8話
奏「いやぁ…素晴らしい弟を持ってお姉ちゃんは嬉しいよ…」
瑞「移さないでね、テスト期間なんだから。何かあったら連絡して」
奏「いってらっさーい」
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奏「そうだ…誰かにノート写させてもらわないと…誰がいるかな…」考えているうちにまた睡魔に負けた奏である。
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再び起きた時は11時、奏は用意をしてタクシーを呼び、病院へ向かう。
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出された薬を持って帰り、弟に連絡をする。
“普通の風邪だって、寝てれば2〜3日で治るってさ”
昼休みなのだろうか、すぐに返信が返ってきた。
“夜に1日分作っておくから食べたいものがあったら帰るまでに連絡して、買って帰るから”
奏はお粥を食べながら涙を流し、弟へ返信する。
“喉も痛くなってきたから、マシュマロとプリンが欲しい。あと飲み物も欲しい”
“わかった、それじゃ大人しく寝ててね。ご飯できたら部屋に持っていくから。殺菌だけはしておいてね”
奏は殺菌という単語に少し苛つきながらも使ったところは消毒し、自室に戻る。
奏「なんか、学校がある日に休めるっていいなぁ…」ゴロゴロを楽しみながらいつの間にか眠りにつく。
乾燥したのだろうか、喉が異様に痛い。
瑞が買ってきてくれたのだろうか、マシュマロとスポドリが置いてあった。
早速スポドリを飲んでマシュマロを口に放り込み、喉の辺りに停滞させる。
“瑞ちゃん。ありがとう。ちょうど喉が痛くなった”
時間を見ると6時半。思い切り眠っていたらしい。
扉のノック音を聞いて扉を開ける。
メモと食事があった。
“ご飯食べ終わったら連絡して。その後風呂入って。汚いだろうから”
少し、パジャマが湿っている。しめっきりで眠っていたからだろうか、体温が高かったからだろうか。少し汗の匂いがす
る。
苛つきながらも弟に感謝し、食事をいただく。
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食事も終わり、お風呂から帰ってくると濡れタオルと加湿器が設置してあった。
“瑞ちゃん大好き”
なんだかんだ言いながらもお姉ちゃんファーストの弟に感謝する奏。
今日はしっかり髪を乾かして眠る。




