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胃袋を掴む3

10話前後で終わる予定です、よろしくお願い致します。

いつの間にかうとうとしていたのだろう❗️


そろそろおきてー朝ごはん食べる?とねーさんの優しい声がする、

朝ごはん?


うんうん朝は、ごはん?パン?

どっちでもいいんですがーーーというと

じゃあご飯とお味噌汁とー鮭ねー後はほうれん草のごま和え‼️


お弁当は昨日のカツでーカツサンドとービーフシチューをスープジャーに入れて持っていきなさいよー


時計を見るといつもならとっくに家を出ている時間だったので慌てたが、ここは会社から徒歩10分だったのだーと思いだし、ご飯をいただく

洗ってもらったシャツと靴下をはき、ネクタイは弟君のを一本借りた。


いつもと同じか、むしろ少し早いくらいに会社に到着した

いつもはあわただし過ぎて朝はあんまりご飯を食べてなかったが、朝ごはん食べると脳みそが活発に動くからか仕事の効率が良かった‼️仕事か捗った


そして

昼休みもーいつもならコンビニにサンドイッチか、おにぎり買いに走って詰め込んでー

だけど今日は弁当です。

カツサンドとビーフシチューを、平らげてもまだ時間に余裕がある‼️

隣の席の先輩をそっと見つめる

あーーーカツサンド食べてる‼️


どした?まだ足りないのか?


昨日の事があったので、自分の倍よりも多く持たせたカツサンドがチワワの胃袋にするする収まっていき、弟が使ってたスープジャーも大きめなのにあっという間に食べきった挙げ句、こっちを物欲しそうに見ている。


足りてます足りてるんですが、快適過ぎてなんかうまいこといきすぎてて、怖いと言うか?

あっ✨幸せ過ぎて怖いってこの事?


とかバカなことを のたまう後輩が不覚にも可愛く見えてきた。弟がアメリカに巣立っていって少し空の巣症候群だったのかも❗️誰かのお世話をするのが、雛に餌をあげるのがこんなに楽しいことだなんて忘れてた。


朝、目が覚めたときには弟のベッドに二人でくっついているのをみたときには焦ったが、欲求不満で押し倒しちゃった訳でもなさそうだし

押し倒されちゃったわけでもなさそう。それどころか、ぬくぬくしていて朝までぐっすりだった。こちらの方こそ幸せです。


そしてー今日もハードな一日だったチワワは、よくやった、いつもの2倍近くの戦力だったが、いかんせん仕事量が多すぎるのだ。結局昨日と変わらない時間に帰ろうとすると。隣の席のチワワが見つめてくる‼️

ねーさん僕を拾って?捨てないで、と目が訴えかけてくる。ダメだこの子は飼えない飼っちゃいけない、もといた場所に戻してきなさいと何度も言われたでしょ

はじめから拾わない。心を鬼にしてお先に失礼します。って帰ろうとすると

チワワが後ろから抱きついてきた


ねーさん僕をペット兼彼氏にしてもらえませんか?僕けっこうお買い得ですよ。夜遅くてもおうちまで一緒に帰れば安心ですし、夜中の買い物コンビニ迄のお使いも出来ます。ねーさんがめんどくさがってる髪の毛乾かすのも出来ます

一生懸命尽くしますからペットにしてください。

いやいや本当は彼氏にしてください。

お読みいただきましてありがとうございます。

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