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リヴァイアサンの胃の中で  作者: 関税孝彦
1/1

管理職の落ち度

この作品には以下の成分が含まれております

  欠損した語彙力による表現

  奇妙なスピード感

  で?何が言いたいの?

これでもよろしい方はどうぞごらんになってください

「なぁ、マミコ」


 シンジはソラを見上げながら隣を歩くマミコに話しかける。


「なぁに?シンジくん?」

「今度、マミコ実家にでもお邪魔させてもらおうかと思うんだけど・・・」

「えっ、ホント!?」


 シンジはとうとう結婚を決心した。それに気づいたマミコも嬉しさを隠し切れない。


「ねぇ、何時にする?」

「そうだな、マミコの実家ってアオモリだっけ?」

「うん。でもね、先週あそこはね知外区になっちゃったんだよね」

「えっ」

「いやでも大丈夫だよ、お父さんたちは今は叔母さんのところにいるみたいだから」


 <知外区>―正式名称<政府認知外災害被災指定退去区> これは現在この世界を侵食しているといわれている、原因不明の災害の発生が予測されるため住民の退去が指示された区域のことだ。何故、政府がこの災害を予想できるのかは最高機密扱いのため非公開である。


「いや、でもごめん。知らなかったとはいえ」

「いいんだよ、別に気にしてないから」

「うん。ごめん。じゃあ、来月の中ごろとか・・大丈夫かな?」

「うん、わかった!予定聞いとくね」

「よろしくね」

「あっ、私そろそろ行かなくっちゃ!」

「あっ、うん。じゃあねまた明日」

「うん!バイバイ!」


 マミコは駅の方向へと走ってゆく。シンジはそんなマミコに手を振り見えなくなった頃に家路につく。シンジは12とでかでかと書かれた防災12号壁を通過する。家に帰るためにはここを通らなければならない。

            いつもマミコと会うためにいつも通る道だ。


 そんなことを考えながら歩いているとギギギギギギギギと今までに聴いたことのない轟音が鳴り響く。その轟音がなり始めてから数分後、緊急警報が鳴る。「ウ~~」という音とともに放送が流れる。


「住民の皆様。住民の皆様。ただいま政府より緊急政府認知外災害発生令が発令されました。防災12号壁内の住民の皆様は直ちに退去してください。繰り返します。ただいま政・・・・」


 この放送を聴いた瞬間シンジは走り出していた。ゆっくりと閉まり始めている防災門。呆然と立ち尽くす人々。シンジが防災門を通過したころには人々が現状をやっと飲み込み防災門に向かって走り出し始めていた。


               まだマミコは駅にいるはずだ。


 そう感じたシンジは駅に向かって走る。


         あれ、なんで・だろう・・意識・・が・・・遠・の・・・く・・・・


 走っているシンジは意識を失った。周りの人々も倒れる。数分後そこに防護服姿の男たちが現れる。


「ヨシズミさん。こいつらどうするんっスカ?」

「あぁ?こいつらか?俺たちの仲間入りだな。」

「全員っスカ?」

「いいや。ヤマザキ、老人は口減らしに有機資材化加工される。残りは俺たちの仲間入りだ。抵抗したやつらも老人と同じだな。ああ、子供は教育局の管轄だ。」

「へ~そうなんスカ}



 男たちの頭上3000m―――そこにいるスーツ姿の男は呟く。


「今回の件は失態だな」

「はい、局長」

「防災12壁内管理官は外壁管理下級労働員に降格だ」

「はい、局長」

「いいか、我々は無垢船員にリヴァイアサンを知られてはいけない」

「はい、局長」

「これは義務だ。そしてリヴァイアサンにもガタが来ているということも秘匿せねばならない」

「はい、局長」

「それでは、たのんだぞ」

「はい、局長」



      我々は思い出さなくてはならない

            われわれだドコにいるのか

                 どこに向かっているのか   

                      だが、それはもう失われた思い出だ


                         名無しのマクマフォンが言ったとされる言葉


 


 

何が何やらという感じですよね?はたまたもうわかったという方もいるかもしれませんね?

ご覧いただきまことにありがとうございました。

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