チェケナ:庭掃除
薬草採取。なに事もなく上手くいってよかった。ウタロの連撃すごかったなぁ。絶対に真似できない。ジェイの剣の腕も中々だった。
起床。リビングへ。食事が用意されている。トマトスープとパンだ。それらを口に入れながら。
「今日は......庭掃除だったな」
「チェケナベイベー」
「依頼あるといいな」
「チェケナ」
「まぁ。なくても別の依頼があるんだけどね」
「チェケナベイベーチェケナ」
「うん?なかったら討伐依頼がいいって」
「チェケナ」
「そうしようか」
家を後にし、冒険者ギルドへ。依頼板の確認。ゴブリン討伐。コボルト討伐。お店のお手伝い。庭掃除。あった。庭掃除の依頼紙を取りカウンターへ持っていくと対応してくれる。
「庭掃除ですね。かしこまりました」
ハンコが押される。
「チェケナ」
そこにウタロがやってくる。
「今日はなんの依頼受けたんだ。どれどれ。庭掃除か。いいな。俺も行こう」
「チェケナ!!!」
「そんなに嬉しいか。行く甲斐があるねぇ」
「全くだな」
冒険者ギルドを出て歩く事。数分。着いた。ドアをトントンと叩く。するとお爺さんが出て中へ通してくれる。中庭へ案内。確かに草が沢山生え、井戸はカビが付いている。さぁ。早速掃除だ。磨く。磨く。磨く。抜く。抜く。抜く。の数時間にも及んだ。感謝されハンコを押される。後にした。冒険者ギルドに戻り依頼達成の報告をする。1人50チェケだ。俺の所持金が315チェケになる。
後にし酒場へ。酒のビールとつまみの枝豆を頼みつつ座る。数分後もってきてくれる。
「乾杯」
「乾杯」
「チェケナ!!!」
「庭掃除大変だったけどお爺さんの笑顔が見れてよかったよ」
「それもそうだな。またあればやりたいな」
「チェケナベイベー」
「明日はどうするって」
「討伐依頼だな」
「まぁ。このパーティーならなんの問題もないだろう」
「それもそうですね。ゴブリンですか。コボルトですか」
「コボルトやるか」
「OKだ。明日冒険者ギルド集合な」
「チェケナベイベー」
「まだなにかあるのか」
「チェケナチェケナ」
「あー。コボルトはチェケナベイベーさんも苦手だろうよ」
「怪我負わされたしな」
「今度は遅れを取りませんよ」
「ははは」
ジェイの奢り。酒場を後にした。ウタロと別れジェイの家へ。食事の準備をするからと先に入っていった。俺がやるのはもちろん。剣の素振りだ。鍛錬は大事だ。今度はコボルトなぞに遅れを取ってなるものか。
呼ばれる。食事。骨付きチキンとスープだ。それらを口にしながら。ジェイも座る。
「明日はコボルト討伐だな」
「チェケナベイベー」
「今度は遅れを取らないって?やる気満々だな」
「チェケナチェケナ」
「まぁ。ウタロの剣技には負けるだろうけどな」
「チェケナ」
「ははは」
「チェケナベイベーベイベー」
「明日。俺も来るかって?もちろんだ」
「チェケナベイベー」
「明日は負けないぞー」
「チェケナチェケナ」
終え、部屋へ。身体と顔を拭きベットへ。明日は怪我を負わされた相手との再戦だ。気合いが入る。と思いながら眠りについた。
チェケナベイベー。