20話
奏「そのストーカーしていた人はわからないんですか?」
警察「こちらでは全く…憂さんの居場所も掴めず」
奏「なんで…なんで憂が…」
警察「異常嗜好者の考え方がわからないのでなんとも言えないですが…」
奏「はぁ…」
警察「状態は確認できました。ありがとうございました」
奏「いえ、ありがとうございました」
―
瑞「何かわかったの?」
奏「ううん…余計わからなくなっちゃった」
瑞「そっか…」
奏「ごめんね、買い物行きそびれちゃったね」
瑞「13時か。食べに行っちゃおうか」
奏「なんか最近こういうの多いね」
瑞「しょうがないでしょ。姉ちゃんが悪いわけでもないんだし」
奏「ありがと」
二人で外に出る。
瑞「何食べたい?」
奏「今日はガッツリお肉が食べたい」
瑞「それじゃ駅近の食べ放題でいいかな」
奏「うん、一番高いやつ食べよう!」
瑞「そうだね、どうせ父さんと母さん帰ってこないし」
奏「付き合ってくれてありがとうね瑞」
瑞「今の姉ちゃんを一人にする方が怖いよ」
奏「そういうところ好きだよ」
瑞「ほら、行くよ」奏の手を引く。
―
奏「ほら、いっぱい食べな」
瑞「姉ちゃんも食べなよ」
奏「食べてるよ!」
瑞「野菜しか食べてないじゃん」
奏「なんか胃に入らない気がして…」
瑞「食べないとダメ」無理矢理取り皿に肉を置く。
奏「はぁ…ん、美味しいかも」
瑞「落ち込んだ時こそ、食べないとダメなんだ」
奏「牛タン10人前!」




