チェケナ:商業ギルド職員護衛
ドラゴン。時間はかかったものの倒せた。他のモンスターも同様。怪我もなく良かったよ。今日はどうしようか。商業ギルドから呼ばれたりして。楽しみだ。
起床。大広間へ。メリルとレイナがいた。隣に座る。暫くして食事。野菜炒めにコーンスープだ。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。食べ終わり一服の茶。扉が勢いよく開く。人が10人ぞろぞろと入ってきた。要件はどうせ護衛だろう。そう思いながら。
「ドラゴンを倒した者はいるか」
「チェケナ」
「お主か。良ければドラゴンのところまで護衛を頼みたいんだが大丈夫か」
「チェケナチェケナベイベー」
「申し遅れた。私は商業ギルドマスターのイズだ。よろしく頼む」
「チェケナベイベー」
「引き受けてくれるか。良かった。他の冒険者には頼めないからな」
「なんでですか」
「それは簡単だ。倒した者に失礼だろう」
「納得です」
「では。向かおうか」
宿屋コリアを出て北の森へ。着いた。ぞろぞろと入っていく。スライム10体のお出ましだ。職員達が俺達の後ろに。斬りかかる。十字払い。水平斬り。回転斬りと4体もっていく。ヘイトを取るレイナ。ぽよんぽよんと体当たりしていく。受け止める。メリルの矢コアを捉えた。更に俺が斬りかかる。斬り上げ斬り下ろし回転斬りと3体もっていった。メリルの矢。2体のコアを射抜く。討伐証明のコアを回収する。
「おお。お見事」
「魅せてくれますねぇ」
「じゃあ他のモンスターも」
「やりますねぇ」
「なにやってるんでしょうか。謎です」
イズ。
「まぁ気になさるな。いつもの事だ」
「チェケナチェケナ」
「チェケナさんでいいか。チェケナベイベーは長い」
「チェケナ」
「ありがとう。さぁ進もう」
ドラゴンの元へ着いた。素材回収に取り掛かる職員達。血。鱗。爪。肉。と剥いでいく。手際がいい。終わるまで数時間にも及んだ。終わり。戻ってくる。
「これで終わりです。ありがとうございました」
「帰り道も護衛頼みますよ」
「もちろんです」
「チェケナ」
森を抜け。商業ギルドへ。着いた。扉を開ける。カウンター。受付嬢。
「ドラゴンの素材。計6000チェケで買い取らせてもらう事が決まりました。どうぞ。お納め下さい」
俺の所持金が11678チェケになる。素晴らしい。暫くは困らないだろう。続いて冒険者ギルドにも寄る。受付嬢。
「お疲れ様です。スライム10体。1000チェケです。お納め下さい」
俺の所持金が12678チェケになる。
「市場行きませんか。矢が足りなくなってきました」
「チェケナ」
「ありがとうございます」
冒険者ギルドを後に市場へと向かう。武器屋。矢のセットを購入。600チェケだ。俺の所持金が12078チェケになる。服屋も行こう。着いた。レイナに新しいのを買ってあげたい。キャッキャと嬉しそうな2人。選んだのは薄緑のワンピースだ。購入する。800チェケだ。俺の所持金が11278チェケになる。
「ありがとうございます」
「レイナ。似合ってますよ」
着ていたのは手さげ袋に。市場散策だ。しばらく見まくってから酒場へと向かった。酒のビールとつまみの枝豆を頼み座る。
「チェケナ!!!」
「「乾杯」」
「随分と稼げたんじゃないですか」
「チェケナベイベー」
「ですよね。ドラゴンの素材は凄い」
「チェケナチェケナ」
「ダンジョンはないですし。ここにはもう用はないのでは」
「チェケナチェケナ」
「移動考えますか」
「チェケナチェケナベイベー」
レイナが近くの客へ声をかける。
「なんだい。奴隷か。誰がご主人なんだ」
指を指すレイナ。
「チェケナ」
「不思議と伝わってくるな。でなんの用なんだ」
「他の街。知りたくて声をかけさせてもらいました」
「なら西街レガリアはどうだ」
「そこはもう行きました」
「そうか。なら北街ライギンは」
「行ったことありませんね」
「そうですね。行きたいです」
「チェケナ」
「勿論タイミングはチェケナに任せます。まだ宿屋にもいられますし」
「チェケナ」
「そうですか。ぎりぎりまで居たいと。ならそうしましょう」
「チェケナチェケナチェケナ」
「明日はフリーですか。でも私達はお供しますよ」
「チェケナ」
「どういたしまして」
「チェケナチェケナ」
酒場代金450チェケ。俺の所持金が10828チェケになる。後にし、宿屋コリアへ。夕時。まだ時間がある。鍛錬だ。十字払いを繰り返す。これが1番難しいからだ。でも戦闘ではしっかり当たってはいる。運が良いのかどうか。しばらくやりまくってから数時間後。呼ばれる。食事の野菜ドリアとスープだ。それらをチェケナベイベーしながら。
「明日したい事があるんですか」
「チェケナベイベー」
「武器を変えたいと」
「チェケナチェケナベイベー」
「そうですね。短剣は動きやすい分。リーチが短いですからね」
「チェケナベイベー」
「どんな武器にするか決まってるんですか」
「チェケナチェケナチェケナ」
「普通の剣ですか。いいですね」
「チェケナチェケナベイベー」
「リーチが長くなりますね」
「チェケナ」
「短剣はサブで使う?そうですね。思い切り剣が振れないところでは役立ちますね」
「チェケナベイベー」
レイナ。
「私も会話に混ぜてください。寂しいです」
「あっ忘れてました。ごめんなさい」
「いいんですよ。チェケナとの会話楽しいですから」
「そう言ってもらえて良かったです」
「じゃあ明日はお洒落しようかな」
「私もします。買ってもらった服着ます」
「ワンピースですね」
「そうです。ふふん」
「チェケナチェケナベイベー」
終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭きベットへ。明日は新しい武器ゲットだ。お金も潤沢にある。それなりのが買えるだろう。そう思いながら眠りについた。おやすみなさい。
チェケナベイベー。