表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したので選んだら神様になりました  作者: ユリウス


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/29

マイアの宣託1

 座学が終わると、魔法の授業だ。


この前は、皆が期待の目で僕を見てスゴイんだって、とささやかれている中で、小さな的


を一発で当てたら拍手喝采。なぜ、そんなに盛り上がるの。とこっちは思っていた。


神父さんが、


「アルス君は火、水、土、光の四属性に適応が見られます。皆さんと同じところから魔法


を学びますので、魔王を倒す人などとプレッシャーを与えないように。」


すげー、歓声が上がる、四属性って普通より1多いだけだよね。


 用意された的を3m離れた所から軽く撃ってみる。みんなの羨望の目が自分に向かって


いるが気にせず撃つ。ちょうどいい大きさが出て、的を射抜く。


「ウォーターアロー。」「ウィンド・バインド。」「ソリッド・アンク。」


 まず、三属性を撃ってみた。魔力を抑えめにして、か細くなるイメージで出してみた。


結果は成功で的に穴を開けるだけだった。精霊の力を借りるイメージはしているが、あふ


れ出てくる水を無理やり押さえつけているイメージだ。これも訓練。こうして実際は大し


たことはないですよ。と見せなければならない。


 そして、光魔法を使う。


「シャイン・アロー。」


 この的だけ、切り株の上に立てられていたのだが的に当たった瞬間に光りだし、切り株


から大木が生えていた。根元から木が前と同じように生えている。

 

 はっ、どんな不可思議現象が起こったんだと思ったが、なにか言う前に、


「素晴らしい。」


「すごーい。」の大合唱。


「これが選ばれた力。魔王アクドを倒すとき。」


もうこの町で普通に生きていける余地はない。悟った瞬間、


「マイア。」


頭の中で精霊を呼ぶ。


「私は光の精霊です。あなたがこれを制御できないから、当たった部分から聖エネルギーが


命を育んだのでしょう。」


マイアが答える。


精霊とは精神を通じて、コンタクト出来るのだ。


俺は、


「威力がでかいだけならまだしも、木が生えるってなんだよ。」


マイアは平然と、言った。


「知らないのですか。 聖エネルギーが強い事と神聖魔法の効力が強ければ、魔法使いと


して魔法をかける時、回復魔法と同じ組成構図で命を与えることができる。ただし、とん


でもない魔力が要りますが。」


「そんな強すぎる力をもらったのかよ。自分で強くなるとかじゃないのか。」


「自分で強くなるから、光魔法ならそこの森を消し飛ばし、新たに木を生やすぐらいの事


ができる。恵沢は光魔法ですが、他の属性魔法も高ランクの魔法を使うために下地になり


ます。あなたは精霊と同じくらいの魔力量はありますし。」


「精霊と同じくらいの魔力量だと。」


これは驚いた。精霊はこの世界の民をすべて管理しているわけだが、一人の精霊をとって


もこの星の命と同じくらい魔力量を持つとされている。なんでそんな強い力を、とは思う


が、この世界を救うためなんだと納得する。


「あなたは、魔王を倒すためこの世界に呼ばれ、力を与えてもらったのでしょう。まず、


魔王を倒す目的があるのですからしっかり強くなり、扱い方を覚えないといけません。


 あなたを鍛え直さないといけませんね。世界の危機を救うため、あなたの強さが


一定の基準に達しなければ、世界は滅亡の危機に至るでしょう。」


 不穏な事を言う女神をジッと見つめるものの、この数日マイアに転生した事や力を与え


てもらった事を報告して、逆に女神に、


「魔王については、また大きくなった頃に話すことになりますが、この世界の悪人は他に


もいます。そういう者たちを成敗しなければなりません。」


 それを行う覚悟があるのか?と問われ、もちろんと返事をしたのだが、悪人を倒すこと


だけ考えているのでは任せられない。と言われてしまった。


 なかなか厳しいな。力を与えてもらったから魔王を倒しておしまい、ではないらしい。


「魔王を倒すため頑張るよ。」


 と伝えてマイアとの交信を終え、壊れた的を掃除してさっさと済ませた。周りの人には


精霊の力がまだ制御できなくて、と言っておいた。


 講師の人からは、女神様に力を貸してもらえれば、得意な属性でなくても、木が燃える


くらいの威力になるからちゃんとお願いして気の制御をするんだ。


と教えてもらった。


 はい、ちゃんとします。と返事したものの、精霊の力を借りなくても、木も燃やせて、


攻撃面でも、ボアドッグスとの戦いで、回復されてしまったが、当たれば肉をえぐり、ダ


イナマイトほどの爆発は、起こったはずなんだが。


 そんな目先の事より、確かに威力を強くして、効果を発揮しなければならないのかも。


その後の事だが、練習は重ねていたので、小学校に通っている間に大岩に火球で穴を開け


られるようになった。

 


 朝の日が登る前は、親に武術の訓練をしてもらう。


「ここで急所狙いか。なかなか筋がいいが、ここまで踏み込むと当たりづらい。


 手を合わせてバランスを崩すんだ。」


「はい。」


「俺に一撃を入れてみろ。」


そう言って、高速の斬撃が八方から来るのだ。これで何個もたんこぶを作った。


父さんの斬撃を殺さず、抵抗を加えられないようにこちらの斬撃を加え、こちらも反撃し


て面へと振り下ろす。


 一撃が当たるかと思ったが、よけられてしまった。まだ、全然勝てない。


父さんが稽古をつけてくれるのでなかなか武術のセンスも上がった感じだ。


「基礎はもうマスターしてる。のみ込みが早いな。もう、当たらなかった。」


一息つくことになり、父さんも


「毎日は、稽古を付けなくていいな。」


と安心した様子だ。週に2回ほど稽古を付けてもらうことになり、実践格闘以外は基礎練


で体のバランスを作っていく話になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ