23話
奏「ただいまー」
瑞「おかえりー。今日は早かったね」
奏「これが普通なんだよ」
瑞「そうだね」
―
奏「ねぇ、瑞は友達がいなくなったらどうする?」
瑞「難しい問題だね。友人でも差があると思うんだけど」
奏「親友くらい?」
瑞「僕的には広く浅くがモットーだからそこまで頑張ろうとか思わないけど」
奏「つまらなくない?」
瑞「そう?変に特別扱いなんてした方が後々めんどくさくなくって気は楽だと思うけど」
奏「なんか悲しいな」
瑞「姉ちゃんの方が特別だからね」
奏「お姉ちゃん嬉しい!でも私が理由になっちゃうの?」
瑞「昔はそうだったけど今はこれでいいと思ってるよ。さっきも言ったけど妙に縛られるのはあんまり得意じゃないんだ」
奏「そっか、それだと彼女できなさそうだね」
瑞「姉ちゃんも彼氏できないからしょうがないね」
奏「ぐぬ…」
瑞「それとちゃんと彼女はいるからね。残念ながら」
奏「え…」
瑞「言うほどでもないかなって」
奏「土日いつも家にいて平日帰り早いじゃん…」
瑞「中学生でそんなイチャイチャなんてしないよ。夜会話して終わりくらいだよ。他の目を気にしなきゃいけ
ない年だしね」
奏「人生何回目?」
瑞「1回目でしょ」
奏「くっ…弟に先を行かれるとは…」
瑞「言っても姉ちゃん小中女子校だったししょうがないんじゃん」
奏「弟に慰められる時が来るなんて…」
瑞「大丈夫だよ。家には呼ばないから」
奏「くっ…ちなみにいつから?」
瑞「この間で1年くらいかな。姉ちゃんが風邪引いてた時くらい」
奏「え?そんな時に私についててくれたの?」
瑞「その子に話したら早く帰らなきゃってさ。どうせ夜に喋れるからお姉ちゃん大事にって」
奏「ええ子…」
瑞「っていうか姉ちゃんは面識あるよ」
奏「!?」




