をぎゅっと抱きしめている凛。源も嬉しそうにハッハしてるから良いけどさ。

 

 場所を地球の坂木家リビングに移動して、家族全員が一旦こちらに戻って来ているんだけどさ。


「よかったなー凛!犬欲しいって言っていたもんなぁ」


 凛の満面の笑顔にデレデレの父さん。爺ちゃんはニコニコお茶を啜っているし、母さんは「源ちゃんのご飯買いに行かなくちゃ」って携帯持ってリビングから出て行ったけどさ。


 俺はそれより気になっている事あるんだけど……


「なあ、源も家族になったんだし……あっちに行けるんじゃね?」


 俺が疑問を言った瞬間、ピタッと止まる三人。源だけは尻尾振まくっているけど。


「……だが、洸。源は地震が起こった時はまだ向井家にいたんだぞ?」


 父さんは無理なんじゃないか?って顔で言ってる。


「きゃー!源も行けるの!?」


 凛は連れて行けるって思ってんだな。


「坂木家の家訓は『不確かな事は調べてみろ』だ。よし!凛、庭に出るぞ!」


「はーい!行こっ、源ちゃん!」


 爺ちゃんは流石だなぁ。落ち着いていてブレないし。凛は凛で素直だしな。


 ……父さん、わかったから拗ねるなって。ハイハイ、見に行くぞー。


 父さんの背中を押して二人と一匹の後を追って庭に行くと、爺ちゃんがまずは倉庫の戸を開けて源を一匹で通れるか試していたんだ。


 でも、結果は失敗。源は認識してないのか動かなかったし、なんとか動かして源が入ったんだけど、元の倉庫の中の様子に戻っていた。


 だからって諦めないのが、我が坂木家。


「良し、凛。源を抱っこして入ってみろ」


「はぁい!」


 爺ちゃんに指示された凛がヒョイッと源を抱っこして倉庫に入ると……


 「あれ?普通に通れちゃったよ?」


 なんと!異世界側に源が行けたんだよ!!


 ってことは……?


 「凛、ちょっとそのままで待っててくれ!」


 バタバタとリビングに行って、爺ちゃんの虫眼鏡を持って戻って来る俺。


 「洸?俺の虫眼鏡どうするんだ?」


 「悪い!爺ちゃん、借りる!」


 俺も異世界側に入り、虫眼鏡に[鑑定]を付与してみたんだ。凛も俺が何したいのかわかって、源を地面に置き俺と一緒に虫眼鏡を覗きこんできたんだけど……

 

「「あっ!」」


 思わず二人とも声が揃ったけど、それも当然。


『ゲン・サカキ 5  雄 芝犬

 HP 500

 MP 500,000

 スキル  土魔法

 ギフト  アークレイブの扉

 称号   次元神の加護(家族特典)   』


「源に家族特典がついてる!」


「源ちゃん、すごーーい!」


 思わず俺と凛が叫ぶ様子に、「なに!?」「どれどれ」と父さんと爺ちゃんも入って来て交代して虫眼鏡で確認していた。


 その間、マイペースな源はお座りしてハッハッハッって何かを期待した眼差しで待っているし。オヤツか?オヤツだな?


 自宅リビングに源用に常備している某有名メーカーのソフトジャーキーを取りに戻り、大人しく待っている源にご褒美を手渡し。


 ワフワフ言いながら食べる源は、やっぱり癒しだよなぁ。


 なんて和んでいたら、いつのまにか虫眼鏡で色々みていた爺ちゃんや父さん。まあ、そっとしておこう。


 俺はそのまま凛と確認する為に、一緒に源を連れて地球側に出てみると源には首輪に細工が加わったらしい。


 俺達のバングルと似た役割があるのか、今度は源一匹で異世界に入れたし。


 「良し!源、今度はスキル試してみよーぜ!」


 と言うわけで、俺と凛もまた異世界へと戻り今度は源の土魔法を練習を始めたけどさ。畑の近くの外に出て1番に源が自分でやった事といえば———


 「わふぅ」


 ……いや、わかってた。わかってたさ。


 「源ちゃん、気持ちいい?」


 「わん!」


 土魔法より土に興奮した源。前足で穴を掘り出して、自分の掘った穴に入ってご満悦なのかそこで横になってしまった。うん。源、穴掘り好きだもんな。


 「源〜、気持ちいいのはわかるけどさぁ。土魔法やってみろってぇ」


 「くう?」


 頭を撫でると気持ち良さそうに目を閉じる源。その様子に笑いながら近づいて来た爺ちゃん。


 「だっはっは!向井家も我が屋も庭が芝生だったからなぁ。源も我慢してたんだろうよ」


 「まあ、そうだけどさぁ」


 「ゆっくりやっていけば良いさ。なあ、凛」


 「うん!私の植物魔法と相性いいから一緒にやってみる!」


 残念がる俺の肩にポンと手を置きつつ、凛に話しかける爺ちゃんは流石の貫禄。凛は凛でしっかり考えていたのも、ちょっとだけ兄貴としての威厳が……!と思ったのは黙っておこう。


 「ところで爺ちゃん、父さんは?」


 「ほれ、アレだ」


 爺ちゃんが一人だった為父さんの事を聞いてみると、窓の外には[鑑定]虫眼鏡を持って何かを探していた父さん。


「うぇ!?父さんドームの外に行ってねぇ?危ないって!!」


「まあ、なぁ。色々建築に役立つ素材を見つけて、あいつもはしゃいでいるんだろ。凛、爺ちゃんと一緒に繁のところに行かんか?周りを見張ってやろう?」


「うん!いーよー!じゃ、お兄ちゃんは源を見ててー!」


 興味が父さんの方に行ったのか、爺ちゃんの提案にすぐ応じる凛。……この二人は強いからなぁ。


 「はいよ。気をつけろよな」


 「任せておけ」


 「はーい!」


 未だ動かない源の腹を撫でながら、爺ちゃんと凛に父さんの護衛に出てもらう。


「ねーえ?みんないるー?」


奥から母さんの声が聞こえてきた。帰って来るの早すぎない?


「母さん!ここー!」


「洸?源ちゃん知らない?」


 パタパタと近づいて来る母さんは、そういえば源がこっちに来れるの知らないんだっけ。


「源ならここに……おま、凄えなぁ」


 撫でていた源の様子を見ると、当の本人はスヤスヤ気持ち良さそうに眠っていた。……馴染むの早すぎだろ、源。


 「あら。源ちゃんも入れたのねぇ」


 ……母さんも大概驚かないよなぁ。


 「母さん早かったね。源のドックフード買いに行ったんじゃないっけ?」


 「うふふー、考えてみたら向井さんに貰ってくれば早いかなぁって思ってね。向井さんも忘れてたみたいで謝ってたわぁ」


 「そっか」


 そういえば、母さんと同じタイプだったな……向井の奥さん。


 とりあえず母さんにも源のステータスの事を伝えると、「まあ!今日はお祝いね!」と両手を合わせて喜ぶ母さん。


 「なんか連日お祝いだよなぁ」


 「あら?洸、源ちゃん家族になったの嬉しくないの?」


 「まさか!」


 「じゃ、今日はしゃぶしゃぶなんかどうかしら?」


 「汗かきつつ食べるのかぁ……お!そのまま風呂に入れるし、良いかも!」


 「決まりね!じゃ、洸も一回ついて来て。源ちゃんのおもちゃや寝床も引き取ってきたの。ついでに仕込みも手伝ってね」


 「げー、俺も逃げればよかった……」


 「あ、源ちゃんもちゃんと綺麗にして来てね」


  母さん……結構強引なんだよなぁ。というか、押しに弱い俺の性格読んでくるわ。


 「はいよ」


 「返事はしっかりね」


 「ハイハイ」


 「もう!」


 こんな感じで母さんを揶揄いつつ家に物を取りに行った俺。源は気持ち良さそうに寝ているし、ちょっとそのままで良いかな。


 ———なんて思っていた俺。


 まさか、源がアレを掘り起こすとは思わなかったよなぁ……

補足資料[異世界拠点(簡易版)]


    壁ドーム(窓付き/結界付与有り)

      ↓

  壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁窓窓窓窓窓壁

  壁              l←扉

倉庫扉      拠点      壁     外

(入り口) 壁

  壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁窓窓窓窓窓壁

        ↓


  [壁ドーム内]

 屋根あり    屋根無し

    (風呂場天井無し) ↓

       ↓ ↓

     壁壁壁壁壁壁   畑

倉庫扉  l  住居  l   畑   扉(外へ)   

     壁壁壁壁壁壁    

              果樹園

   ↑ ↑

少し隙間有り    源の掘った穴


〈注〉*縮尺は気にしないで下さい。大まかに捉えて頂けたら幸いです。

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