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楽しいと思いたかった

作者: ひね
掲載日:2026/04/02


つまらない。

何かをつまらないと思った時が絶望なんだ。

俺は親はどうでもいいが、自分は嫌いである。まあ自業自得か、はは。

昔は親が好きであった。実際普段はとても 優しい。感情的だが、まだあまりひどく怒られたことは少なかった。

2歳から塾に入れられていた。 いろいろ怒られたことが、断片的に頭にある。 一番残っているのは、なぜか家の外に出された時のことだ。 外で泣いていたら、父が眠たそうに扉を開けて、家の中に入れてくれた。

小学校1年生の頃、初めて友達ができた。 毎朝同じ時間に会う。「毎日会うから、友達だよね」 そんな風に、少し強引に約束した記憶がある。その彼は、今のいちばんの親友だ。

小学生になったばかりの頃、もう一つ、俺がクラスの人をいじめていると言われたことがあった。 身に覚えはない。けれど、先生に怒られた。 クラスのみんなの前で、泣きながら謝った。その時、俺に冤罪をかけた奴も、今の数少ない友達の一人である。

同じ時期、もう一つ塾に入れられた。算数の塾だ。 塾長は古臭い、嫌いになりそうな人間だったと思う。 そこには同じ幼稚園の奴らがいた。 俺は三年間嘘をついて、友達のようなものを作っていた。そいつらと一緒に、よくマイペースに過ごしていた。小学3年生の頃。塾長に「塾をやめろ」と言われた。 親には小言を、耳がタコになるほど言われた。

小学4年生の頃、親に無理矢理、中学受験の塾に入れられた。 塾である程度楽しくなってきた時、成績がとても下がった。 親は俺を叩いて、殴って、怒鳴った。私はつまらないなと、罵る母の話を聞いた。

泣きながら帰宅して、家で勉強をさせられた。 ワークをしていた。わからないところがあり、解答を見ていた。 「こんなものを見るから、成績が下がるのだ」 そう言われ、解答を取り上げられた。

その翌日。 キッチンに入った時、包丁に目が止まった。 母は寝室で寝ていて、しばらくしたら仕事に行く予定だった。父はすでに仕事に行っていた。俺はこの後、おばあちゃんの家に行く予定だった。

俺は包丁を手に取り、母を見た。

キッチンから包丁を持って出ようとしたが、できなかった。 手が震えて、喉はカラカラで、妙に湿っぽくぬちゃぬちゃしていた。 俺は包丁を戻した。

その数日後、学校に行った。 朝、クラスの端に立った。みんな楽しそうであった。 俺はつまらなそうに立って、観察していた。

学校から帰った。学校から持ち帰ったパソコンを見た。 みんな楽しそうに会話していた。

俺は紐を持ち、近くのマンションの二階に行った。首を括った。

飛んだ瞬間、首に細く圧力を感じた、圧力を感じながら、今までのことを考えていた。 案外楽しかったのかもしれない。

息苦しさがひどくなった。 いじめられている時(当時はいじめと認識していなかった)でもあったため、長く首を絞められることが多かったが、その時より、窒息感を多く感じた。 だんだん視界が狭くなり、手足が震え出した、頭痛と吐き気がし出した。先ほどからしていたかもしれない。

紐がぷつんと切れた。

ああ、死に方くらい選びたいものだ。

摩擦で擦り傷ができた。血が滲んでいた、妙に明るく、鮮やかだった。美味しかった。空は水彩画のように綺麗で色彩が鮮やかだった。落下した時、足を捻った。とても痛かった。

そのまま、おばあちゃんの家に帰った。 ネットを見た。笑えたような気がする。いや、笑えてはいないな。 次は、失敗しないようにしようと思った。

数日経った。親が怒ってごめんねと謝ってきた。 その瞬間、ああと思った。死ねと言われて何も感じなかった。のに面倒だと思った、

しばらく経って、受験に合格した。 中学受験のために塾に行っていた。 しばらく毎日、学校の友達と遊んだ。普通はこんな生活なのかと思った。 友達がゲームをし出した。俺も参加した。 うちはゲーム禁止の家だ。話題でよく困ったことを思い出した。その後、ばあちゃんの家に帰って、ネットをいじった。 気づいたら、親が迎えにきた。

入学式、 中学校には、同じ学校の人は来なかった。

中学校に入ってしばらく経った。 私は人との関わり方がよくわからなかった、わりと酷いことはあんまりなかった。

中学生になって、結構最初の方に親が陰謀論にハマった。 めんどかった。 最終的に仏教に落ち着いたため、あまり怒らなくなった、心底どうでもよかった。いちいち助ける義理もなかったため、こちらに実害がなければ良いと思った。

中学校に入ってテストはそこまでできなかった。 親には、「今まで一位だったのに、って思ってるでしょ」と言われ、「うん」と言った。 実際は入る前から覚悟はしていたが、面倒なので放置した。その後、親に塾に入れてと言った。 親は仏教にハマりあまり俺を叩かなくなった。 喜ばしいが、今まで怒られた後は成績は必ず上がっていたのに、上がらなくなったためだ。 塾に入り、怒られることで、成績を伸ばそうと考えた。 愚策だと分かるのは後だ。

中2になった。 私はお世辞にも性格がいいと言えるキャラではなかった、周りの人は、、 また、中1から同じクラスの人には、なぜかとても好かれ出した。 変だなぁ、と思った。テストが来た。成績は 三回目で下がった。 親は「塾に入れてるのに」と、俺を罵った。 「塾は五万もかかるんだ。それでどれだけものが買えるか」 「塾に入れば、成績伸びると思ったんだろ」 などと言われた。しかし、叩かれなかった。俺は驚いた。

また、その中で、「遊んで、⚪︎⚪︎大学(県内)に行って教師になるか、頑張って、他の他県の大学に行くか」と言われた。

後日また、母は謝ってきた。 しかし、「でも成績が下がったのはあなたのせいだし、五万は大きいよ?」と言われた。

親に謝られた時、塾に入ったことは愚策だと思った。 後悔は特になかった。

数日経った。 深夜、寝る前に考え事をした。 今までの辛いことを思い出した。 涙が出た。気持ち悪かった、だけど何か、希薄になった、 その後、俺は疲れているのかと思い、寝ることにした。

ある日、学校が終わった。 何の気なしに、学校の近くのマンションに目が止まった。 階段を登って、最上階に来た。四階だ。 柵に足をかけた。 吐き気がして、気持ち悪かった。そのまま仲の良い人と昼飯を食べた、美味しかった。みんな楽しそうだった。

数日後、久しぶりに小学校からの友達に会いに行った。 世界に四人しかいない、俺の友達の一人である。

楽しかった。 いろいろ、相談しようかと思い、やめた。

帰って、ネットをいじって、小説を、読んだ、自分の話を書こうと、書いている。

案外楽しかった人生だったかもしれない。

いや、やはりつまらないな。


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