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高等部スタート

気長に読んでほしいです。

文が短いですが容赦してください(-_-;)

とある薄暗い洞窟。男女二人と一匹の鬼が戦っていた。

「避けろ!」

男の方が鋭く叫んだ。女の方はその声に反応し、身体を反らして頭上から降ってくる必殺の破壊力を秘めた斧を避ける。が、地面に当たった衝撃で吹き飛ばされてしまう。

「っ!」

衝撃で息を詰まらせる女を救う為、男は雷を纏った剣、否、雷そのものでできた剣をにぎりしめ、

「エレクトスマッシュ!」

鬼の背後から雷撃を飛ばす。

空気を焦がして進む雷は鬼の体を貫く、筈が鬼はサイドステップをし、光速の雷を避けようとした。巨体からはあり得ない軽業だ。

「ウオオオ――――――」

鬼の身体から腕が斬り飛ばされた。それでも鬼は残された腕で斧をにぎり、それを投げようとした。だが男は直立不動のまま焦るどころか、余裕の笑みまでその顔にはある。

「さあ、ぶちかませ!レナ!」

さっきまでいなかった女はいつの間にか鬼の背後を疾走していた。そして手にしていた忍者刀に魔力を込め、刀身を徐々に伸ばしていった。

『断罪の魔剣』

「「いっけ―――!!!」」

透き通った紫色の刀身が鬼の身体を真っ二つにした。鬼の身体から大量の血液が吹き出し、辺りは血生臭い匂いに包まれた、のだが、

「残る守護者は二体か。もう、十三体も殺したのか。アイツらどうしてるかな?」

「さあ。あとの二体もあの人達が殺してくれないかな~」

早く帰ろ~と言い合う二人は先程とは同一人物とは思えない位呑気であった。


4年前


今日から学校だ~、と特に嬉しそうでもなく言う少年がいた。名はゼロ。今日から学校というのも魔法学校高等部の入学式だから、である。

彼は同年代とは比べ物にならない程に魔力が強かった。同年代のみならず、並みの大人の比ではない。しかし、人付き合いは悪く、少数の友人を除いて人間関係をもつのはめんどくさいと思う傾向があるため友達は多くない。

そんな彼の座右の銘(モットー)は、「狭く深く」である。さらに言うなら「生きたいように生きる」らしい。


(俺が気に入る奴居るかな)

学校にいきクラス分けの紙を見ると、運悪く中等部のころの友達がいないっぽい。

うるさい奴と隣とかなったら嫌だ、等とぼーっとしながらブラブラ歩いているとかなり勢いよく廊下の壁にぶつかった。

「いたーい」

額をさすっていたが、さすっても治るわけでもないので再び歩き出す。

「いたーい」

またか・・・

「いたーい」

「いたーい」

「いたーい」

・・・・・・・

「いた・・・いてぇよっ!何でこんなに曲がり角多いの!?」


教室に着く迄に15回位頭をぶつけた。真っ赤になった額を押さえた。眠いし、ぼーっとする。頭いてー、と今度はしっかり歩き、しかし、行くあてもないのでブラブラする。

「あ、教室」

適当に歩いていたら教室に着いた、らしい。本当に適当に歩いていたので、いまいち実感がない。教室に着くのに実感も糞もないだろうが。今の時刻は7時半頃だろう。遅刻は8時15分からつくのだが、ほとんど、いや、全く生徒の姿は見当たらない。勿論教室には誰もいな・・・いや、いる。一人の女子が何かを一生懸命書いている。

(誰だ―――――


ズキュ――――ン


ろう?)

「あれ―――」

可愛い。一目惚れかなぁ?ロングヘアーに紫のメガネの女子。告白しちゃお。


「名前何~?」

「レナだよー」

「レナか。付き合って欲しいんだけど」

「・・・・・・・え?」

「今一目惚れしました!」

「え、あー。別にいいけど?名前何?」

「ゼロです。」

やった♪眠気何ておさらばだ。つかそんなんで良いのか?俺が言えたことじゃないが。

「じゃあ、これ手伝って」

あ、はい。そう差し出されたのは、七芒星にそれを囲む二重の線の間に複雑な紋章が書かれていた。それは紛れもなく魔法陣だった。途中だが。

「何の魔法?」

「転移魔法の改良版。距離を押さえて、連続で発動させたいんだけど、作るの初めてだから・・・」

魔法式とは星を囲む二重の線の間にある紋章のことである。一つ一つに意味があり、それを組み合わせ、魔方陣を作る。魔方陣を携帯するか、紋章全てと星の形を覚えて、それに魔力を込めて初めて魔法が使えるのだ。しかし、覚えるのは面倒なので紙や頭の中にインプット出来る印刷魔法を最初に覚えたりする。ショボイし、カッコ悪い。

「あー、これは装飾紋章(飾り)の入れ方が間違ってる。転移系は装飾紋章は十個から十五個で、転移紋章を 距離の分だけ入れて、連続発動のために魔力溜紋章(電池)を入れたら終わるよ」

ふっ、と息を吹き掛けると一瞬だけ魔方陣に光が宿った。

「あとは、印刷魔法を使って覚えて」

「す、凄い・・・。あ、ありがとー。・・・・・私が頑張った三ヶ月間はなに?・・・」

軽く仕上げを手伝ったつもりが、ものすごく驚かたので少々驚いた。最後に何かいっていたのは気のせいだろう。

「どういたしまして」

これからの学校生活、先が思いやられるぜっ(いい意味で)


と、そこで、三人組の男子が教室に入ってきた。

「おっ、先に来てるやついるじゃん。名前何て言うんだ?」

能天気そうな声で、やけに馴れ馴れしくしてきた。取り敢えず、

「表へ出ろや」

と、指の骨をならす・・・・・何てことはしないが、自己紹介でもしておこう。

「俺はゼロ。で、こっちが俺の彼女のレナ」

「どもー」

え・・・、と固まる三人組。すると先程聞いてきた。男子が口を開いた。

「俺はラシル。二人は中等部の頃から付き合ってんだよね?いいなぁ、恋愛、いいなぁ」

「「さっき付き合い始めたばっかりだけど」」

またフリーズした。

そーなるよねぇ。

「他の二人は?」

「リオです」

「サウスです」


名前を聞いてもラシルしか覚えられねぇ。ゴメン二人。どう表現すればいいんだろう、極めて普通。ものすごく普通(※大事なことなので二回言いました)。

ゴメン、と謝っていると、他のクラスメイトも来たようだ。

そう、ここから学園生活が始まる。

時間がとれないので途中までできたら投稿してます。

その場合、付け足しますので、途中で終わっていると思ったら、また同じ話読んでほしいです。

ゼロ視点です。

名前変えました。シルヴィアス→ゼロ

名前気に入っている人が万が一いたらすいません

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