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28話
奏「器外に出しとけばいいんだっけ」乾かした器を持ち、玄関を開ける。
器を玄関の外に置き、中に入る。
奏「ラーメン食べたら暖かくなったかも」
中に入った後、外でガチャと音がする。
奏「もう取りに来たのかな。タイミングよかったかな」
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布団の中に入っても色々なことが頭の中で入り混ざる。
知恵熱が出そう。
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奏「朝かぁ…いつの間にか寝てたんだ…」
時計は6時41分。部屋を出る。
先に瑞が起きていた。
瑞「おはよ」
奏「早いんだね」
瑞「ちょっとね。あんまり眠れなかったんだ」
奏「学校大丈夫そう?」
瑞「うん、今日午前中だけだから」
奏「あー…テストか」
瑞「そういうこと」
奏「それじゃ家事はやっておくね」
瑞「ありがとう、助かる」
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瑞「それじゃ先行くね」
奏「いってらっしゃいー。気をつけてねー」
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奏「そろそろ学校行こうかな」
玄関を開ける。
奏「あれ…?ラーメンの器…まだある?」
昨日置いた場所にそのまま器がある。
それでは昨日の音は一体…。
奏「あ、学校」
走り出す。その後ろに影。
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瑞「あれだけ頑張ったんだから大丈夫だって」
「朝まで付き合ってもらったのに…」
瑞「大丈夫、僕の勉強にもなったから」




