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1話

1話辺り二千以上で行きたいです!

いきなりですが、みなさん元気? 俺こと志乃隼人は元気ではが、テンションが高い。

なんでかって? それは今日が高校の入学式だからだ。

入学式だからってそんなに嫌か?と思うかも知れないが、それは間違いだ。

俺は最近ここに引っ越して来て、名前すら知っている人が居ない。

ならば友達がいないからか?と思うかもしれないが、それも違う。

前の学校ならば、友達と呼べるような存在が居たかも知れないが、実は俺は友達と呼べるような存在が居ない。

もしかしてコミュ障?と思ってるかもしれないが、別にそうゆうわけでもない。

俺は意地よくを張るが、別に張っているわけでもない。

では何故?と思うだろう。

それは「おーい隼人、そろそろ行かないと入学式間に合わないよ。それと、私は先に行ってるね」と聞こえた。

今の声は双子の妹の琴音だ。

学校ではあまり話さない。

通学も別々だ。

仲が悪いのかと言われると、そうとは言い切れない。

そう、証拠が無ければ悪いとは言い切れないのだ!

妹はどうかは知らないが、俺はちゃんと家族としてよく接しているつもりだ。

無視はしないし、そこまで嫌いって訳でも無いと思う。

ただ、心当たりといえばいくつかあるが、それは仕方のないことだ。

だから今は語らないでおこう。

そろそろ学校に行かなからばいけない時間だ。

学校は歩いていける距離でそこまで遠くない。

今から行こうか、と思ったが、鞄の中身を確認してからにしよう。

鞄を開けて確認してみると、筆箱が無かった。

今俺が居るのは一階のリビングだ。

辺りを見渡してもありそうにない。

ならば、俺の部屋だろう。

俺の部屋は二階にある。

俺は部屋に入って確認した。

けれども、部屋にはありそうにない。

やばい、今日遅刻するのは洒落にならない。もうこの際置いていくか?だけど、もし筆記用具が必要だった場合、いきなり先生または周りの人に借りることになる。

その場合いきなり浮いてしまう。

まずい、この際全ての部屋を回ってみるか。

そう思い、まずはどの部屋に行くべきか迷う。

1番近いのは隣の琴音の部屋だが、勝手に入るのはまずい気がする。

だが、ここでふと思う。

別に入ってもバレないんじゃないか?と。

それに、琴音の部屋は滅多に入ったことがない。

ならば、これは琴音の部屋に入る大義名分を手に入れたということではないか?と。

少しぐらい出るのが遅れても、走れば間に合うだろう。

そうと決まったならば、取るべき行動は一つ。

俺は早歩きで琴音の部屋の前に向かった。

だが、いざドアを開けよう!って時になかなか体が動いてくれない。

俺は頭を振って扉を開けて部屋に踏み入れた。

部屋は、置物やぬいぐるみが置いてあって、いかにも女の子の部屋だって感じだった。

俺は立ち直ると辺りを見渡す。

すると、机の上に俺の筆箱は置いてあった。

これには疑問と驚きを覚えたが、今はそんなことを気にしている暇は無く、急いで部屋の様子を目に焼き付けてから家を出た。



俺はある体質のせいでいろんな事が起きてしまう。

だから出来るだけ気を付けて走っていた。

例えば、曲がり角では飛び出さなかったり、周りに人がいる場合ある程度距離を開けるなどだ。

今回もそうして気を付けていた。

なのに、曲がり角で少し頭を出して確認しようとした所に右から突如攻撃を受け、頭に何かが諸に直撃した。

少し呻き声が聞こえたため、人だろう。

普通、朝に女性(借)に当たるとしたら体だろうと、少し残念に思ったところで「あ〜いってぇ」と声が聞こえた。

さっき思ったことだが、撤回だ。

男と体をぶつける趣味は無い。

過去の俺、グッジョブ!

俺は少し自分自身を褒め称え、ぶつかってきた相手を見ると、同じ制服を着たイケメンくんだった。

イケメンくんはこっちに少し笑顔を浮かべてから言った。

「いやーごめん、少し慌てて走っていたんだよ」

「いや、こちらこそすいません」

くっ、俺は悪くない気がするのに謝ってしまった。

強いて俺の何が悪かったのかを挙げるならば、初めに右ではなく、左から確認してしまったことだろう。

世の中は理不尽だ。

それに、これだから気軽そうなやつは嫌なんだ。

なんか話に乗らせてこようとする。

別にイケメンだから嫌悪感を表しているんじゃない。

俺もそこそこ顔は整っている方だ。

「ねえねえ、その制服って事は同じ学校だよね?俺今年から入学したんだけど、そっちもそうだったりする?」

おっと?この人、初対面なのに馴れ馴れしくないか?イケメンだからってなんでも許される訳じゃないんだぞ?だが、今回だけは、見逃しといてやろう。

俺は心が広いんでな。

おっと?今そこで小馬鹿にしたやつ、本当どぞ?本当だからね?

それに、これは逃げではない。

戦略的撤退だ。

「そうですね。」

「へえ、良かった。いやあいきなり遅刻するかと思ってさ、人が俺以外にも居て安心したよ。」

「あ、えーっと、実は俺も急いで家を飛び出したんで間に合うかはわからないです」

「おーっと、なら急いだ方がいいかな。それと、敬語じゃなくていいよ。俺の名前は佐久間和也。よろしく、それでそっちは?」

「あ?えーっと、俺は志乃隼人。こちらこそよろしく。」

く、こんな時にさらっと自己紹介を済ませるなんて、なんてコミュ力が高いんだ!くそ、こんな奴がいるから俺らがコミュ障とかコミュ力がないとかぼっちとか言われるんだ!常日頃身に付けた精神力が無ければ、今頃ライフは0となって自虐と自己嫌悪に苛まれていて事だろう。

「じゃあ走ろうか」

そう言って俺らは走り出した。

中々濃いキャラクター作るの苦労しますよね。

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