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【フリー台本】ヤンデレ妹とバレンタイン【男性向け】

作者: 寿垣遥生

登場人物


(セリフなし)


大学2年生。例年は妹からしかチョコレートを受け取らなかったのだが、今年に限っては同級生、先輩、後輩関係なく女子から沢山貰って帰宅するも…


(演者の役柄)


(セリフのない)兄よりも2つ年下の高校3年生。ヤンデレ属性持ちで兄のことをこよなく愛している。兄を手にする為なら手段は選ばない。


【注意】


()内は感情や状況の変化です。


それ以外の演出につきましては各自にお任せいたします。お手数かもしれませんが、あしからずご了承ください…

お兄ちゃん、おかえりなさい!今日は随分と遅かったね?それに、バッグの中に珍しく物が入っているけど…もしかして、今日はバレンタインだから…『特に気にしないで』?うん…ごめんね、お兄ちゃんのことを疑いすぎちゃって。


それよりも、手洗いうがいとお着替えが終わったらすぐにリビングに来てね。お兄ちゃんに渡したいものがあるの…うん、いつものアレだよ!それじゃあ、待ってるね。


(兄が手洗いうがいをしている隙に置きっぱなしにしていたバッグを持ち出して)さてと、置きっぱなしのバッグの中を確認しよっと…普段は(から)だから物なんて入ってるはずないのにどうしてあんなにぎっしり入ってるのかな?もしかして他の女からチョコレートを貰ってたりとか、そんなまさか…(中にはチョコレートがぎっしりと詰まっていた)


※(しばらく間を開ける)


(兄が着替えを終えてリビングにやって来る←ここから妹は病み状態)待ってたよ、お兄ちゃん…えっ、『何で俺のバッグを持ってるのか』って?ごめんね。お兄ちゃんのバックがリビングに置きっぱなしになってたから中身見ちゃったの…そしたら、これ。チョコレートが沢山出てきたんだけど、ねえ…バッグの中のチョコレートって誰から貰ったの?


『知らない』?それじゃあ、どうやったらお兄ちゃんのバックの中からチョコレートが沢山出てくるのかなぁ?お兄ちゃんは普段チョコはあまり食べないし、バレンタイン以外でチョコレートを誰かから受け取ることもないのに…そういうの全部知ってるんだよ?だって、私はお兄ちゃんの妹だもん♪


えっ…『友達が貰ったチョコレートを分けてもらった』?よくそんな嘘がつけるね…そんな嘘をつかなくたって大丈夫だよ。正直に話して?うん、『同級生や先輩だけでなく後輩の女子から貰った』…(妹怒る)酷いよ、お兄ちゃん!(このタイミングで手作りチョコが入った箱を見せる)私、今年もお兄ちゃんが私の手作りチョコを楽しみにしてるだろうなぁと思って作ったのに…どうして今年に限って血も繋がってない赤の他人からチョコレートを貰うの!?あんな女達、どうせお兄ちゃんに好意をアピールしたところでいつかは捨てちゃうんだよ?


(落ち着く)でも、私はお兄ちゃんを捨てたりはしないし嫌いにもならない…だって、私にはお兄ちゃんしかいないんだもん。私の目にはお兄ちゃんしか映っていないの…お兄ちゃんの目には私しか映ってないんだよね?私のこと好きだよね?


『好き』って…ありがとう!私もお兄ちゃんのことが大好きだよ。だから、こんな女達のチョコレートなんか…えっ?『妹としては好き』…(妹落胆)何それ、私のことをそんな風にしか見てなかったんだ…私なんかよりこんな買ってきただけのチョコレートしかプレゼントできない女の方が好きなんだね?


そっかぁ~。誰よりもお兄ちゃんを愛している私よりも上辺(うわべ)でしか好きと言えない女を選ぶんだ…(ここでもう一つの手作りチョコの箱を笑顔で出す)それなら、こっちのチョコレートをあげるね。えっ、『これは一体』って?これは万が一の為に作っていたもう一つのチョコレートだよ。これを食べるとお兄ちゃんは私のことしか見えなくなる…そんな魔法をかけて作ったんだ。


ねえ、私の前でそれを食べてよ…そうすれば今回のことは許してあげる。ほら、早く食べて…(言われて兄はチョコレートを食べる)


どう、美味しいかな?うん、気に入ってくれて良かった。(兄バタリと倒れる)…ああ、もう寝ちゃったんだね。このチョコレートには沢山お薬を入れたんだよ…お兄ちゃんが馬鹿な真似をしなかったら普通の手作りチョコだけで済んだのに。でも、これで目が覚めた時にはもう…お兄ちゃんには私しか映らないよ。


さてと、お兄ちゃんが貰ってきたチョコレートはどこかに捨てないと…こんなもの、もういらないから。待っててね、お兄ちゃん…ウフフフフ♪

何か分からないことやご指摘がありましたら、僕のTwitter(@haruki15jugaki)宛にツイートなりDMなりに一言なり長文なりよろしくお願いします!


表記のない細かな演出に関しては演者それぞれにお任せするので、これによる弊害に関しては責任を負いかねます。あしからずご了承ください…

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