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ジュエリー戦士Shining Guardians  作者: 岩下穂乃香
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2章 光と希望の戦士、シャイニートパーズ誕生!

2章 光と希望の戦士、シャイニートパーズ誕生!


「まさか、ジュエリー王国の戦士まで復活しているとは。しかし、フェアー、お前の任務は人間の心の輝きを1万人分集めることに変わりはない。後、9500人分だ」

大魔王が言った。フェアーは大魔王に向かって答える。

「おっしゃる通りです。大魔王様。大魔王様の実体を復活させ、地球の征服をするのが我々ドンケル王国の目的でございます」

フェアーは、再び地球に出撃した。


  入学式の次の日、学校で愛華は学年でレクリエーションをして、午前中楽しく過ごした。午後からは、先輩たちとの対面式があると説明を受け、緊張と楽しみが入り交じった気持ちになる。その対面式の前に、お弁当を一緒に食べようと、希実が誘ってきた。

「愛華、好きな芸能人とかいる?」

希実が愛華に聞いてくる。

「村嶋夢ちゃんが好き」

愛華の答えに

「本当? 私も、夢ちゃんのファンなの。可愛いし、歌もいいし憧れるよね」

希実は嬉しそうに言葉を返してくる。

「私も夢ちゃんの歌聞いていると元気もらえるし、ファッションも真似したくなるよね」

2人は意気投合し、お昼休みはあっという間に過ぎていった。


 対面式も終わり放課後の教室、帰る方向が途中までが一緒だったので、愛華は希実に

「一緒に帰ろう」

と誘われた。

愛華は、すぐに返事をして希実の元に向かう。

 そのとき、後ろで大きな音が聞こえた。振り向いて窓の外を見ると校庭にトイフルが出現している。そして、サッカー部や野球部の人が倒れていた。校庭に向かおうとするが、希実に

「ちょっと、どこ行くの?外は危ないよ」

と止められる。

「でも、私は校庭にいる人たちを助けたいの」

愛華はそう言って、コンパクトを出す。

「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」

「炎と愛の戦士、シャイニールビー」

愛華は変身し、トイフルの元へと向かう。校庭に着くと、トイフルの側にはフェアーもいた。

「またお前か、人々の心の輝きは既に頂戴した。後はトイフル任せた。サラバ!」

ルビーが攻撃する前にフェアーは帰ってしまった。前回と違い、トイフルは容赦ない攻撃を仕掛けてくる。ルビーが困っていると、そこに希実がやって来る。

「希実、危ないよ」

ルビーの言葉に希実は、

「困っている友達をほっとけるわけないでしょ」

と言う。隠れていた愛華の鞄から出てきたのだろう。側にはクォーツもいる。

「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」

希実の明るい茶髪のショートヘアが黄色のショートヘアに変わり、制服がセパレートで胸元には中心にトパーズのついたオレンジ色のリボン、羽根のような袖にオレンジ色のスカートの衣装、ショート丈の靴下と運動靴はオレンジ色のハイカットスニーカーに変化する。

「光と希望の戦士、シャイニートパーズ」

ルビーは希実が戦士の1人だったことに驚く。その間にもトイフルは、木々もなぎ倒し暴れている。

「トパーズ、コンパクトに力を込めて、トパーズ・サンダーと叫ぶクク」

クォーツはトパーズに言った。

「トパーズ・サンダー」

すると、トイフルの動きが弱まった。

「今だよ。ルビー!」

トパーズがルビーに言う。ルビーは頷いて、コンパクトに力を込める。

「ルビー・ファイアー」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…」

トパーズとルビーの協力により、トイフルは倒された。

「最後にトパーズ、トパーズ・パワーと言って倒れた人々に希望の力を与えるクク」

クォーツはトパーズに言った。

「トパーズ・パワー」

トパーズの力で倒れていた人々が目覚め、ルビーとトパーズは変身を解除した。


「希実、今日はありがとう」

帰り道、愛華は希実に言う。

「いいってことよ。困ったときは助け合わなくちゃ」

愛華の言葉に希実は笑顔で返した。

「でも、クォーツもいつ希実が戦士だって分かったの?」

愛華は鞄の中に隠れているクォーツに話しかける。

「クォーツは戦士の生まれ変わりがどこにいるかは、何となく分かっているクク。けれど変身するには誰かを助けたいという気持ちが一番大切なんだクク」

クォーツの言葉に愛華と希実は納得し、2人で協力して戦い残りの戦士も探すことをクォーツと誓った。


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