24話
奏「あー…え?本当?」
瑞「本当」
奏「へぇ…」
瑞「それじゃ姉ちゃんも頑張ってね」
奏「あ、うん…」
―
奏「瑞…彼女いるんだ…」
風呂に潜ってしまう。
奏(時々部屋から聞こえる声、友達との電話とか思ってたんだけど…彼女いたんだ…)
ブクブク音が立つ。
空気が全て抜け、空気を吸いに出る。
奏「そっかぁ…彼氏…できそうに無いなぁ…」
―
瑞「そう、姉ちゃん気づかなかったみたい。多分友達と会話してるって思ってたんだじゃ無いかな」
瑞「そうそう、もうバレてると思ってたんだけどね」
瑞「うーん、それはどうなんだろう?まだ色々蟠りはあるみたいだから今じゃ無い方がいいと思うんだ」
瑞「そうしてくれると助かるよ。ありがと」
瑞「うん、わかった。ありがと。おやすみ」
―
奏「でもなぁ…確かに瑞はずっと小さい時からあの子と一緒にいたからなぁ…」
ベッドに潜り込む。
奏「なんかなぁ…カッコいいとかってわからないんだよなぁ…瑞みたいな男の子が居ればいいんだけど…あんなにできた子いないだろうしなぁ…」
妄想を膨らませようとしても経験も知識も乏しい。
奏「今度聞いてみよ」
諦め、寝入る。
携帯はサイレントモード。
―
奏「何か早めに起きちゃったな…」
時計を見ると4時半、日が少し差すくらい。
まだ朝方は少し寒い。
携帯を見ると非通知が一件入っている。
窓の外を見ると黒い影が走っていくのが見えた。
奏「朝から走るなんてすごいなぁ…」




