1話
人によっては白黒つけたい人もいれば、グレーゾーンを好む人もいるだろう。
それは人それぞれでいいと思う。
ただ、白黒をつけなきゃいけない部分は少なからずあるとは思う。
君はどの部分の白黒が必要だと思うだろうか?
私はそう。
人が傷ついたときは、白黒つけたいと思った。
とある春の帰り道。
奏「学校のテストだるいわぁ」
憂「いや、そんなこと言うて、毎回点数高いですやん」
奏「点数高いのとだるいのはイコールにはならないでしょー」
憂「そうだなぁ。だるいの一緒だけど、点数ひっくいしなぁ」
奏「憂はなんで塾行ってるのに点数低いの?」
憂「痛いところ突くねぇ!私かて点数低くて喜んでるわけじゃないのよ〜」
奏「勉強はしっかりしているように見えるんだけどね」
憂「でしょ?すごい勉強はしてるはずなんだけどなぁ」
奏「身になってないと?」
憂「そういうことですなぁ」
奏「このままじゃ大学行けないぞー」
憂「そんときは実家の家業を継ぐしかないなぁ」
奏「あれ?憂の家って何してるんだっけ?」
憂「農家?」
奏「何で疑問系なの?」
憂「実際実家に居たのって小2位までだったからわからんのよねぇ」
奏「休みは帰ってないもんね」
憂「定期的に野菜とか送られてくるしねぇ」
奏「仕送りってやつ?」
憂「なのかな?お金と食品が色々と。でっかくなるまで帰ってくるなと手紙付きで」
奏「高校生にもなったらでっかいんじゃないのかねぇ?」
憂「どこ見ていってるのよえっちー」
奏「高校生にしては大きいなぁと」
憂「165cmはまぁまぁ大きいよねぇ」
奏「そこじゃないんだけどねぇ」
憂「それじゃこの休み帰ってみますかー」
奏「帰ってきたら色々教えてねー!」
憂は週明け、登校してこなかった。




