79 演武祭
50階層攻略後、ギルドに入った瞬間、ドンチャン騒ぎが始まりだす。
何しろ辿り着けたものは、歴代でも3パーティー目でありながら全員無事に帰還してきたのだから。
「さっすが、我らの聖女様だぜ」
「誰が聖女だ、誰が!?」
荒くれ者どもの発言にレオンは、思わずツッコミを入れる。
魔法科を抜けてもギルドからの依頼で定期的にギルドでの治療を何回もやっていたのだ。
ギルドとしても優秀な回復、死亡者がその時著しく減っていたのも確かなことなので定期的に依頼としてレオンに土下座して頼み込んで来たのだ。
そして、何より冒険者でもない一般市民からの要望があまりにも多く、レオンは断る訳にいかなくなりその依頼を受けることにしたのだ。
普通ならば関係とないと断ってもいいところ二つ返事してしまったレオンは、依頼を受けたその翌日、慈悲深い者と認識され初対面で関わらず聖女様と言われるようになった。
容姿や治療のための格好からそんな事を言われる毎日となってしまったのだ。
「ま、そんなことより今夜は宴だぜ〜」
「「「おおぉぉぉ!!」」」
その日、ドンチャン騒ぎは、朝まで続いていたことは言うまでもなかった。
肝心の主役のレオン達は、流石に疲れたのである程度付き合ったところで騒ぎから抜け出した。
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「はぁー、流石に疲れた...」
「そうだな、今回全員満身創痍だな」
レオンとリアム、2人は食事が終わると2人で少し話し込んでいた。
女子は、女子で集まり女子会を開いていたのでそれに対抗するかのように2人で駄弁っていただけだった。
「レオンは、演武祭にでるのか?」
「あ、そっか今年から参加できるのか...」
演武祭、学園から5年以上上級生という立場になれば演武祭に出ることができる。
演武祭、魔法と剣のなんでもありの戦い。
最初は、バトロア形式、そのあとはトーナメントでランダムに選ばれる。
参加者毎年多く、400人が抽選や推薦選ばれる。
だが強制でもなく参加したくなければ断っても構わない。
「そりゃ」
「参加するに決まってるか」
「よくわかってるじゃないか」
「こりゃ厳しい戦いになるな...」
「まぁ、バトロワに関したら運しだいだからな」
「それもそうだな」
「「だが、絶対に負けねぇ」」
リアムとレオンは、思わず笑い始める。
「さて、なら決勝で会おう」
「そうだな。決勝まで絶対に誰にもやられるなよ」
「じゃ、しばらく練習試合は、なしだな」
「そうだな、お互い手の内は伏せるか」
「全員50階層で神具が進化してそうだけどな...」
その言葉にリアムは、思わずビクッと反応してしまう。
「その感じからすると進化したんだな」
「さ、さぁどうだろう...」
「ま、能力は分からないし、別に意識しなくていいぞ」
「あはは...」
ドッペルとのやり取り、受け流しすら効かないままの一撃は、リアムにとって一番重要なキーだからどうしても隠しておきたかったのだ。
「楽しみにしてるよ、リアム」
「今度こそ、負かしてやるよ!!」
二人は、拳を互いに合わせる。
「期待して待ってるよ」
「おう!!」
二人は、そう宣言し合うとそのまま寝室に行きベットに入るとすぐに眠りについた。
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女子会
「なるほど、全員神具が成長したんじゃな」
「成長したけど、能力よく分からない」
「練習あるのみだよ!」
「な、なんで師匠もいるんですか?」
「いや、だって女子会でしょ?」
マリーの師匠リーシャは、旅をすることなく屋敷でずっとマリーの弓を指導していた。
そんなリーシャは、さも当然であるように女子会に飛び入り参戦していたのだ。
「でも、なんでそんなに急いで50階層に行きたかったの?」
「演武祭」
ミュウは、リーシャの質問に対しそう呟いた。
「演武祭?」
「この国の伝統というか...お祭り的なものですね」
「今年はそれに参加するの?」
「はい、元々演武祭は、己の強さを示すものなのですが、ある一定の年齢ではないと参加できなかったです」
「それが今年から参加できるというわけね。でもなんでダンジョンに?」
演武祭だけの話を聞いているとダンジョンに行ったという理由には、つながらないとリーシャは、思った。
「ダンジョンは、限界を超える可能性が高い」
「ミュウの言う通りで、それぞれの成長のためには、ダンジョンが一番向いていると思ったんです。魔法や剣はもちろん判断力や反射神経も鍛えれますから」
「ま、それもそっか。弟子がこんなに強くなっちゃて師匠は嬉しいぞ♪」
リーシャは、嬉しくなったのか大きな胸がマリーに襲いかかるように抱きしめる。
そんな、光景をルナリアとシルヴィは、その胸が羨ましいかと思うように眺める。
「はぁ、しばらくダンジョンは休みたいのう。流石に疲れたのじゃ」
「それもそうだね」
そのまま女子会はしばらく雑談を続けていたがリーシャ以外は、疲れたのか眠ってしまった。
「さて、またこっそり忍び込もうかな」
リーシャは、灯りを消すとそのままこっそり部屋を出てレオンの部屋に入る。
「全く油断の隙もないやつじゃな」
「い、いつの間に...」
「ま、今日はよかろう。主人の魔力回復のためじゃろ?」
「そこもバレてるんだね」
「主人の魔力と繋がっているのじゃから、わかって当然じゃ。妾もその恩恵を受けにきたようなものじゃからな」
そう言った後シルヴィは、布団を捲ると既に先客がベットに潜り込んでいた。
「な!?」
「おにぃちゃん」
ベットには先にノアが入り込んでおり、寝言を呟いていた。
「あらら、ノアちゃんに先越されていたか...」
「ま、まぁ。よいもう片方が空いておるし」
そんなことを言ってる間にシルヴィが先を越しベットに潜り込んでいく。
「お主ずるいぞ」
「早い者勝ちだよー」
「ぐぬぬ、だったらこうじゃ!!」
シルヴィは、仰向けのレオンに対し乗っかるようにして寝転んだ。
「うぅ...」
シルヴィが暴れたせいか、レオンは苦しさのあまり声が出てしまった。
「あ、ずるい」
「お主の体重じゃ無理じゃな」
「何を!?」
「うるさい」
レオンは、寝ぼけたのか乗っかった二人を風魔法で浮かせ天井にぶつける。
あまりにも突然なことで躱すことも出来ず、頭をぶつけて二人とも気を失ってしまい。
「ぐはっ...お..も...」
寝ぼけて放った風魔法を止めると天井に飛ばしていた二人が襲いかかりそのままレオンも気絶してしまったのだった。
友達の編集の手伝いで送れました。
すみません
Twitter ID @Loewe0126
投稿日など報告しています。
DMで好きなキャラなど言ってくれたらそれを閑話で書こうかと思っています。
質問箱も用意しますので気軽に絡んでくれて結構です。
よかったら、ブクマ、感想をお願いします。
自分は、主に編集担当ですがよかったら見て行ってください!!
https://www.youtube.com/channel/UCtbQRu6U-Xzja3gq3BECegg




