表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したので選んだら神様になりました  作者: ユリウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/29

ジョナサン=ダスマルク=へパーソン=ウィングランド

 数日後、今俺は、教会の集会所で子供たちと一緒に魔法の勉強をしている。


 あれから家に帰ると、知らせを聞いた母が泣きそうな顔でなにがなんだか、という顔を


して、えっ勇者。とかつぶやいてたな。


お父さんは困った顔で、こんな能力が出るとは思っても見なかった。


 伝説の勇者様と同じ能力だそうだ。と新手の情報でしょうか。


もっと早くから教えていただけませんか。


 妹だけはお兄ちゃんすごい、と言って嬉しそうにしていたが。


 すぐに家族会議が始まったのだが、朝の光魔法の柱を見た人がいるらしく、すぐに俺と


いう事にされてしまった。照れる。そして、不味い。


 とりあえず、まだ6歳だし、変に思われるので違うと言ったが、お父さんはじっと見つ


めていた。


 その後の食事は、味がしなかった。


 それから数日、家の外が騒がしかったが、村の会議も開かれたようで、勇者祭や降臨祭


とかに変わってお祭りが開かれた。


 こうして町は数日お祭り騒ぎで遠方からも人が押し寄せた。


 あの光の柱が立った場所に一日にして大木ができた。村では“守木”としてまつられて


いる。


 そしてあの日から5日後。俺は教会で、子供たちと魔法の勉強をしている。


魔法史や独特の呪文、薬草の煎じ方などだ。


 学校は8歳からふもとの学校に通い、15歳で王都の学校に通う。


この世界では魔法は、精霊に制限されているらしい。精霊から授かる意識どおりに、言霊


を発すると、十倍の威力を発揮できるとか。俺は女神さまに授かったようだが。


 ルールはあるが、平民でも魔法を使っていいのは、王室の為に魔法でつくせよ。という


ことらしい。魔法を勝手に使うものは、兵を持って対処するとのことだが、


忠義と命を懸けるものは重宝するというのは信仰もあって手厚い保障がされている。


 あとは、この国の歴史とかだ。



 初代の国王は、ジョナサン=ダスマルク=ヘパーソン=ウィングランドという国王だ。


 隣国のリッビドルク王国の初代国王のフレイの息子が建てた国だ。


 リッビドルクは神々からこの世界を与えられたフレイが継承した時に建てた国で、最初


は神物主義の国を作ろうとしたらしい。


 フレイを拝めば、よく働くし、それで国が回るというものだ。


 しかし、働いていた人間達は、好き勝手をし始めて国は荒れ、争いを嫌った民から領地


は分断され、北の一角を治めるだけになった。


 フレイは、よく戦争を行っていたらしいが、ダスマルク王は治政においても戦争におい


ても武勲を立て、よく助けた。ダスマルク王は、第二皇子だったが頂いた報酬の土地は、


第一皇子や第三皇子にも領地を供与して、王統教育の一環として政治を執り行うようにと


のことだった。


 第一皇子はエドワード、第三皇子はスレイヨという。



 三人の兄弟仲は良かったが、ある日、フレイが統治を担わせるにあたって、フレイが出


した青年の課題について意見が割れた。そのことで兄弟は疎遠になった。


 その時のフレイが出した課題が、人格なき統治だ。この統治が生じたときどうするか、


というものだった。


 人格なき統治とは、人間の意思や判断を介さず、従来の統治は、人間の判断・不服従・


嘘なども含めて成り立っていたが、「人格なき統治」ではそれらが排除され、AIや制度で


完全に合理的・自動的な社会運営が目指す統治である。


 この時代にはAIなどないが、制度やしきたり、金銭的な慣習などがそうなる要素を含む。


 一番上の兄は、宗教的な考えを使って、国民のイデオロギーや人の格差を求める心が、


それに基づく生活は、人々の営みや社会活動を一定の下に運営して、一定の結果を出し、


宗教的価値を加え、一定の新たな価値を出して、既存の安寧へと帰責すると考え、


 生活は進んでいくが文化は変わらない、というものだった。


 三番目の弟は、世の中の代表を政治の代表以外に会社として考えればいい、


代表を会社として、その会社が失敗や不作為は、会社を中心とした社会で補っていければ


いいという考えで、国民がする借金を国が返済する形で、国債というものを作ろうという


共同資産を作る。豊かになった者が、下の者を潤すというものだった。


 ダスマルク王の統治は、下の者が統治した事を上の者にあげ、統治者が決定したことを


「文化ある営み」によって個人の利益を出したとき、既存の利益を分け合えて、欠陥を出


さないためには、新しい利益を獲得するのは、「一定の労働」というものが、一定の労働


力と結果から、質が稼働力と需要を満たすほど、制度と機械的に行うような、人格なき


統治があったとしても、人間が運用して進める形になり、人間の判断・嘘・誤報情報など


を人間の視点から判断する。制度としきたりだけでは、多くの人格なき統治もあり得ると


いうことから、「見定める」だけでなく「見極める」ことで、その表れたことが害をなさ


ないうちに、適切に処理をして、それを排除していこうというものだった。


 それはフレイの怒りにもふれ、しばらくの間、国を追われ、ダスマルク王国を建てた。


神父さんからはそれ以上は詳しく教えてもらえなかった。


 フレイは、神が統治をおこなうべきである、人間が足りない頭、能力で統治するから、


習慣・惰性で人格なき統治ができるのだ。これが起こっている前提で統治させるようにし


なければならないのだ、という事だった。


 ダスマルク王の考えでわかったのは、人が一つの事を行っただけで、様々な事や影響が


起こるのは、人という時から潜在的にも他者と関わり、つながりや結果が人たらしめると


帰責し達成感や報酬だけでなく行われたことを認識するところから統治者の意思を汲み、


従っているというものだった。


 後の伝記でもあるのだが、人間同士の善意や接触・交流が、社会を良い方向へと導く、


と演説していて、個人が動くことに周囲の人々が対応して、という形ではあるが人と人と


が接する事において、善と捉えた接触を社会で良い方向に進め、傍観も欠点も補って社会


が進み、人が進んでいくという事だ。


 それを人が行っているならば、一つの行動と結果において、責任を取ると考えるべきで


ある。手探りで決めて事を行う以上適切かと思ったが、神話によると兄弟で意見が違い、


親であるフレイを怒らせたのか。王家の話は気になるが、そんなことを気にする6歳児は


いない。諦めて、神父さんの教えを聞く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ