表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男の子なのになぜか聖女と呼ばれてます...  作者: レーヴェ
4.学園入学
47/94

43 試合開始 後半

 レオンとライは、激しく剣と刀がぶつかる。


 レオンは、ライの攻撃を受けるのに必死だった。

 神装を着ているライの攻撃は、先ほどのリアムとのやりとりよりずっと、早く威力も増していた。


 リアムでは、受けきれないと思いレオンが相手を続けていた。


 ツクヨミを出すときに狼も消えてしまったので、その時にエクルも出てきたが気を失っていた為、エクルは戦闘不能と判断された。


「まさか、前衛もできるなんてね。だが、力はこちらが上だ」

 レオンは、ライの攻撃を必死で受け流していく。


「本当にあれ子供なの?」

 神装を纏ったライの攻撃を受けているレオンを見て思わずイナが呟いた。


 イナは、そんなよそ見をしていると後ろから矢が飛んで来た。


「くっ、この!」

 イナは、それに気づき躱そうとしたが背中に矢が刺さってしまった。

 そのままイナは後ろに振り返り、カウンターとして矢を放つがただ地面に突き刺さるだけだった。


(いった~、一応痛みだけはあるから注意しないと、今はこっちに集中しないとね。全く、一体どこのにいるのかしら?)


 マリー、リアム、ルナリア、ミュウの4人は、イナを囲い追い詰めていた。


「全く、舐めないでよね」

 イナは、弓を肩に掛け何かを持つような仕草をする。


 リアムは、それに気づき振り下ろそうとした剣を止め後ろに下がった。


「へぇ、よく気づいたね」

 イナの手に握られていたのは、雷魔法でできたと思われる槍だった。


 雷でできた槍、鉄の剣で触れたら感電を避けれないことは確実であった。


「それがあんたの神具なのか?」

「えぇ、そうよ。元々出すつもりはなかったんだけどね」


 雷の槍を出された時点で、リアムによる近接攻撃ができなくなった。

 魔法を撃ったとしても槍によって、防がれてしまい、イナからしても急な魔法に対処できない為、闘いは硬直状態となっていた。


「貸して」

 リアムが握っていた剣をミュウをが奪い、イナに向けて投げだした。


 イナは、その行動に思わず驚き槍を剣に当て弾いたが、ここで大きな誤算が生じてたのだ。

 剣を弾いたことによって雷を纏っていた槍が剣の方へ流れてしまったのだ。


「私も接近戦ぐらいできる」

 ミュウは、一瞬で近づき、右手に爆破魔法を掛けながら腹に強烈な一撃を与え吹っ飛んでいく。


「え、えげつない」

 強烈な一撃を見て思わずリアムが呟いた。


 ミュウは、右手を犠牲にしながらも、イナを気絶させた。


「はぁ、はぁ。これで少し役にたったかな…」

 ミュウは、魔力を使い果たしふらふらの状態だったが、レオンの闘いを見たいがために堪えていた。


 レオンとライは、未だに激しく剣を交わしていた。

 両者引けを取らないがレオンは、体力的に限界を迎えていた。


「そろそろ、限界が近いようだな」

「はぁ、はぁ」

 レオンは、防ぎ切れなくなり、刀から血がポツリと落ちる。


『まだ、まだ負けられない…』

 レオンは、思わず日本語で呟いた。


「ふふ、そろそろ本気で行くよ。本当の()()()…」

 少しクスリと笑う笑顔をライに向けた。


 ライは、雰囲気がすこし変わったことに気づき、少し距離をとった。


 そんな、ライを見てレオンは、ツクヨミの鞘を出し刀をしまい居合いをする体制に変えた。


 刀をしまったレオンを見たライは驚くが、先ほどの笑顔を見ている時点で何かを仕掛けてくることがライには分かっていた。


「ふぅ〜」

 ライは、一度深呼吸をした集中力を戻した。

 そうしてライは、落ち着きを取り戻し瞼を一瞬閉じた瞬間目の前にいたはずのレオンが姿を消した。


「後ろか!」

 ライは、レオンの殺気に反応して咄嗟に体を後ろに向けレオンの居合いを防いだ。


(なんだ、急に後ろから現れたぞ)

 ライは、レオンの異常なスピードに驚いた。

 瞼を閉じただけの出来事、たったそれだけの刹那の時間に後ろに移動したということになる。

 さらに驚く点は、刀を抜くスピードである。

 刀を抜いたかどうかわからないほど早い抜刀だった。


 ライは、防げたことはまぐれに近かった。

 ライは、このままだと先に負けると判断し、距離を一気に詰め攻撃する隙を与えないとラッシュをかけようとするが、突然ライの腹と肩に冷たさを感じる。


「氷よ、今すぐ芽吹け氷の華よ、氷の種(グラス・シード)

 ルナリアが詠唱を終えるとライの肩と腹に氷でできた花ができ、ライは動きを止めてしまった。


(一体いつ?)

 ライは、ルナリアに最初にレイピアで貫かれたことを思い出す。


 そう、ルナリアはあの時にレイピアに氷魔法を付与し、ライに攻撃をした。

 レオンに交代する時に決定的な隙になるように…


「はぁぁぁぁ」

 レオンは、ライに向け刀を抜く。


「このまま負けてたまるか!」

 ライは、レオンに剣を向け迎え撃ち、ライの剣は、レオンに当たるがまるで切った感覚がなかった。


 そう、ライの切ったのはレオンの幻影、ライが切った幻影の後ろに本物のレオンがいたのだ。

 ライによって幻影が切られ、レオンが発動した幻影が全て解け、会場に桜が姿を現す。


(ツクヨミ一瞬でいい力を貸してくれ)

 刀を振りかざすその一瞬だけ、レオンは神装を纏った。


「これで、終わり!」

 レオンは、ライを切りつけた。

 ライの身に着けた神装から神具まで砕けていき、ライは、そのまま気を失った。

 

「試合終了!勝者レオンチーム」

 そんな言葉と共に会場に歓声が響く。 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「全く面白い生徒が入ったものですね」

「珍しく見物ですか?学園長」

 ルーカンスは、学園長である女性に話かける。


「彼は何者ですかルーカンス?それにしてもあの結界魔法とても綺麗ですね」

「彼はクロードウィル家の者です。俺もあれほど美しい結界魔法をみるのは初めてです」

「彼てことはあれでも男の子なのですね」

「一応生徒になるんですからね。襲わないでくださいよ」

「わ、わかってますよ。襲うわけないじゃないですか…」

 ルーカンスと目を合わせない学園長であった。



好きなキャラなど、言ってもらえればオリジナルエピソードなど書こうと思います。

感想、コメントお待ちします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ