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異世界転生したので選んだら神様になりました  作者: ユリウス


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ごちそう

二人もついて来ようとしたが、警務官が引き留めていた。


「えらいね。」


 店のおばちゃんは、人にあげるからほうれん草炒めの皿二つ、と頼んだらチキン付きで


もう一皿追加してくれた。


得しちゃったな。そう思って急いで戻ると、二人がほころんで迎えてくれた。


「まあ、これが市場のごちそうですか。おいしそうですね。」


「市場で頂いたことはありますが、これは脂がのってそうですね。」


二人ともつかみはいい感じだ。


「ありがとう、アルス。」


リサがいう。


「ありがとう、アルス様。」


シルベーヌもお礼を言う。


「さあ、この料理を口にしてみてください。」


二人に皿を渡すと、二人はフォークを持って、料理を口に運ぶ。


「美味しいです。油がのっていますね。」


「ソースが鶏肉とよく合います。美味しいですわ。」


宮殿料理を食べ慣れているだろうから、美味しいと言ってもらえるか不安だったが美味し


いと言ってもらえて純粋に嬉しかった。


リサが、


「わざわざ買ってきてくれてありがとうございます。」


と、微笑んだ。


 どきっとしたが、お構いなくと言った。


 そして、談笑しながら三人で食べていると、真っ青な顔をした従者がやって来た。


「王女様大丈夫ですか。賊はこちらの男か。」


「いえ。こちらは助けてくださった方です。襲った男は警務隊が連れていきました。この


人が襲ったなんてとんでもない。」


「警備員が、食事がしたいなら一流レストランで食事させると言っていたので、お断りし


助けていただいた方と遅めの朝食を食べていたところです。」


丁度そのとき時報の鐘が鳴った。


8時か。もう食べ終わったが、学校に行かないといけない時刻だな。


そう思っていると、


「王女様、どうしてこんな事に。」


従者の人が到着した。


 三人で話していたが、王女も男の到着に気づいてそちらに向くと


「ご苦労様。少し諍いに巻き込まれまして。こちらは救っていただいた方。


『聖光のアルス』様よ。」


従者は、金髪の西洋人という顔をした男で、ジロッとこちらを睨みつけるが、お嬢様二人


になんて顔をしているんだと注意されている。


「勇猛果敢に賊を一撃。静止も聞かず卑猥な言葉を放つ男に必要な裁きを下したまで。」


「朝食を食べていないと言ったら、すぐに料理を用意してくださったので、こうして団欒


をしていました。たしかに朝食は食べないと言いましたが、助けられたお礼に朝食を共に


していたのに、あなたのその顔は失礼ではありませんか。」


 二人にピシャっと言われ、従者は肩を縮こませていた。


大人としてむず痒く感じる。二人は生粋の貴族なんだな。と感じていた。


シルベーヌは着替えに行った。


 俺はあせっていただけだが、彼女らに心配してるだけなんだし、宿を抜けて心配してい


たんだから。と伝えると


「アルス様がそういうなら。いいこと、この方は『聖光のアルス』10年後には不穏な動


きを見せている魔王を倒す伝説の勇者になられる方よ。」


 大きな声でそう宣言すると、聴衆がどよめき、あの聖光のアルス、などと声が聞こえて


くる。


東日本大震災で被害に遭われた方に哀悼の意を表します。

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