第四話
望月恵夢は、五年二組の教室の前にいた。
格が去り、変わりたいと思った。すると……ただ、ここに足が向いた。
「……っ」
悪心が込み上げそうになるのを堪え、負けては駄目だと教室へ踏み込んで行く。一歩進む毎に刺さるクラスメイトの視線に負けないよう格がいた左肩を撫で、勇気をもらった。
八方から囁かれる自分の名前……針のむしろの座り心地を味わいながらもようやく辿り着いた自席に荷物を下ろしたと思ったのも束の間。恵夢は席に座る直前で嗚咽いてしまい、慌てて手洗い場に走る事になってしまった。
「……っ」
どうして僕は……こんなに情けないんだろう。
次に格に会うまでに、学校くらいは行けるようになっていたかったのに、それすら……。
溢れそうになる涙を頭を振って堪え、恵夢は自分の鼓動に耳を澄ませた。
とくん、とくん……。
身体に血液を巡らす動作を繰り返す音。情けなく嫌悪しかない自分なのに、それは自分の意思とは無関係に打ち鳴り続ける。
日常も同じだ。
自分が動かそうと意識しなくとも、何事もなく流れ去ってしまう。
恵夢は、その流れの中で溺れかけていた。
流れ続ける時間の中で浮かぶ事も、目的地を目指して泳ぐ力も、意志もない。
けど格は……そうじゃなかったな……。
恵夢は心の奥の友達を思った。
格は、流されない。自ら流れを作り出して、動かしていく。自分の意志でしっかり立ち、周りの人まで導くような……そんな人だった。
僕は……格みたいにはなれない……。
……憧れ……嫉妬……喪失感……。
様々な感情に取り囲まれ、身動きが取れない。感情の泥沼に沈んでも、恵夢には脱出する術も、力もない。
しかし、唐突に開かれた扉の音が、恵夢を現実に引き戻した。
びくりと驚倒に肩を弾ませた恵夢の前に現れたのは、クラスメイトの上川だった。
「か、上川……君」
上川は不機嫌でもなく、からかう様子でもなく、ただ恵夢の側に寄った。
「体調大丈夫か? 顔色、良くないけど……?」
「……あ……の」
「しっかり治してから登校した方が良かったんじゃないのか? 無理すると振り返すだろ?」
体調不良で欠席している事になっていたとは言え、まさか自分の体調を気遣ってくれる人がいるとは思わず、恵夢は狼狽える。
「僕は……大丈夫……」
しかも気遣ってくれた人があの上川だとは、数奇な巡り合わせだと恵夢は思った。
「大丈夫な顔色じゃないぞ? とりあえず、保健室に行こう」
「本当に大丈夫……。ごめん、邪魔だよね……今避けるね」
手洗い場から立ち去ろうと身を翻した恵夢を、上川は心配そうに見つめて言った。
「……いや、望月の様子を見に来ただけだから。佳珠奈……あ、船嶋に言われてさ……」
「船嶋さん……に?」
上川は頷いた。
「船嶋は引っ込み思案で超の付く人見知りの気難しい奴だけど、幼なじみの俺にはわりと何でも話してくれてさ……」
「そう……なんだ……」
予想外の人間関係に、恵夢は目を見張る。
「ああ。佳珠奈は……何でそう思ったのか知らないが、望月が学校に来ないのは自分のせいかも知れないって心配してたんだよ。今日やっと姿が見れて、良かったって喜んだのも一瞬で、真っ青な顔で教室を出てったろ? 心配の度が過ぎた佳珠奈がさ、「追い掛けて、幸都!」って……まさかの大絶叫で俺を名指ししてきたもんで……」
「……船嶋さんが……!?」
声を聞く事すら珍しい船嶋が叫ぶなど、到底信じられる事ではない。
「……じゃあ、上川君は、仕方なく……?」
「そう言う訳……だけど、それだけでもない。俺も心配だったからさ、望月の事」
そう言って上川は恵夢の額に手を当てた。
「熱もないし……本当に大丈夫なんだな?」
「うん……。……あの、上川君……僕の事……嫌じゃないの……?」
格がいた頃に教室前で挨拶した時は素っ気なく、恵夢に無関心という印象だったが違うのだろうかと恵夢は恐る恐る伺った。なんとなく、今の上川なら答えてくれそうな気がしたのだ。
「それはこっちの台詞だけど? 俺の事、鬼でも見たような怯え方で見てたよな?」
「……あ……それは……」
教室前で挨拶した時には、確かに怯えていた。だが、それは上川が恐ろしいのではなく、誰かに話掛けるのが恐かっただけ。誰かからどう思われるか、自分の発言がどう受け取られたか……恵夢は誰かの反応が恐かったのだ。
「だから俺、お前には嫌われてるんだろうなって思ってた。けど、佳珠奈みたいに人見知りなだけの可能性もあるから、話してくれるなら応えるつもりはあったんだけど……」
上川は気まずそうに首の後ろを掻きながら言い、恵夢は頭を振りながら違うと訴える。
「そんな事ない! 僕は上川君の事嫌いじゃないよ。僕は、君が言った通り人見知りだったって事。……嫌なのは上川君じゃなくて、弱虫な自分なんだ……」
恵夢が両方の拳を握りしめながら言い放った瞬間、上川は恵夢の髪を些か乱暴に掻き乱してきた。
「そっか。なら良かった。俺には、望月と同じく人見知りで、他人との壁が高層ビル並みの幼なじみが既にいる。そう言う奴の扱いには慣れてるからさ、今度からは安心して話し掛けてくれ。とりあえず……俺は望月から嫌われてるんじゃないって解って、良かったよ」
「……僕も、上川君に嫌われてなくて良かった」
不思議だった。
あんなに恐いと思っていた上川だが、今ではあの時のような恐怖心は一切感じられない。
話して、理解してもらい、相手を理解する。
それだけの事でこんなに距離が縮まるなんてと、恵夢は嬉しさに顔を綻ばせた。
「ああ。それと佳珠奈も、望月の事嫌いじゃないからな。何があったか知らないけど、佳珠奈は望月を心配してたよ。良かったら、声を掛けてやって欲しい」
上川の言う通りに船嶋が人見知りなら、以前の彼女の素振りにも理解ができた。恵夢が上川にしてしまった態度と、船嶋が恵夢にした態度は、全く同じだから。
格の見立て通りだった。船嶋は恵夢を避けたけれど、恵夢に話掛けられて傷付いていた訳ではなかった。
それなのに、僕は……格の言葉を信じきれなくて……。
悔恨が胸を締め付ける。
「あー、本当良かった。俺、望月に朝飯から揚げ物いく奴って認識されて、ドン引きされたと思ってたんだよなー」
「な、何それ……どういう事……?」
「前さ、朝飯の話になった時、俺がからあげって言ったら絶句してただろ? だから、朝から揚げ物食えるやつとは友達になれないって、望月は思ってんのかなって」
「そ、そんな事思う訳ないよ! 逆に、朝からからあげ作ってくれるお家の人凄いなって感心してたよ!?」
「はは、兄ちゃんの弁当にしたやつの余りを出されただけだけどな」
上川は笑いながら、恵夢の肩に手を乗せる。
「そんなら俺、望月と友達になれる?」
「……っ」
こんな風に、クラスメイトと談笑できただけでも恵夢にとっては夢心地なのに、更に思いもよらず、友達という言葉を聞く事が出来るなんて。夢どころか昇天しそうな勢いで、恵夢は上川を見た。
嘘や、からかいの表情ではない。
蔑みや否定の表情でもない。
本心から恵夢を友達と認めてくれる優しい表情で、彼は恵夢を見ていた。
「うん、もちろん……友達になりたい」
「良かった。じゃあこれからもよろしくな、望月」
格の助言がきっかけで関わった人と、本当に友達になれた。この事を早く格に聞かせたいと考えていると、廊下の端から、誰かが叫ぶような声が響いてきた。
「……な、なに……?」
恵夢と上川は様子を伺うべく、揃って声のする方に向かう。
「めぐ!! どこだ!? めぐーっ!!」
その声の響きに覚えがある気がして、恵夢は胸が高鳴り出すのを止められなかった。
「あれは……一組の千草……?」
「え……千草って……」
教室へ踏み込んだ際とは異なる種類の鼓動の高まりを感じながら、廊下で叫ぶパジャマ姿の男児を凝視する。
「本当だ……千草君……? ね、ねぇ、千草君の下の名前って……」
逸る気持ちを抑え、恵夢が上川に問い掛けると、上川は腕を組みながら答えた。
「名前……? 確か、い……」
「めぐっ!!」
上川の声を掻き消す勢いで、パジャマ姿の彼は恵夢に飛び付き、慌てふためきながら恵夢の全身を隈無く見渡す。
「見つけた、めぐ! 学校に来てたんだな? シルヴィアに居場所聞いた時は焦ったぞ!? また具合悪くしてるんじゃないかって……っ」
「……格……?」
「なんだ、めぐ?」
恵夢の呼び掛けに答えるこの言い方は間違いない。あの"格"だ。
「どうして……どう言う事……?」
何がどうなって、今こうして彼が目の前に……しかも、実は同じ学校の同級生だったなんて、恵夢にはさっぱり解らない。
「話せば長くなるんだけど……簡単に言えば、してやられたって事だ。俺も、めぐも」
「……?」
深まるばかりの謎は気になったが、それよりも格の装いも問題だった。
上下パジャマにスリッパ……飛び起きたまま駆け付けてきたような、余りにも外形に無頓着過ぎじゃないかという有り様の格に、恵夢は当惑する。
「なんで……パジャマなの?」
「これは……着替えがなくて、仕方なく。と言うのも……実は俺入院中でさ。ぶっちぎってきたから、しゃあないんだわ」
「ぶっちぎってって……しゃあない事あるかっ!!」
「……うおっ!?」
事もあろうに病院から脱走してきたと言う格に、恵夢は本気で苛立った。
「どうしてそんな無茶するの!? 僕の心配より自分の心配して!! ……身体は大丈夫なの? どこが悪いの!?」
赤くなったり青くなったり、忙しなく表情を変えながら格の病状を心配する恵夢の目の前に、格は淡紅色のウサギのぬいぐるみを突き付ける。
「悪い所なんかないって。俺がコイツになってたから、意識がなかっただけだ」
「……ぴょん吉……」
押し付けられたウサギのぬいぐるみ……ぴょん吉は、恵夢が『切望の藁商会』に依頼をした際『対価』として渡したものだ。それを何故格が未だに持っているのかと疑問に思ったが、格は理由を知っているのか苦々しく表情を歪め、深いため息と共に頭を掻く。
「俺は、商会長に記憶を封じられていたんだ。"めぐと友達になりたい"っていう、俺の最初の依頼の『対価』として……」
「最初の……依頼?」
「そうだ。俺は商会に、"めぐと友達になりたい"って依頼をして、めぐは"友達が欲しい"という依頼をした。それも、ほぼ同時の依頼だったから、商会長にしてみれば、なんでわざわざウチに依頼してくるんだ? って気持ちだったと思う。俺達が素直に話せていれば、商会を介する必要なんかなかった訳だからな」
「………??」
恵夢は益々深い疑問に嵌まり、目を瞬かせて格を茫然と見続けた。
「だから商会長の、悪ふざけっつうか、本人は戯れだって言ってたけど……回りくどい悪戯の結果、俺らはあんな形で関わる事になったんだ」
喰えねぇ奴とは思ってたが、あの狸よくも……と格は憤ったが、徐々にその勢いを無くしていき、ゆっくりと俯いていく。
「めぐ……三年生の、あの時は、ごめん。俺はめぐと遊びたかったのに断られて……。その事に一方的に腹を立てて、俺は勝手に不貞腐れた」
格は項垂れたまま、言葉を続ける。
「そのまま会話もなく学年が上がってクラスが離れちまって……いつか謝りたいってずっと思ってたんだ。別のクラスでめぐが孤立した事を知ってても、何もしてやれない自分が腹立たしくて仕方なかった。本当に、ごめん」
格の謝罪を、恵夢は頭を振って否定する。
「格のせいじゃない。それに、格はもうこれ以上ないってくらい全力の助けの手を、僕に差し出してくれたんだよ? どれだけ感謝しても全然足りない程にね。だからもう……顔を上げてよ」
顔は伏せられていて見えなかったが、小さく震える身体からは格の感情が手に取るように分かった。
恵夢が背中を擦ろうと近づくと、格は恵夢の予想よりかなり大胆に、その身体を預けてきた。驚きと衆目が集まる事も気になり、離れてもらおうと格に声を掛ける。
「格……あの……」
しかし反応がないどころか格は、さらりとしたパジャマの手触りを残して恵夢の肩から崩れ落ちた。
「……格っ!」
受け止めようと慌てて手を伸ばしたが間に合わず、恵夢の全身からサァと血の気が引いていく。
結果として、格は地面に叩きつけられる事態を幸いにも回避したのだが、両腕で彼を抱き取って支えたのは上川だった。
「……あっぶねー」
「上川君……っ」
上川は腕を返して、格を仰向けに寝かせた。
「格……格っ!! どうしよう、どうしたら……っ」
何度名を呼んでも、格が目を覚ます気配はない。
「落ち着けって望月、とりあえず先生呼んできて……」
「もう呼んだよ」
すぐさま答えたのは船嶋で、その後ろからやって来た教員は、慌てた様子で格を取り囲んだ。
「佳珠奈、さんきゅ」
「船嶋さん……」
あんなに物静かだった船嶋が、怯えず、震えずに真っ直ぐ恵夢を見下ろしている。
「……私も、"めぐ"って呼んでいい?」
「……え?」
運ばれる格を横目に、船嶋は藪から棒に言った。
「ぼ、僕の事……?」
「うん。ぁ……、もっちーと、どっちがいい?」
「もっちー……?」
望月だから?
恵夢は目を白黒とさせる。呼び方など、好きに呼んでくれて構わないのだが。
「じゃ、間を取って"めぐも"にしたら?」
「嫌」
「それはちょっと……」
上川の提案は、敢えなく却下となった。
* *** *** *** * ** **
格の倒れた原因は、貧血だった。
約一ヶ月意識不明で入院していたというのに、目覚めて程無く歩き回る、叫ぶ、では倒れない方がおかしい。
学校までは『切望の藁商会』の商会長・鹿瀬が魔法で運んでくれたようだが、それにしても無謀過ぎると、恵夢はあの後、上川と船嶋に散々愚痴を溢した。
* *** *** *** * ** **
教室に戻った恵夢はクラスメイトに囲まれ上手くあしらえずに困惑したが、そこにさりげなくフォローに入ってくれたのは上川だった。それがどんなに心強かったか。厚意に感謝して目礼すると、それでも上川は心配そうな眼差しを向けてきたため、恵夢も「大丈夫、頑張れる」という決意の頷きを返した。
これまでにない強い意志を示した恵夢に上川は苦笑したが、些か安心したようで、次に上川は船嶋の方へ視線を移した。
船嶋も女子群に取り囲まれ今にも泡を吹いて倒れそうになっていたが、上川が『大丈夫か?』という視線を向けただけで気を持ち直したようで、周りを囲む女子達になんとか頷く程度のリアクションを返している。
理解してくれる友達がいる。それがこれ程までに自分の心を強くしてくれるなんて……。
恵夢は好奇心から事情を訊ねてくるクラスメイトに曖昧な相槌を打ちながら、窓の外に目をやった。緑に変わった桜の木が、日光を受けながらそよそよと風に揺れている。
そんな友達がいてくれるのも、あの時格が勇気をくれたからだ。あの時格が恵夢を励まし、教室前で上川と会話をしていなければ。あの時、船嶋に声を掛けるように提案していなければ。今日のこの出会いもなかった。
格は、恵夢の依頼通り、恵夢に友達をくれた。
それには勿論、格自身の事も含まれている。
* *** *** *** * ** **
小学生の遊びの定番といえば、ドッジボールだろう。
「俺、今日は五人のアウト取るから、しっかり見とけよな」
格は恵夢に言い、恵夢は頷いた。
校庭でドッジボールをしている格を、恵夢が教室の窓から見下ろす。これは以前と全く変わらない光景であるのだが、今日は全く気持ちが違う。
五人目のアウトを取った後、格は手を上げて恵夢に宣言通りというアピールをしてきた。恵夢は同じく手を上げて、自分の事のように嬉しそうに笑顔で応じる。恵夢は外遊びが得意ではないため教室から観戦しているのだが、同じ遊びをしていなくても、心が通じていれば孤独ではない。
「幸都ーっ!! 絶対負けるなー!!」
格の敵チームにいる上川幸都に声援を送るのは、恵夢の隣で共に試合を観戦している船嶋佳珠奈。
あの事件以来、少しずつ本性……いや、引っ込み思案が解消されてきた船嶋のこうした声にも、ようやく馴染みができてきた。船嶋の声に上川も視線で応え、試合は遂に、内野に格と上川、一人ずつを残すのみになった。
「いくぜ! ゆき!!」
「……っ」
格の渾身の一投を受け止めた上川は、即座に投げ返す素振りの後に一拍の間を挟み、格の意表を突いてボールを放った。フェイントにも上手く反応し、ボールを受け止めた格であったが、受け止めたボールが腕を離れ、取りこぼしてしまう。
「ぐは……負けかよ……」
敗北を喫する事となった格は呟きながら、その場で仰向けに倒れた。
「……病み上がりにしては、なかなかの動きだったな、千草」
上から覗き込んだ上川に、格はため息混じりに応える。
「負けたらしゃあねぇだろ……。あー……めぐにいいとこ見せる筈だったのに」
「俺も、幼なじみに良いとこ見せる予定だったから。すまんな」
「……そうかよ」
教室に戻ってきた二人を、恵夢は船嶋と出迎えた。格は隣のクラスだが、退院してからは事あるごとに恵夢のクラスに入り浸っている。
「格、宣言通りで凄かったよ! お疲れ様」
「負けたけどな」
「いつも勝ってたらつまらないんじゃない?」
「あー……。俺、その考え方好き」
「……そう?」
「うん」
その隣では、船嶋が上川に笑顔を向けている。
こんな日常が待っているなんて、商会に依頼する以前の恵夢と格には、予想もできなかった。
どんな願いでも叶えてくれるという不思議な店『切望の藁商会』―――
二人の望みを叶えたのは確かにこの商会だけれど、それは決して、魔法の能力だけによるものではない。
変わりたいと言う気持ちと、誰かを大切に思う気持ちが織り重なり、もたらされた結果だから。
「そう……私はきっかけを与えたに過ぎないのです」
あなたには何か叶えたい願いはありませんか?
『切望の藁商会』は、そんなあなたの来店を心よりお待ち致しております。
おっと……どうぞ『対価』をお忘れなきように……
次回、おまけの話・戯れの真実 で、完結になります!
よろしければ最後までどうぞお付き合い下さい!