9話
―次の日―
瑞「姉ちゃん調子どう?」
奏「少し喉が痛いくらい。明日には復帰できそうかな」
瑞「わかった、それじゃ今日も大人しくしててね」
奏「はい〜」
―
奏「あれ、そういえば誰にノート写させてもらおう…」
回らない頭で考えてもわからないため、クラス委員長に連絡する。
“すみません。風邪を引いてしまって、ノート写させていただいてもいいですか?”
“OK”という可愛らしいスタンプが返ってきて意外と思いつつ、“よろしくお願いします”とだけ送り、深い眠りにつく。
―次の日―
朝から何やら騒がしい。せっかく風邪も治って気持ちよく起きたのに。
どうやら警察の人がこの辺りに聞き込みを行っているらしい。
警察「おはようございます。その制服ですと総縁学校の方でしょうか?」
奏「はい」
警察「後程、学校に伺いますのでその時はよろしくお願いします」
奏「は、はぁ」
警察「それではお気をつけて登校してください」と敬礼をし、次の家へ行く。
一体何があったのだろうか、考えてもわからないためそそくさと学校へ向かった。
―学校―
何やら警察と先生方が話し合っている。学校関連で何かあったのだろうか。
急激に憂のことを思い出す。
憂に何かあったのだろうか?
嫌な想像を繰り返してしまう。
頭の中の雑念を振り払い、クラスに入っていく。
クラスも少しざわついていた。
委員長は毅然として朝勉をしている。
奏「委員長さん、ノート写させてもらっても…」
委員長「あ、それならこれ」カラーでノートをコピーしてくれたようだ。
奏「あ、ありがとうございます!」
委員長「図書室で無料コピーできるの。風邪が治ってよかったわね」と清々しく言い放ち、自分の勉強に戻る。
奏「かっこいいなあ…」委員長に聞こえないように言い、自分の席に戻る。
すると校長先生が入ってきて朝礼が始まる。
校長「大変申し上げにくいのですが、昨日、仁乃先生がお亡くなりになられました」




