チェケナ:魔王討伐
昨日はラビット倒したりと楽だった。北街ライギン行こうかと思ったがやめた。魔王の場所が割れているからだ。まずはチェニスへ戻ろう。
起床。大広間へ。メリルとレイナがいた。隣に座る。
「チェケナ」
「ライギン行きはやめようかって?いきなりどうして」
「チェケナチェケナ」
「魔王の場所が割れていると」
「チェケナ」
「ずっと南ですね」
「チェケナベイベー」
出発。チェニス行きの船を発見。1人200チェケ。合計600チェケだ。俺の所持金が9628チェケになる。船に乗り込む。揺られながら出航。2〜3時間の旅路だ。着いた。降りる。ここからは徒歩だ。歩きハジマリへ。更に南を目指す。魔族領に到着する。進んで行く。魔物が現れた。ローズドラゴンだ。
剣を抜き斬りかかる。撃破だ。そのまま進んで行く。魔王城へと到着だ。中へと入っていく。1階2階3階と登っていき。なにもいないのは何故だ。魔王のいる所に到着する。
「なにやつだ」
「チェケナベイベー」
「俺を倒しに来たと」
「チェケナチェケナ」
「平和の為なら喜んで死のう」
「チェケナ」
「いいってことよ」
剣を心臓に突き立てる。しゅわしゅわと散っていく。撃破だ。すると俺に光が。これで長い旅も終わりか。
「チェケナどうしたんですか」
「その光は」
「チェケナチェケナベイベー」
「お別れなんですか。そんな」
「チェケナチェケナチェケナ」
「うわあああん」
「泣かないでください。私も寂しいです。でも魔王討伐おめでとう......ございます」
光はだんだん強くなり。消えた。暗転。ベットから降りる。
「あーあー。喋れるぞ。感動だ」
静かな部屋。帰ってきたんだな。と安堵する。これからどうしようか。まぁバイト先でも見つけるか。それがいい。それでいいんだ。
求人広告を見ながら。あれ。涙が。メリル。レイナありがとう。いなかったらどうなってたことか。取り残しちゃってごめんな。ごめん。
とりあえず家に帰る。俺ニートだな。どうやって暮らしてたんだっけ。わからないや。
まぁいい。これで物語は終わりだ。
チェケナベイベーってな。
終わり。




