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第4話 その草の名は


「というわけで、平原です」

「広いな」

「はぁ。まぁ、平原ですからね……」


 ナヴィのため息が心地よい。

 ムショク達は町はずれの平原に立っていた。

 話は戻ること30分前。


----


「で、どうやって物を作るんだ?」

「いや、普通にギルド登録したら調合部屋を貸してもらえるんですけどね?」

「本当か?」


 調合部屋に一人籠って魔導書や壺をみながらイーヒッヒと。そんな自分を想像した。

 元々、熱中する事が好きな彼にはうってつけだった。

 

「普通の人間が共同調合部屋を借りるのはできませんからね。錬金術師の特権ですよ」

「ん? 共同調合部屋? 共同なのか?」

「そうですよ」


 ナヴィのその言葉にあからさまにがっかりした顔を見せた。


「じゃあ、いらん。やはり、アトリエは個室じゃないと」

「はぁ、そんなのできるわけないじゃないですか? 調合道具がどれほど高価なのか知っていますか!」

「調合して金を稼ぐから大丈夫だ」


 ナヴィのこいつダメだという顔。

 だが、ムショクは気にしていなかった。

 職業の初期ボーナスで錬金術の簡易セットはインベントリの中に入っている。一応、簡易なものなら作れそうなのだ。

 時間はあるからコツコツとやっていけばいい。

 それに、アトリエを持たない流浪の錬金術師というのもいい響きである。


「なら、やっぱり、町はずれの草原ですかね。

 あそこなら野草や薬草が取れるんで、低級ポーションくらい作れるはずです」


 諦めた顔でナヴィはそう言った。

 さすがナビゲータを自称するだけありこういう情報はすぐに出る。


----


 そういう理由で今平原にいる。


「で、薬草はどれなんだ?」

「えーっと、ざっと見て一際濃い緑の草があるじゃないですか。

 それが薬草です」

「なるほど。それなら、簡単だ」


 風か吹き抜ける大きな平原。見渡す先には地平線が見え、雲がゆったりと漂っている。巨大な木はなく、細い木がまばらに生えている。

 ナヴィの言う通り、他よりも濃い緑の草が集まって箇所が所々に見受けられた。

 試しに一番近いそこに行き、一掴み抜いてみる。

 紛うことなき草であった。ナヴィにそれが特殊な草だと言われない限り、どこにでも見る草である。

 臭いは少し他よりも青臭い気がする。

 

「これって、どうやってインベントリに入れるんだ?」

「はぁ、そんなのも分からないんですか? それりゃ、ギルドからって――ぬわあああぁぁぁぁぁ!」


 唐突にナヴィが叫んだ。

 相変わらず騒がしいやつだ。


「で、どうやって入れるんだ?」

「ギルドに入るとインベントリが使える『収納の指輪』ってのを貰えるんですよ」

「ふむふむ、ということは、それがなければインベントリは使えないと?」

「はい」

「じゃあ、ここに見えているアイテムウィンドウは?」


 目の少し前に浮いている自分にしか見えないウィンドウを指差した。


「まぁ、ちょっと変わったオブジェクトって感じですね」

「役立たずめ」

「くっ……」


 かなりきつい縛りプレイが始まったようだ。


「ん? ということは、錬金術の簡易セットは?」

「あぁ、そんなのありましたね。

 ご想像の通り見るだけです」

「マジかよ」


 当てにしていたそれが、インベントリから取り出せない。 早くも色々な夢が断たれそうだ。

 

「まぁ、町で買えると思いますよ」

「まずは買うところからか……」


 兎にも角にも、元手はいる。

 多少安くても薬草を売るところから始めるしかなかった。

 しゃがみ込むと黙々と薬草を抜き始めた。

 どれだけ抜いただろうか。

 額に流れる汗を何度も拭った。

 最初は可哀想なので小さいものは抜かないようにしていたが、段々と雑になる。


 突然、鈍い衝撃が背中に走って。

 ムショクが前のめりに倒れた。

 

「てめぇ、ナヴィ!」


 後ろからとは卑怯な。と、振り返ったが、そこにはナヴィの姿は見えなかった。振り返った真後ろよりもやや右。

 濡れ衣を拒否するように首を振るナヴィの姿があった。

 起き上がって後ろを見ると、そこにいたのはよく分からない透明な丸い物体だった。

 

「ナヴィ、解説」


 ナヴィはすっと、肩の近くに飛んできた。


「町近辺にいるスライムです。

 基本種でとても弱いですが少し動きが速いです。

 まぁ、一般性人男性でも勝てるくらいなので、冒険者のムショクなら余裕でしょ」


 サッカーボールほどの大きさのスライムが目の前で威嚇している。


「ふむ。少ししたらどくから待っていろ」


 また座り込むと、薬草抜きに戻った。

 それに腹を立てたのかスライムが、また背中に突進してきた。

 今度は力を入れたから倒れなかった。

 ボールを投げつけられたくらいの痛さ。

 痛くないわけではないし、顔に当たれば鼻血くらいは出そうだ。


「ちょ、ちょっと、戦ってくださいよ!」

「だって、武器ないし」

「はぁ? 初期武器あるでしょ? 装備済みだからインベントリ開けられなくても使えますよ」

「いや、ないから」


 彼も初期武器くらいはほしかった。

 だが、初期武器にスキルを入れてしまったら外せなくなった。好奇心でしたと謝らないといけないかもしれないが、そもそも、こんなバグを残すこと自体が問題である。

 よって、初期武器がない。


「初期武器欄にスキルセットしたら外せなくなった。

 んで、武器なし」

「はあぁぁ? なんで、あなたはいらないことばっかりするんですか!」

「どっちかというと、バグを残しているそっちの責任だろ!」

「って、さすがにモンスターを素手じゃ無理ですよ」

「無理なのか?」


 その言葉は少なからずムショクを落胆させた。腕一つで虎を倒したりというのこそ、ゲームの醍醐味の1つである。

 

「いや、まぁ、できますが、今のレベルだったらまず無理ですよ」

「じゃあ、やっぱりお願いして待ってもらうのがベストだろ」

「なんで、モンスター相手に交渉しているんですか!」

「武器ないしな」


 というわけで、スライムに向き直った。

 

「危害は加えないから待ってろ。薬草を抜き終わったら離れる」


 ムショクの言葉に応えるように、スライムはその場で動かなくなり、身を震わせた。


「何か言っているのか?」

「ちょっと待ってくださいね……」


 ナヴィはスライムの方を向いてふむふむと何度かうなずいた。


「えー……あれです……あの……」

「何だ、歯切れが悪いな」


 言いにくそうなナヴィ。

 

「待ってくれるそうです。

 後、薬草はエサなので余り抜いてほしくないそうです」

「ほら、見ろ。言ったとおりだろ?」

「あ、あれぇ?」


 と言っても結構な量を抜いている。

 両手にいっぱい、持てない分はナヴィに頼んで、持ってもらっている状態だ。

 スライムのこともあるし、今回はこのくらいで切り上げることにした。

 ムショクはスライムにお礼を言うと町に戻った。


----


 フェグリア城下町に戻ってきた。売る場所はと尋ねた。

 アイテムは、それを販売している所でしか売れないようだ。

 道具屋に武器を売ろうとしても受け取ってもらえないようだ。ゲーム的には不親切であるが、そこは現実に即しているのかもしれない。

 当面の目標は錬金術の簡易セットになる。道具屋にもあるらしく、金額も把握しておく必要がある。

 道具屋の場所はナヴィが知っているので、それに従う。

城下町の道具屋はいくつかあるらしい。

 荷物の量もあるので、一番近い場所を教えてもらうことにした。

 人通りから外れた店になったが、荷物も多いのでちょうどよかった。

 何とかドアを開け道具屋に入る。

 薬草の山の間から店のカウンターを探し、そこに両手いっぱいの薬草を置いた。


「すいません。これを買ってもらえますか?」

「いらっしゃいませ」


 薬草の青臭さから解放され、店の本来の香りが感じられた。

 店は甘い百合の香りで満たされていた。

 どうやら、その香りはカウンターに物憂げに立っていた女性から漂ってくるようだ。

 澄んだ白い肌は泉の水のように僅かな汚れもない。尖った耳と青い澄んだ目。

 エルフ族だ。

 朝日のように輝く金色の長い髪を後ろで一本に縛っている。

 美女だ。この上もなく、美女だ。

 控えめな胸だが、この容姿ならそれもマイナスにならない。

 品のあるその出で立ちは貧乳ではい。品乳。そう。まさに、品乳である。

 片や、両手いっぱいの薬草を持って肩で息をしている貧乳とは比べものにならない。

 

「失礼ですが、こちらは全て買い取りでしょうか?」

「ダメなのか?」

「いえ」


 そう言うと彼女は押し黙ってその草の山を見た。

 

「えっと、すいません。全てで50ルリアです」

「えっ? 薬草ってそんなに安いんですか?」

「い、いえ」


 その女性は慌てて言葉を続けた。

 

「えっと、ほとんどが毒草なので、失礼ですがこちらで買い取りができないんですよ」

「えっ? 薬草じゃないんですか?」

「毒草ですね」

「そんなにすぐわかるんですか?」

「はい。識別をしたので」


 ムショクはナヴィの方をキッと睨みつけた。

 ナヴィは違う方を向いて聞こえてないふりをしている。

 

「おい、ナヴィ」

「な、なんですか……」


 しれっと逃げようとしているが、残念ながら一定距離以上離れられないから逃げることもできない。

 

「あの……見たところ。錬金術師の方のようにも見えますが、

 どうして薬草なんかをお売りになっているんですか?」

「えっ? なんかおかしいですか?」

「いえ、変というわけじゃないんですが、

 錬金術師の方ならポーションや他のアイテムに調合して売った方が効率がいいんじゃないかと思いまして」

 

 できることならそうしたい気持ちは山々だ。「だよな」とナヴィの方を向くとすごい勢いで目線を逸らした。

 

「あぁ、ちょっと手違いがあって調合キットが使えないんですよ」

「なくされたんですか?」

「あぁ、えっと……似たようなもんだよなぁ」


 援護を頼むべくナヴィの裾を引っ張った。

 

「そ、そうなんですよ。本当にバカですよねこの人。

 というわけで薬草を売って、調合キットを買いなおそうと思っているんですよ」

「バカは余計だ。このバカ者」

「私がバカなら、ムショクは変態ですね。このド変態!」

「何だと、このバカ。

 お前のせいで薬草じゃなくて毒草摘まされたんだぞ。

 ただの草抜きじゃねぇか。どうりであれだけ摘んでもスライムが怒らないと思ったよ」

「元はと言えば、ムショクがいらんことするからでしょ!」

「おっ、お前、そこに話を戻すつもりか」

「あ、あの!」


 道具屋の彼女が大きな声で割り込んできた。


「それなら、私の店のをお譲りします」

「譲るって……貰えるのか?」

「はい。

 最近、売上も落ちて店を畳もうかと思っていたんです」


 そうですか。ありがとうございます。後は頑張って下さいね。と踵を返すほどムショクは冷酷になれなかった。


「これはいくらだ?」

「だから、お代は……」

「なぁ、ナヴィ?

 この錬金術セットはいくらだろう?

 10,000ルリア? いや、100,000ルリアはくだらないだろう?」

「そうですね。

 保存状態もいいですから100,000ルリアくらいでしょうか?」


 ムショクのやりたい事がナヴィも分かり、それに乗った。


「そんな、それは1,000ルリアほどで……」

「分かってないですね。

 砂漠では水が高いんですよ?

 それと同じです」

「需要と供給だな。

 とは言え、そんな大金は俺にはない」


 だから、どうすれば。

 その答えは道具屋の彼女が答えを出していた。


「借金だな。

 俺はこれからいろんなアイテムを作るから、それを売ってくれ。

 それを借金の返済に充てたい」

「いいんですか?」


 ムショクは好きに作り、彼女がそれを売る。

 一応の販売経路ができたのだから、ムショクにとってもいい話なのだ。


「せっかく店を持ったんだからな」

「ありがとうございます。

 え、えーっと……」

「ムショクだ」

「ナヴィです」

「ありがとうございます。ムショクさん、ナヴィさん。私はフィリンです。これからよろしくお願いします」


 フィリンはそれならばとカウンタの後ろの棚を漁り始めた。


「採取に必要でしょうから、これを持って行ってください」


 それは、少し古いが、丈夫な革袋だった。


「これは、私の気持ちです。

 貰って下さい」


 ムショクはありがとうと述べ、摘んできた薬草、もとい、毒草を袋に詰めた。


----


「そういえば、ナヴィ」

「何ですか?」

「これって、ゲームだよな?」

「そうですよ?」


 何を言っているんだと呆れた顔。


「じゃあ、さっきのフィリンさんもお前もAIなんだよな?」

「そうですけど何か?」

「じゃあ、俺プログラムに向かって話しかけているのか?」

「あぁ、そういうことですか」


 ナヴィは立ち止まるとやれやれと肩を上げて首を振った。


「今やAIは人格そのものですよ。

 このヴァーチャル空間に限って言えば、一つの生命体と言っても過言じゃありません。

 私たちは怒りや悲しみもありますし、記憶もあります。

 この膨大なデータと人数がどうしてゲーム上で維持できるかは、企業秘密なので言えませんが、少なくとも一世代前のコンピュータ=決められた通りしかできないなんてことはありません」

「そうなのか」

「そうですよ? AIと人間が恋したりとか普通にありますしね」


 そういえば、そんなことがニュースになっていたなと思い出した。


「それと、私はナヴィだからこそこの世界を知っていますが、他の人は分かりません。

 変なこと言って、変な目で見られないようにして下さいね」

「なるほど。気をつけるよ。

 ありがとう」

「いえいえ」


 感謝の言葉が意外だったのか、ナヴィは恥ずかしそうに後ろを向いた。


「そうだ。ログアウトってどこからするんだ?」

「あぁ、言っていませんでしたっけ?」


 そういう大事な情報を忘れるところがナヴィである。


「メニューを開けられます? そこにログアウトってあるじゃないですか」

「ないぞ」

「はぁ? その眠たそうな目を開いてみてくださいよ。右下ですよ右下」

「だから、ないって」


 メニュー画面はスキルやステータス、アイテムインベントリに関する項目があるだけで

 その他の項目は見られない。


「だから、ステータス画面を開いて右下ですって」

「だから、ないんだって!」

「ありますよ!」


 言葉だけの言い合いだと埒が明かないと思ったのか、ムショクは座り込むと、彼が見えているステータス画面の映像を地面に描く。

 

「まずステータス画面を開くだろ?」


 これは思念すると勝手に開く。

 その絵にナヴィは頷く。ここまでは、普通と同じようだ。


「なら、画面右にバーが現れて、いくつかの項目が出る」

「問題ないですよ……ん?」

「どうした?」


 地面に描いている図が汚いのか、ナヴィが顔をしかめる。

 

「項目っていくつ出てきてます?」

「一番上にステータス、次にアイテムインベントリにスキル、あとはクエスト一覧かな……」

「それと?」

「いや、それだけ」

「はあぁ? オプションは? コミュニティは?」

「なにそれ?」

「もしかして、ムショクってウィルスか何かですか?」

「な、わけあるか」

「ですよね。ウィルスソフトまでセクハラを始めたら世界の終わりですよ」


 ナヴィは少し慎重に言葉を選び、ムショクに尋ねる。


「他になんか変わったことあります?」

「いや、特には。ステータスもちゃんと表示されているし、スキルもちゃんとある。インベントリは使えないがちゃんと見えているし……」

「そうですか」


 ナヴィが考え込んだ。

 ムショクも考えるふりはするが、何も思い浮かばない。

 そういえば、ログインしてからステータス画面とかほとんど見ていなかったなと

 今更ながらにじっくり見る。

 

「しかし、このステータス画面は見難いな」

「そうですか?」

「普通、ステータス画面の文字が水色ってのは、いただけないぞ」

 

 UIのセンスを疑う。


「はぁ? 水色?」


 ナヴィがまた叫んだ。

 彼と話してから、ずっと叫んでいるように思えるほどだ。

 

「ほ、本当に水色何ですか?」

「そうだが、何か問題があるのか?」

「問題です……」


 ナヴィの言葉が続かない。

 いつも騒がしいナヴィが黙り込むと、深刻なのではと、逆に気味が悪い。

 

「おい、何だよ……」

「通称ブルーライン。

 NPC用に使われている文字です」

「はぁ!?」

「ムショクは今、ゲーム的に、AI扱いにされています」

「はぁ!?」

「何度も何度も叫ばないでくださいよ。うるさいですね」


 そのセリフをそっくりそのまま返したいところであったが、今はそれどころではなかった。

 

「俺がNPC?」


 NPC(ノンプレイヤーキャラクタ)

 文字通りプレイヤがいないキャラクタである。

 もし、ナヴィの言うとおり自分がNPC(ノンプレイヤーキャラクタ)だとしたら。他のプレイヤーとパーティーを組んだり、イベントに参加したりできるのだろうか。

 楽しめもしないゲームをやり続けるなど絶望ではないか。

 と、そこで思考は止まり、もう一度考え直してみる。

 道具屋で買い物ができた。

 そして、そもそも、パーティーを組むつもりもないし、ダンジョンに潜るつもりもない。

 もし、そうなら、最初のキャラクタメイキングで初期スキルに攻撃に関するスキルを設定するだろう。

 当初の目的から外れてない。

 

「あれ? 問題なくね?」

「何言ってるんですか! 大問題ですよ!」

「だって、ずっと続けられるんだぜ?」

「でも、ログアウトする方法が……」

「でも、ナヴィもその方が解放される確率高まるんじゃね?」

「どういうことですか?」

「ずっとやってりゃ、他よりも早く脱初心者できなくね?」

「確かに、それもそうですね。

 ログアウトボタンがないとか、不可解ですが、まぁ、早く解放されるならそれに越したことないです」

「だろ?」


 ムショクの言葉にナヴィが乗せられ始めた。


「どこの『FtC-Diver』からアクセスされています?」

「『ソリティックノーツ社』の日本支部からだよ。個別登録で借りてる」

「じゃ、まぁ、いつか気づかれますね」


 こうなれば人まかせだろう。

 どの道、ここからできることは限られている。


「武器とかどうする?」

「ありますよ。まずは、揃えますか」

「だな」


 ナヴィが少し前を飛んだので、それを追って2人は武器屋へ向かった。



>>第5話 武器職人と杖

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