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ジュエリー戦士Shining Guardians  作者: 岩下穂乃香
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13章 3人の合体技、シャイニング・ステッキ登場!

13章 3人の合体技、シャイニング・ステッキ登場!


「フェアー、あのときダークアメジストが息の根を止めようとした3人の戦士は、まだ生きている。後、6000人分心の輝きを集めてくるのも大切だか、しっかりと3人の戦士の息の根も止めるのだ!」

フェアーは、ダークアメジストと共に再び戦士を倒す準備を始めた。


 あれから1週間後、怪我も治り愛華たち3人は退院することができた。3人とも無事だったことに改めて愛華、希実、優美はそれぞれ安心する。しかし、依然としてフェアーとダークアメジストによって多くの人が心の輝きを奪われていることをクォーツから聞かされる。病院は、心の輝きを奪われて意識のない人で溢れ始めているようだった。


 退院した翌日、愛華と希実が学校に久しぶりに行くと、クラスの半分以上の人がいなかった。いつもにぎやかな教室が、愛華と希実はとてもさみしく思えた。愛華と希実がそんな中授業を受けていると、どこからか悲鳴が聞こえてくる。授業は中断され、愛華と希実は教室内で待機になる。

「フェアーかダークアメジストになった夢ちゃんが出た可能性が高いよね?」

愛華は希実に耳打ちする。希実は頷いて、

「でも今教室から出るのは難しいし、だからといってここで変身したらみんなに戦士だってことがばれちゃうよ」

と、愛華に耳打ちする。そのとき、教室のドアが開きダークアメジストが入ってくる。ダークアメジストの放つ攻撃が、クラスにいる人から心の輝きを奪っていく。愛華と希実は、変身する決意を固めた。

「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」

「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」

「炎と愛の戦士、シャイニールビー」

「光と希望の戦士、シャイニートパーズ」

変身すると、フェアーも姿を現す。

「今度こそ、死んでもらう」

ダークアメジストの攻撃とともにフェアーの攻撃も飛んでくる。クラスのみんなは心の輝きを奪われて倒れてしまった。

(もっと早く変身する決意を固めていれば…)

ルビーとトパーズは後悔した。けれど、クラスのみんなを含めみんなの心の輝きを取り戻すため、夢ちゃんを元に戻すため前を向いて戦うことを改めて決意する。

「私、優美さんを呼んでくるから、ルビーはできる限りフェアーたちの攻撃を止めて。」

トパーズはルビーに言うと、3年生の教室に向かう。ルビーは、

「ルビー・ファイアー」

とフェアーに攻撃を放つが、ダークアメジストには何も攻撃できずただダークアメジストの攻撃を避けることしかできなかった。そのとき、トパーズが優美さんを連れて戻って来る。

「サファイアパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」

「水と誠実の戦士、シャイニーサファイア」

優美さんも変身して、参戦する。ルビーたちは、夢ちゃんを助け、心の輝きを奪われた人々も元に戻したいと強く思うが、依然、その方法は分からないままだった。そのとき、攻撃をダークアメジストの避けることしかできていなかった3人に奇跡が起きた。ルビーたちはそれぞれ、ピンク、黄色、青の光に包まれ、目の前にステッキが現れた。クォーツが出てきて、

「それは、ジュエリー王国に伝わる伝説のアイテム、シャイニング・ステッキクク。それを持って、想いを込めながらシャイン・ヒーリングと叫ぶクク」

と、ルビーたちに言う。

「分かった。やってみる」

ルビーたちはクォーツの言葉に頷いて言った。

(夢ちゃんを元の姿に戻したい…)

「シャイン・ヒーリング」

しかし、夢ちゃんはフェアーを身代わりにして、その場からいなくなる。

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛…」

フェアーが浄化された場所には、黒い石が置かれていた。夢ちゃんを元に戻すことはできなかったが、ルビーたちは希望の光を見つけた気がした。

「シャイニング・ステッキは、心の輝きを奪われた人を元に戻す力もより強力にできているクク。ステッキの先端を3人で重ね合わせてシャイニング・パワーと言うクク」

クォーツの言葉で、ルビーたちはステッキの先端を重ね合わせて、

「シャイニング・パワー」

と言うと、学校だけでなく町全体が虹色の光に包まれ、心の輝きを奪われた人々が次々に目を覚ました。

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