昨日のお空はお魚
「あっ、お魚」男の子がいった。
男の子の名前は優斗、毎日ママと二人夜空を眺めお話をしている。
パパが病気でお空に行ってしまいその夜からずっと優斗がパパを待っている。
冬の空はすごく寒く、星も月も空も綺麗、優斗と眺めているだけで、温まる。
「今日は、パパと会えないねえ、寝ちゃったかなあ」優斗は待ち続けている。
なかなかパパには会えないとママそう思っていた。
「あっうさぎだ、おーいうさぎさん、うさぎさんしかいないの?」優斗がはしゃいでいる。
そんな時ママが「優斗、パパね。死んじゃったんだよ だから会えないよ」とずっと
優斗には黙っていた。優斗が悲しむからお空に行ったから帰れないと説明したその時は「お空いちゃったの」と言っていたが
「知ってる。僕だってわかるもん あっママみたみた?流れ星これがみたかったんだよ 知ってた?
パパが飼っているんだよ うさぎさんとか、空の動物たちをいっぱい いるんだよ」ママより全然、優斗は
大人になっていた。ママはそんな優斗みて涙が止まらなくなって泣いた「泣いてダメなんだよ みんなが泣いちゃうから 僕今悲しくないよ ママがいるし」
優斗は泣くのも我慢してはしゃいで「ママ、ずっと一緒に夜空眺めようね。いい事あるかもねよ」
それからも優斗に励まされながら夜空を眺め馬や鳥やトラを探し優斗が
どんどん大人になっていくのをママは実感した。優斗がいてよかった。きっとパパも優斗を見て実感してるでるだろう
「大きくなったなあ」