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0話 プロローグ~ペケペケの大冒険~

新連載です。

4つ目の連載作品となります。

どうかよろしくお願いいたします。

 昔々あるところにペケペケという名の女の子がおりました。

 ペケペケは生まれつき精霊に好かれる体質でした。

 普通の人には見えない彼らと毎日楽しく暮らしていたのです。


 そんなある日、怖い怖~い怪物がペケペケの住む村にやってきて、村の仲間に酷いことをしました。


 ペケペケは涙を流しながら止めてと訴えます。

 しかし幼い少女には怪物に抗う力などなく、怪物達はペケペケの言う事を聞いてくれません。

 しかし悲しむペケペケの代わりに、友達である精霊達が怪物を追い払い村は救われました。


 精霊に好かれる少女の噂はたちまち国の王様の下へと届き、ペケペケはお城の騎士様に連れられてお城に出向くこととなりました。

 そしてペケペケはそこで勇者様と出会います。

 精霊に好かれる少女ペケペケは勇者様と仲良くなり、悪者を退治するための旅に同行することとなりました。


 長き旅路の果て、ペケペケ達は遂に悪者を懲らしめることに成功します。

 しかしその旅の最中、ペケペケはたくさんの悲しい別れを経験することとなりました。

 仲の良かった勇者様と、強く優しかった剣士様はお亡くなりになり、他の仲間達も次々と不幸な最後を迎えることとなったのです。


 それでもペケペケは負けませんでした。

 大切な仲間達が取り戻した平和な世界で悲しい顔をしているわけにはいかないと、彼女はいつだってニコニコと笑いながら世直しの旅を続けたのです。


 そんな彼女の側にはいつだってたくさんの精霊達がおりました。

 中でもペケペケから『くもさん』と呼ばれていた精霊の力は凄まじく、ペケペケに降りかかる危機を幾度となく救ってくれた一番の友達であったといいます。


 ペケペケは大切な友達と共に、仲間が守り抜いたこの世界を更に良くするために頑張って、幸せな人生を送りましたとさ。


 めでたし めでたし。




 『ペケペケの大冒険』 改訂新版第49刷より抜粋

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