好きな歌をうまく歌いたい〜無理を感じさせないような歌い方〜
好きな歌を真似して歌うと、
こんな感覚になりやすい。
・少し不自然
・プロと違う感じ
・高い音で差が出る
これはセンスの問題ではない。
体の中で働いている要素が大きい
■ 歌は「いくつかの要素が重なって」できている
・音程(高さ)
・リズム(長さ)
・息の太さ(支え)
・声の動き(揺れ・入り・抜き)
プロの歌は、これらがきれいな順番で積み重なっている。
■ 真似たときに起きやすいズレ
好きな歌を聴くと、耳に入りやすいのは声の動きや表情。
そのため、高さよりも先に「動き」を真似しやすい。
すると、体の中では、
息の流れが変わる
声の重さが変わる
高さの位置が動きやすくなる
この状態で音程を合わせようとすると、
高さが少しずつ揺れやすい。
結果として、プロの音と距離が生まれやすくなる。
■ 高い音で差が出る理由
高い音は、息の支えと声の重さがより必要になる場所。
ここで、
・息が細くなる
・声が軽くなる
この変化が起きると、高さが保ちにくくなる。
その上に声の動きが加わると、揺れが聞こえやすくなる。
高音は、歌の土台がはっきり現れる場所。
■ 自然に近づくための積み方
プロの歌に近づくためには、
これらの要素を積む。
① 高さ(音程)
② 長さ(リズム)
③ 息の太さ(支え)
④ 声の動き(表情)
この要素を重ねると、高さが安定したまま、歌らしさが増えていく。
■ ステップ練習
好きな曲のサビから1行だけ選ぶ。
ステップ1
小さめの声で高さだけ合わせる
→ 声の動きは入れず、
→ 音の位置をそろえる。
ステップ2
同じ高さで伸ばす長さを合わせる
→ 語尾まで同じ高さを保つ。
ステップ3
同じ高さと長さで
息の太さを少しだけ変える
→ 声の芯を保ったまま、
→ 強さだけを調整。
ステップ4
最後に声の動きを少し加える
揺れや入りを、 高さが安定したまま乗せる。
■ 1分ミニ練習
同じ1行を3回歌う。
1回目:高さ
2回目:高さ+長さ
3回目:高さ+長さ+息の太さ
これで、歌の土台を鍛える
■ まとめ
歌は
高さ → 長さ → 息 → 動き
の順で組み立てられる。




