26話
奏「ただいまー」
瑞「おかえり」
奏「何みてるの?」
瑞「なんか手紙?みたいなの入ってて」
奏「瑞宛て?」
瑞「僕と姉ちゃんに」
奏「誰?」
瑞「それが名前ないんだよね…」
奏「何このカクカクの文字は?」
瑞「こう言うのって筆跡を誤魔化すためにやるんだろうけど、別に書いてある内容は別に普通なんだよね」
奏「『この手紙を見たら5人の人に同じ手紙を出さないといけません。出さなければあなたは不幸になります。』これってチェーンメール?」
瑞「何そのチェーンメールって?」
奏「あ…瑞は知らないか。私も昔流行ったってことくらいしか知らないけどこうやってメールや手紙を色んな人にばら撒いていくのが流行ったんだってさ」
瑞「ふーん…なんの意味があるの?」
奏「さぁ…?」
瑞「でもなんで2人の名前が知られてるの?」
奏「なんでだろう…2人の名前を知っている人なんて限られるはずだけど…」
瑞「両親、彼女…くらい?あとは学校とかだと姉ちゃんの話とかしないし…」
奏「確かに…弟がいるとは言っていても名前まで知っているのなんて…」
瑞「1人しか居ないよね」
奏「憂…だけだよね」
瑞「彼女がやる意味がないし…父さんと母さんがやる意味がない」
奏「憂は生きている?」
瑞「他の人にやる意味が無ければ…」
奏「でも憂だとしたらなんで?」
瑞「わからない。でも名前が書いてないってことは他の人には知られたくないってこと…?」
奏「なんで…?」
瑞「生きていることを知られたくないのか、誰かから逃げているのか…」
奏「憂に何が起こっているの…?」
瑞「あくまでも仮説が正しければだけどね」
奏「何がどうなっているの…警察に…も言わない方が良さそうだよね…」
瑞「警察が知らないのはおかしいだろうから…ね」
奏「朝は無かったから出かけた後に入れたのかな…」




