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さすらいの魔皇子2   作者: 黒田明人
中3 2学期
20/119

20 恐喝

 


 家に帰れば警官が来たと報告され、事件を作られたと弁護士に報告する事になる。

 その挙句、あいつは罪に問われるそうで、またクラスから人が減る事になりそうだ。

 しかしな、繁華街の地図に親の店が掲載されたが、その色がどうにも何と言うかなぁ。


 どうして赤と黄色が混ざっているのか。


 もしかして繁盛してないのか。

 困ったな、確かに追加の投資をしてやりはしたが、何とか青色に変わってくれよな。

 親の店を遠くから見るが、どうにも客が入っているようには見えない。

 とは言うものの、オレが客になる訳にもいかん。


 女子向けの店だから。


 副支店長までやった親父なのに、営業はからっきしだったのかよ。

 女子向けなら母親をメインに置いて、親父は奥向きの仕事をやるべきだが、どうして店内をうろついているんだよ。

 だから客が逃げるんじゃないのか? 仕方が無いな。

 そこらの青いオーラの主に調査をお願いしてみる。

 店の調査と銘打って、親に内緒で何か買ってみて欲しいと。

 買った品物はあげるので、何とかお願いしますと頼んでみた。

 2000円渡して調査を依頼し、何か買うついでに調べてみてくれと。


 親父が客の相手とか、勘弁してくれよな。

 母親はレジ係? 何を考えているんだ、あの夫婦は。

 しばらくして彼女は戻って来て店の感想を話すんだけど、オレと同じ結論か。


「君には悪いけどあの店は無理だわ」

「役割が逆だよね」

「そーそー、まさにそれよ」

「それとなく親に進言してみるよ。今日はありがと」

「いえいえ、どういたしまして。実はさ、欲しい物買えたしね」

「アルバイト料で」

「ありがと、じゃあね」

「助かりました」


(ああいうのを孝行息子って言うのかしら。中学生ぐらいだけど、感心な子よね。うん、店の様子が変わったら宣伝してあげるから。何とか改善するといいわね)


 家に帰ってのんびりしていると、両親が帰ってくる。

 早速にも調査の結果を話し、確かにそうよねと母親が……はぁぁ、何だよそれ。

 なんかさ、父親はまだしも、母親はどうにもやる気があるような無いような。


 確かに盗聴器での話も、母親からだったしな。


 それにあの400万、ちゃんと父親に渡っているんだろうな?

 あえて確かめてないが、もし違っていたら……波風は起こしたくないんだけど、余りに黄色いオーラだからさ。

 オレが1千万も出してやってんのに、父親はともかく母親の色が黄色いんだ。


 これは調査の必要があるかも知れん。


 父親と話す機会を作り、それとなく貸した金の話題にする。

 おいおい、600万と認識されても困るんだが、ならあの400万はどこに消えた。

 こりゃ私立探偵に頼むしかないか。

 どうなっているんだよ、母親は。

 確かに放任っぽいのは確かだけど、何かやってんのか?


 父親が600万と認識している以上、母親に問い詰めても無駄だろう。

 余計な疑惑を持たさない為にも、ここはプロに任せるしかあるまい。

 青っぽい探偵を探すのに苦労はしたが、何とか見つけて依頼する。


「何の調査をすればいい? 」

「何かはよく分からないんだけど、とにかく変なんです」

「うーん、弱ったね」

「とりあえず100万円で」

「えっ、君、そんな大金」

「詳細に調べてくれるなら、追加報酬もありですよ」

「これは、問題無い金なんだろうね」

「親には内緒ですけど、オレには専属の弁護士がいます」

「おいおい、そりゃまたどうなってんだ」

「ちょっと内職が派手になりましてね、資産管理をプロにお任せしているんですよ。んで、うちの両親に知られると大変になりそうなので」

「もしかして、親に貸したのか? 」

「ええ、少し」

「成程な、それで何か様子がおかしいと思ったんだな」

「人は金を手にすると変わると言いますし」

「君は変わらないか」

「多少は変わりましたね。でも、無理に使う事も無いですし」

「分かった、調査はしっかりやろう」

「お願いします」


 家に帰るとやっぱり黄色い母親のオーラ。

 400万でも解決しなかったらしいな。

 まあ、帰り道にまた50万下ろしたし、これから毎日下ろしていこうか。


「ねぇ、コーちゃん」

「なぁに」

「あのね、支払いがね、ちょっと苦しくてね」

「200万でいい? 」

「あのね、ちょっと、もう少し」

「じゃあ500万ね」

「うん、それだけあれば、多分足りると思うから、何とかお願いね」

「ああ、分かったよ」


 こりゃ急いで調査してくれよ。

 ただ事じゃないぞ、この金の必要数は。

 最近始めた商売で、不足金900万とかあり得ない。


 調査を待つ間にも、何かの進展があると困るので、独自の調査も併用する事になる。

 オレが学校に行っている間に何かしているのかとも思ったが、共働きでそれはあり得ない。

 となると、深夜に何かやっているのか?

 オレは早朝のトレーニングがあるから、夜は早めに寝る。

 父親も仕事が終われば疲れているからと、早々に寝てしまう。

 となるとやはり深夜の行動になるな。



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