魔法の錬成
父さんは、
「魔法の講義で、魔力が生命の維持や物質化すると、鋼よりも硬くなるとか。
実践的な攻撃魔法は中級まで。補助魔法とかを覚えられるようになればいい。
人に向かって打ってはいけないよ。
後は祝福の啓示だ。6歳になれば啓示を受けて、精霊魔法かスキルを扱えるようになる
から魔法を発現するようになる。それで魔法を使えるようになり、意思の行使で効果を大
きくするところまでできないとな。」
と説明した。
母さんがそこで、
「お父さんは昔、冒険者だったから五属性くらい使えるのよ。」
と誇らしげに言った。
俺は思わず、
「へー、それってすごいの?」
俺が聞くと、
「普通の人は3属性くらいだ。父さんは、剣の腕がそこそこあったから、生き残っただけ
だよ。人間が祝福の啓示で使えるようになる魔法は、五大属性魔法に光、闇の属性がある
し、強化魔法として精霊を強くさせる力や、スキルを得て、時間を戻したりする力を持っ
た人も過去にはいた。
それらの力は教会と国に管理される。日常生活の中では、魔法などを使ってもいい事に
なっている。
自分の魔力が、精霊魔法が一定程度は使える魔力量と、女神様から授かった祝福の力が
あれば、近衛騎士団や魔法高官になる道もある。」
父さんは、
「僕の光魔法でも、弱い魔物は倒せるけど。本当に強い魔物は無理だろうな。
お前は、教会に行って、魔法の使い方を学ぶんだ。」
教会は神父さんと村のシスターが務めている。
きさくな神父さんだ。魔法を使う心構えとか教えてくれそうだ。
どっちかというと眠たいが。
俺は魔法は本当は使えるが、この年頃の子供たちは魔法が使えても、威力が小さいので
大きな威力の魔法や魔術が使えるのはおかしい。もめ事にならないために、人前では使わ
ないようにしている。
今までは親たちの言葉を聞いて、マネをして使えるようになった。
両親に魔法の事をたずねても教えてくれなかった。
これからは勉強して、魔法を覚えるのか。
夕食を終え、魔力錬成をしようと部屋に戻る。
部屋に戻ると、体に力を込めて魔力を流す。
この世界では、魔法を魔力という体内に流れる気を集めて、それを外へと出すというも
のがある。きれいなものが血の流れを押し上げていく感じ。
魔物を臆することなく倒すために、力を込める。そして、念じると力がイメージ出来て
いるという状態にする。体の中を魔力が満ちている感覚が通っている。魔力が高まってき
たのかな、と思ったので、
「光よ 小さく灯れ」
光の玉が数個表れた。
光の玉をふわふわと浮遊させ、上へと念じ、天井に設置する。
こうして、弱めの魔法を出すことができる。操作もできるようになったのだ。
そして楽しみな女神からの祝福の啓示だ。この世界では、魔法の適性などを調べるのは
教会なのだが、各町で6歳ごろに女神の啓示として、自分の魔力と適性はどのような特徴
があるのかを示してもらう。
その後に、女神の祝福という女神フレイから特別な能力を与えられるといわれる儀式が
ある。いろいろなチートがこれで貰える、ギフトというわけだ。
そこで女神と話していた時、自分が光魔法をお願いしたな。と思い出し、光魔法を使おう
と思い出す。
啓示の日は3日後だったか。明日は森の秘密の場所で他の属性の魔法を確認しよう。
あの日、火魔法が使えた時から毎日火炎魔法の練習をした。
家にある蔵書を調べて読めたところから使えるまでになったのは水魔法と土魔法だった。
風属性と光属性は文章はまだ読めなかった。闇魔法については厳重な縛りがあり、子供
の自分では開けられなかった。
火属性の成果はなかなかで、魔法で発生した焦点から周囲3mは、炎が飲み込むくらい
の威力が出せるようになった。
うーん、これから勉強か。勉強はな、要領よくやればそこそこ取れるくらいの成績だった
し、予習とか真面目にやらないとな。
勉強か懐かしいな。




