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resce person  作者: kazuki
9/10

第9話 活気

 「はぁー」

 周りに何にもないところをパトロールをするんなんて

 全くおもしろくない。

 「商店街でもいってみるか!」

 それしか目的がなかった。

 はじめてきた俺には、まずこの町に慣れなくてはならない。

 ただ、この町には静けさがある。

 商店街の周りだけ発展しているとは思えない。

 だがその考え方は、裏返された。

 商店街は、意外にもにぎやかなほどだった。

 それは、大阪にある天神橋筋商店街には、負けるがそれなりのもだった。

 まず最初には、魚屋が見える。店を覗くと「食べれるのか?」と

 思うような魚まであった。まるで沖縄だ。

 次に、野菜屋。ここの店は、自分がイメージしていたものと変わらない。

 しばらくすると客人がキュウリを買いにきた。

 「すいませーん。これください」

 「150円です」

 「もう少しまけてくれませんかね?」

 「じゃぁ120円で」

 「じゃぁそれで」

 意外にもこんな田舎でもまけてくれることは可能らしい。

 今は、私服だ。結衣にでもお土産を買っていこうかな。

 とりあえず私は活気にあふれた。商店街を見るのが楽しい。

 過疎化という感じが全くしない。

 だが、あんまり子供はいない。

 まだ私の商店街巡りは、続いた。

 「そこのお兄さん。食べていきなされ」

 「わ・私?」

 いきなりのお誘いに驚いた。

 早足で近づくと、もちのようなものがあった。

 「食べてみなさい。美味しいよ」

 食べてみるとなかなか美味しい。

 「これ、なんというものですか?」

 「これは、ゴマ餅というものでね。

  そとには、ゴマがまぶしてあって。その中には、あんこが入っているの。

  どう?なかなか美味しいでしょ」

 「はい、めちゃくちゃ美味しいです」

 「良かったら買ってみません?」

 私は、思いついた。

 この美味しいお餅を結衣の手土産にすればいい。ということを。

 どちらかというと、彼女にはあげずに私食べたい。

 第1金持ちのお嬢様にこのお味は、あいそうでない。

 だが、私はこの食べ物が好きだ。とりあえず買って帰りたい。

 「じゃぁ、これください」

 「はいよ。450円だ」

 意外にも安い。客に気に入られようにならべく安くしているらしい。

 というか、これ何処に置いとくんだ?警察署に持っていってばれたらそれなりに

 まずい。いきなり解雇の危険性もある。とりあえず、駅のロッカーに預けに行った。

 預け終わり、時刻をみるとすでに11:45だった。やばっ。

 私は、そう思い警察署までダッシュで行った。

 「ふー」

 ようやく警察署についた。

 ドアを開けると所長が待っていた。

 「おう!お帰り」

 「ただいまです」

 「どうだった。今日の仕事の感触は?」

 「なかなかです」

 今日、パトロールしてからなぜかこの町が好きになった。

 私が住んでいる町より活気がある。

 「よし、そろそろ昼飯だ!」

 「はい」

 私は、会議室みたいなところに案内された。

 中には、焼肉定食が用意されていた。

 お弁当の中から湯気が立ち上る。

 「では、いただきます」

 「いただきます」

 この光景だけは、小学生みたいな感じがする。

 なんか、タイムスリップしたみたいだ。

 私は、弁当を顔面から飛びついた。

 ものすごく美味しい。 

 警察に入って良かった。今は一番思う。

 私はこの町を守りたい。というより、もっと活気がある町にしたい。 

 

 こんなことを考えると、明日が楽しみなった。

 活気がある町民と出会えるのがまた楽しみだ。 

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