3話
奏「憂の家って初めてきた」
たな「このマンションの3階みたいね。早速行きましょうか?」
奏「レッツゴー!」
マンションの自動ドアをくぐる。
フロントに話をつける。
フロント「憂さんの先生とご学友ですね?証明できるものをお持ちですか?」
それぞれ学生手帳と証明証を出す。
フロント「はいはい。御確認できました。309号室です〜お帰りの際も鍵とお声がけください〜」
たな「ありがとうございます!」
奏「9号室って角部屋?」
たな「マンションによるんじゃないかな?」
奏「憂はいいマンションに住んでるなぁ」
たな「奏ちゃんだっていいおうちに住んでるじゃない?」
奏「一人暮らしと実家暮らしって何か違くない?」
たな「そう?実家の方が楽だと思うんだけど」
奏「たなちゃん先生は一人暮らし?」
たな「そうそう、実家が恋しくなるのよ〜。洗濯とか食事が勝手にされるって贅沢なんだよ?」
奏「それは一理ある!」
たな「実家を出たはいいものの、出費も色々あるし、結局自分に使えるお金も少ないしねぇ」
奏「先生はやっぱり薄給なの?」
たな「薄給ってわけじゃないんだけどね。どうしてもお金遣いが難しいといいますか…」
奏「お!309号室!」
たな「呼び鈴押してみようか?」
奏「私が押すー!」
たな「どうぞ〜」
ピンポーン。ピンポーン。
たな「出てこないね?」
奏「たなちゃん先生開けちゃってください!」
たな「そのための鍵だしね」
ガチャガチャ。
奏「憂―!いないのー?」
たな「憂ちゃん?まだ帰ってきてないだけ?」
奏「憂―?あがるよー」
たな「失礼します」
暗闇の中、スイッチを模索し、電気をつける。




