チェケナ:再びゴブリン
コボルト怪我なく倒せてよかったよ。酒場での談笑は楽しかった。今日はゴブリン討伐だ。じっくりいこうや。
起床。リビングに行くと食事ができている。ウインナーにパン。挟んで食べていく。
「チェケナベイベー」
「あぁ。ごめんな。今日は行けないんだ」
「チェケナ」
「明日は参加できると思うよ」
「ベイベー」
「わかったよ。楽しみにしてる」
終え、冒険者ギルドへ。ウタロがいた。依頼板を見る。ゴブリン討伐。コボルト討伐。お店のお手伝い。庭掃除。などなど。ゴブリン討伐の依頼紙を取りカウンターへ。受付嬢。
「ゴブリン討伐ですね。いってらっしゃいませ」
「チェケナベイベー」
「はい。お待ちしております」
なにが勿論かって言うと無事に帰ってくるよってことだ。伝わったかな。北の森へ。着いた。進んでいく。ゴブリン5体だ。俺が連続で喉を掻っ切っていく。3体撃破だ。手応えアリ。手汗が滲み出てくる。残りの2体はウタロの斬撃で処理された。討伐証明の耳を回収する。
更に進んでいくとゴブリン8体の群れだ。慎重に近づいて喉を掻っ切る。1体撃破。ウタロの宙を舞う連撃。4体もっていく。残り3体だ。こちらに気づき威嚇してくる。爪引っ掻きを繰り出してきた。それを間一髪で避ける俺。かっこいい。続けて体当たりしてきた。受け止め喉を掻っ切る。ウタロの斬撃2体撃破。討伐証明の耳を回収する。
もっと進んでいく。ゴブリン2体だ。気づかれていない。好機だ。俺が近づいて喉を掻っ切る。もう1体はウタロが処理した。討伐証明の耳を回収する。
続けて現れるゴブリン5体。俺が連続で喉を掻っ切っていく。2体撃破。ウタロの斬撃。2体撃破。残り1体だ。俺の斬撃。喉元を捉える。よしよし。練習の成果が出ている。満足だ。
「この辺にしとくか」
「チェケナ」
「だな。大分倒せただろう」
「チェケナベイベー」
森を出る。それなりの距離。冒険者ギルドへ。扉を開き中へ。カウンター。討伐証明を並べていく。受付嬢。
「お疲れ様です。ゴブリン20体ですね。合計で1000チェケです。お納め下さい」
2人分割。1人500チェケだ。俺の所持金が998チェケになる。酒場へ。酒のビールと枝豆を注文しつつ座る。あっ。ジェイも来た。座る。ビールと枝豆を追加注文。酒場娘。
「いつもご贔屓にどうも」
「あぁ。疲れた身体にここのビールが効くんだよな」
「それわかります。ジェイは今日なにしてたんですか」
「友人のお手伝いだよ。何時間もかかったよ」
「それはお疲れ様。乾杯」
「乾杯」
「チェケナ!!!」
「ゴブリン討伐どうだったんだ」
「20体やりましたよ。1000チェケです」
「20体かぁ。結構やったねぇ」
「無事で怪我することもありませんでした」
「チェケナベイベー」
「チェケナベイベーさんもよく頑張ったな」
「チェケナベイベーさんって長いよね。チェケナさん辺りにしとく?」
「そうだな。チェケナ。よろしくな」
「しっくりくるな」
「チェケナベイベー」
「それでいいか。助かる」
「チェケナチェケナ」
ジェイの奢り。夕時。ウタロと別れ。ジェイのお家へ。食事までにまだ時間がある。中庭で素振りしよう。大切なトレーニングだ。
数時間後。呼んでくれる。食事の豚肉野菜炒めにスープだ。それらを口に入れながら。
「明日はなにするんだ」
「チェケナチェケナ」
「なになに。お店のお手伝いがしたいと。いいんじゃないか」
「チェケナ」
「あぁ。終わったら酒場で会おう」
「ベイベー」
「酒のビール。楽しみだよなぁ。効くんだな。それが」
「チェケナチェケナ」
「俺はなにしようかな。ウタロとゴブリン討伐とかするか」
「チェケナチェケナベイベー」
「あぁ。そうするよ」
「チェケナチェケナ」
「ダンジョンとかはないって?この村にはないよ」
「チェケナ」
「残念か。ダンジョン行きたいなら北の森を抜けた港町チェニス辺りがいいんじゃないか」
「チェケナ」
「移動を考えるか。致し方ないか。ダンジョンは皆の憧れだからな」
「チェケナ」
「明後日行くって?俺はついていけないよ」
「チェケナ......」
「この村がしっくりくるんだ。ごめんな。そうだ。ウタロを誘ってみたらどうだ」
「チェケナベイベーベイベー」
「そうか。そうしてみろ」
終え、部屋へ。身体と顔を拭きベットに入る。明日はお店のお手伝いかな。依頼が出てればいいけど。ウタロにも話したいことができた。そう思いながら眠りについた。おやすみなさい。
チェケナベイベー。