チェケナ:ドラゴン討伐
スライム沢山倒せた。おまけにゴブリンやラビットも。ドラゴンはスルーしたけど。今回は討伐する流れに。大丈夫だろうか。心配ではあるが仲間を信じて立ち回りたいところだ。
起床。大広間へ。メリルとレイナがいた。メリルの隣に座る俺。食事が運ばれてくる。パンとサラダだ。それらをチェケナベイベーしながら。
「チェケナベイベー」
「「おはようございます」」
「ドラゴンってどんな攻撃してくるんでしょうか。気になりますね」
「噛みつきとか?尻尾振りとか?火を吹いてきたりして」
「多分その辺りですよね」
「チェケナベイベー」
「えぇ。油断はしません」
「チェケナチェケナ」
レイナ。
「私も大丈夫です」
「チェケナチェケナベイベー」
「食べ終わったらすぐ出発ですね」
「チェケナ」
「そんな急がなくていいって?そうですか」
「チェケナチェケナ」
「冒険者ギルドに寄って行こうって?依頼紙ですね。わかります」
「チェケナチェケナベイベー」
「あるといいですね」
「チェケナチェケナチェケナ」
宿屋コリアを後に冒険者ギルドに到着。扉を開け。入る。依頼板の確認。スライム討伐。ゴブリン討伐。ラビット討伐。ドラゴン討伐。庭掃除。お店のお手伝いなどなど。あった。依頼紙を取りカウンターへ持って行く。受付嬢。
「ドラゴン討伐ですね。いってらっしゃいませ。もし倒せたら商業ギルドにも連絡いれます」
ドラゴンの素材か。貴重なんだろうな。なら俺たちが狩ったらそれなりに報酬くれるんだろうか。楽しみだ。
出て北の森へ。着いた。入っていく。スライム10体のお出ましだ。レイナが大声でヘイトを取る。ぽよんぽよんと体当たり。大楯で受ける。俺の十字払い。水平斬りと3体もっていく。メリルの矢。2本放ちコアに到達する。撃破。レイナの大楯のしかかりコアを破壊。俺が斬り上げ斬り下ろし回転斬りと華麗に動く。3体撃破。残ったスライムはメリルが矢で処理した。討伐証明のコアを回収する。
続いて進んでいくと。ゴブリン5体。ラビット6体だ。俺が勢い任せに振るっていき首を刎ねる。ゴブリン全滅だ。レイナのヘイト取り。ラビットが突進や角で突く攻撃するが。大丈夫だ。横から斬りかかる。首を刎ねた。メリルの矢。続けて3本放ち角下を捉える。撃破。俺の十字払い。2体逝った。討伐証明の耳と角を回収する。
さらに進むとドラゴンが居た。寝ていてこちらには気づいていない。さぁどうしようか。太い首だなぁ。短剣で掻っ切れるんだろうか。やってみないとわからない。よじ登り俺が後ろ首に短剣を振るう。硬い。刃が通らないぞ。一旦降りる。そして起きた。こちらを向き咆哮をあげる。レイナがヘイトを取る。ドラゴンの体当たり。重い一撃。なんとか受け止めた。続けて尻尾振り。受け止める。優秀だ。更に火を吹いてきた。大楯が熱くなる。必死に堪えるレイナ。ごめん。俺じゃ無理かもしれん。
「チェケナ諦めないで!!!」
「チェケナベイベー」
そうだ。斬れはしないが突き立てることはできる筈。起き上がった今。狙うのは酷か。でもやるしかない。俺は素早くドラゴンの足を蹴り跳躍。首元を突き刺した。効果アリ。苦しんでいる。そのまま水平斬りに移行。掻っ切る。まだ生きている。俺を鬱陶しく思ったのか尻尾を振るう。避ける。レイナ。ヘイトを取らんかヘイトを。大声をあげた。ナイス。ドラゴンのヘイトが再びレイナへ。火を吹く。受け止める。
「あちち」
「チェケナベイベー」
「大丈夫です。このまま続けましょう」
メリルの矢。片目を射抜く。苦しむ。更に射る。もう片目を射抜いた。視界を奪った。暴れて尻尾振ったり引っ掻きしたり火を吹いたりしている。好機。足を蹴り跳躍。再び首元を掻っ切る。斬れた。ごろんと落ちる首。討伐完了だ。討伐証明の魔石を回収する。
「帰りましょうか。疲れました」
「メリルさん流石です」
「それ程でもですよ」
「チェケナベイベー」
「無事倒せてよかったですね。怪我は......ありませんね」
「チェケナベイベー」
「えぇ。帰りましょう」
森を抜け、冒険者ギルドへ。それなりの距離だ。着いた。扉を開け。カウンター。受付嬢。
「お疲れ様です。スライム10体。ゴブリン5体。ラビット6体。ドラゴン1体。合計で3610チェケです。お納め下さい。ドラゴン倒せたんですね。商業ギルドに通達します。場所は」
「チェケナベイベー」
「森の奥地ですか。わかりました」
俺の所持金が6128チェケになる。中々の稼ぎだ。やはりドラゴンは金になる。終え、酒場へ。酒のビールとつまみの枝豆を注文し座る。
「チェケナ」
「「乾杯」」
「どうなるかと思いましたよ」
「チェケナかっこよかったです」
「チェケナベイベー」
「中々手強い相手だったって?そうですね。時間はかかりましたが」
「チェケナ」
「私もヘイトしっかり取りましたよ」
「ちょっと抜けてませんでしたか」
「それはチェケナが凄いからです」
「チェケナベイベー」
「それ程でもって?そうですね。チェケナが決め手でした」
「首元を掻っ切る姿。他の人にも見せてあげたいです」
「チェケナ」
「照れてますね」
「明日はどうします」
「決めてなかったですね」
「休息でいいんじゃないでしょうか。チェケナはどう思いますか」
「チェケナベイベーベイベー」
「それでいいと」
「でも商業ギルドから案内を頼まれる可能性がありますよ。ドラゴンの素材。貴重ですから」
「それはありえますね。そうなったら休息どころじゃありません」
「チェケナベイベー」
酒場代金450チェケだ。俺の所持金が5678チェケになる。後にし宿屋コリアへ。夕時。まだ時間はある。鍛錬しよう。十字払い。水平斬り。回転斬り。と繰り出していく。メリルとレイナは俺を見て休憩している。数時間後。呼ばれる。大広間。食事が運ばれてくる。グラタンとスープだ。それらをチェケナベイベーしながら。
「商業ギルド。呼ばれるといいですね」
「倒したんですもの。お礼の一つは貰っておきたいですね」
「チェケはくれるんでしょうか」
「それはくれるでしょう。タダで譲るなんて嫌です」
「チェケナはどう思う」
「チェケナチェケナベイベーベイベー」
「やっぱりそうですよね。貰えるものは貰っておかないと......です」
「チェケナチェケナベイベー」
「呼ばれる筈です」
「魔物もいますからね」
「他の冒険者に頼む可能性もありませんか」
「そんな腕の立つ人。いるんでしょうか」
「チェケナチェケナチェケナ」
「いないですよね」
「チェケナ」
「じゃあ。明日。楽しみにしましょう」
「チェケナチェケナベイベー」
終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭きベットへと入る。メリルとレイナは......やって来なかった。寝よう。おやすみなさい。
チェケナベイベー。