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第一話 俺、転生します!

初めての小説作成ということで拙い小説ですが、読んでいただければ幸いです。

今回は会話回となります、読みづらくて申し訳ありません。

  第一話 俺、転生します!


 「う~、塾行くのめんどくせぇ…」

 俺は武田伸也、どこにでもある中の上位の私立高校に通う高校二年生。

来年の受験に向けて目下塾通いの日々だ、本当は塾なんか行かず部屋でネット小説でも読んでいたいが、そうも言っていられないんだよね。

 「…俺も、剣と魔法の世界に転生して無双とかしてみたいなぁ…まぁ、体育の成績2だけど」

 そんなことを考えながら塾への道を歩いていた、すると南の空に流れ星が見えた。

 「お!流れ星だ!む~…ステカンストで異世界無双、異世界無双、異世界…」

 あれ?なんかまぶたの向こうが明るいような……






 『………い、おい、起きんか、…起きろと言っとるじゃろうが!!』

 「うわ!?」

 俺はいきなり大声で怒鳴られて飛び起きた

 「な、なんだ?…あれ、どこだここ?」

 周りを見回すと全く見たことがない景色…というか雲の上?

え?夢?道のど真ん中で寝たのか?

 『いや、夢じゃないぞい』

 「うわっ!?」

 え?なんだこのじじい?

 『だれがじじいじゃ、どこからどう見ても素敵な老紳士じゃろうが』

 「いや、どこからどう見ても仙人みたいな怪しいじじいだろう…っていうか今口に出してたか?」

 『ふぉふぉふぉ、わしゃ神様じゃからの、人の考えとることを読むくらいは朝飯前じゃよ』

 「か、神さまぁ?う、うさんくせぇ…」

 ゴスッ

 「いてぇ!杖で殴るなよ!」

 『本当に痛いか?』

 あれ?そういえば、反射的にいてぇって言ったけどなんともないな…

普通、あの勢いで頭殴られたらしばらく痛いはずだけど…

 『痛くはないじゃろう、お前さんは死んどるんじゃから』

 え?死んだ?俺が?なんで?

 『まぁ、受け止められんのは仕方ないのぉ、しかし、めずらしい死に方をしたのう…隕石に直撃とは…苦しむ暇もなかったじゃろうから、それだけは救いかの』

 「…もしかして、あの流れ星に?」

 『そうじゃ、お前さんが熱心にお祈りしとったあの流れ星じゃよ』

 「げ、み、見てたのかよ」

 『ワシの元には世界中の願い事が来るからのぉ、しかしその歳で流れ星に願い事とは…乙女か?』

 「べ、別にいいだろうが!流れ星とか初めて見たんだから!」

 『まぁ、それはいいとして、お前さんの願い事、異世界無双というのはなんとなくわかるんじゃが、ステカンストとはなんのことじゃ?』

 「ん?ステカンストってのは、ステータスのカンスト…つまり能力値の上限まで育った状態のことだよ、で、その状態で異世界で無双して勇者とか呼ばれたかったんだよ」

 『子供か?』

 「うるせーな!そういう小説が流行ってるんだよ!」

 『異世界転生はできるが、いきなり能力最大はちょっとのぅ…』

 「え?い、異世界転生できるのか?」

 『ああ、向こうの神に確認とらんといかんが、おおよそ通るはずじゃ、ただ生まれる時の能力値は向こうの神の管轄じゃからのぅ…』

 「うーん、村人Aとして生まれ変わってもなぁ…」

 『ならこういうのはどうじゃ?レベルアップの時の能力上昇値を上げてやろう、それくらいならワシでもいじれるからのう』

 「おぉ、レベルアップとかある世界なのか?」

 『ああ、わしの飲み友達の管理する世界にはあるらしいぞい』

 「じゃあ、それでお願いします」

 『うむ、まぁだいたいレベル10位になれば勇者と呼ばれるレベルになれるじゃろう』

 「おぉ~!それはいいな、よろしくお願いします!」

 『よし、じゃあちょっと待っとれ』

 そういうと、神様はスマホを取り出した

 「おいおい、スマホって…ありがたみないなぁ」

 『いちいち神託をするのも大げさじゃから、これは便利なんじゃよ、えーっとせんじゅうまるっと…あ、もしもし戦ちゃん?ワシワシ』

 「?」

 『むぅ、このネタは通じんか、ジェネレーションギャップかのぉ…あぁ、でたでた、デっちゃん、おうおう、久しぶり、旨い酒を手に入れたからまた一緒にのもうや、それで今回電話した要件なんじゃが、一人そっちに転生させてくれんかの?そうじゃ、たしかこの前お前さんとこのをこっちに受け入れたじゃろ?その代わりに…そうそう、おお、じゃあたのむぞい』

 「いけそうですか?」

 『おぉ、ばっちりじゃよ、快く受けてくれたわい』

 「よかった、じゃあ俺は転生できるんですね?…神様ってみんなの願い事をきいてるんですか?」

 『まぁ、きいてはおるが、叶えてやることは珍しいぞ、お前さんは珍しい死に方をしたから特別じゃよ』

 「そうなんですか…何はともあれありがとうございました」

 『ふぉふぉ、まぁ、死んどるお前さんに言うのも変じゃが、元気に生きるんじゃぞ』

 そう言うと神様は杖を振り上げ、そして俺は光に包まれた

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