表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/36

チェケナ:再びレガリアダンジョン

 昨日はダンジョン。ダメージを受けたりはしたがこの通り平気だ。もちろん今日もダンジョン。油断せずにいこう。トレントの倒し方もわかったしな。チェケナしてベイベーすればいいことだ。


 起床。大広間へ。メリルもいた。元気そうだ。飛び跳ねている。チェケナならベイベーかな。


「チェケナ。おはようございます」


「チェケナベイベー」


「えぇ。油断せず行きましょう」


「チェケナ」


「まずは食べてから。ですね」


 食事の野菜パンと牛乳だ。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。


「チェケナ」


「今回は冒険者ギルドに寄らず真っ直ぐいくって?そうですね。調査依頼出ませんものね。て、調査依頼ってどのくらいお金貰えるんでしょうか。雀の涙程でしょうか」


「チェケナ」


「わからないと。それなら受ける価値はありますね」


「チェケナ」


「別にいいって?そんな事言わないでくださいよー」


「チェケナベイベーベイベー」


「なら一応寄るかって?そうしましょうよ」


「チェケナチェケナ」


「わかりました」


 終え。冒険者ギルドへ。依頼板の確認。ゴブリン討伐。ラビット討伐。トレント討伐。庭掃除。お店のお手伝い。ダンジョンの調査依頼などなどだ。あった。調査依頼。受けよう。カウンターにもっていく。受付嬢。


「ダンジョン調査ありがとうございます。成果。お待ちしてますね」


「チェケナ」


 ハンコが押される。ダンジョンへ向かう。着いた。入り口付近でまたあの集団がいた。


「あ。チェケナベイベーしか言えない人。どうも」


「チェケナ」


「好きで言ってる訳じゃないそうです」


「まぁいい。ずらかるぞ」


 去っていく3人組。気を取り直して。ダンジョンだ。入っていく。


 F1階ゴブリンが10体現れた。練習の成果を思い出せ。斬り上げ振り下ろし回転斬りだ。3体をもっていった。よし。いい感じだ。メリルの矢。次々と撃破。残り3体だ。斬りかかる。首を刎ねる。撃破だ。メリルの矢2体を射抜く。討伐証明の耳を回収する。最初はいい感じに終わった。次の階からはどうだろう。心配が募る。だ。大丈夫だ。きっと。


 F2階。ラビット3体にトレント2体だ。早速。俺が斬りかかる。ラビットの首を連続して刎ねる。メリルの矢。ラビット全滅。トレントはこちらに気づいて咆哮をあげる。枝殴り。交わす。振り回してくる。間一髪で回避。どんなもんだい。コア周辺の木々を斬り裂く。コアが露出するメリルの矢。ヒット。ヒット。討伐証明の角とコアを回収する。


 F3階。メリルが罠を発見してくれる。剣を突き立て破壊していく。よし。大丈夫だ。そしてトレントが4体現れる。斬りかかりコアを露出させる。メリルの矢。撃破だ。再び斬りかかり。続けて短剣を突き立てる。撃破だ。残り2体。斬り上げ。突き立てる。振り回し。木々を削る。露出したコアをメリルが破壊してくれる。討伐証明のコアを回収する。


 F4階。なにもいなかった。ラッキー。小休憩。チェケナでベイベーだ。チェケナできたらベイベーもしたい。しばらくして降りる。


 F5階。ラビット7体だ。突進避ける。角で突く。なんとか避ける。残りのラビットはこちらに気づいていない好機。連続して5体の首を刎ねた。ラッキー。楽勝だ。突進。間一髪。危ない。仲間がやられて怒っているのかスピードが上がっている気がする。斬りかかり刎ねた。残り1体。メリルの矢。角下を射抜く。撃破だ。討伐証明の角を回収する。


「チェケナベイベー」


「ボス部屋前まで降りてこられましたね。どうしますか」


「チェケナ」


「帰ろうですか?わかりました。ボス戦はまた機会にしましょう」


「チェケナチェケナ」


「本当は行きたかった?どっちですか」


「チェケナチェケナ」


「嘘?そうですか」


「チェケナ」


「謝らなくてもいいですよ」


 ダンジョンを後にした。それなりの距離。出た。冒険者ギルドに行き扉を開く。カウンター。受付嬢。


「お疲れ様です。ゴブリン10体。ラビット10体。トレント6体。合計1700チェケです。どうぞお納め下さい」


 俺の所持金が3998チェケになる。まだおやつ時の時間帯だ。市場へ行く。俺ら。着いた。寄るのは洋服屋さんだ。着せ替え人形のように選んでは着せていく。桃色の刺繍の入ったワンピースが良い。買おう。1000チェケだ。払う。俺の所持金が2998チェケになる。本人も満足そうでよかった。肉串屋で2本購入。一つ50チェケだ。100チェケ払う。俺の所持金がぁ。しつこいかな。笑笑。2898チェケになる。食べながら座れるところを探す。あった噴水の場所だ。綺麗な白だ。座る。


「チェケナチェケナベイベー」


「お洋服ありがとうございます」


「チェケナベイベー」


「そうですか。嬉しいです」


 買ってそのまま着ている。元々着ていた服は手さげに入っている。言うのが遅い。なんちって。


「チェケナチェケナ」


「明日はどうしましょうかね」


「チェケナチェケナベイベー」


「休息日ですか。いいですね。各自やりたいことをしましょう。てか私。チェケナから離れたくないです。一緒にいてもいいですか」


「チェケナチェケナベイベー」


「ありがとうございます。なにするか決まってたりはするんですか。興味あります」


「チェケナチェケナ」


「図書館ですか。いいですよ」


「チェケナ」


「いえ。私も弓で参考書があるか探してみます。お気になさらずです」


 夕時。宿屋サルジへ。食事まで時間がある。短剣を素振りし続ける。もっと上手くスムーズに扱えないだろうか。それだけが俺の頭を駆け巡っている。数時間後メリルに呼ばれる。料理。ハンバーグにスープだ。ナイフとフォークを上手く使いたいながらチェケナベイベーしながら口に運んでいく。


「パーティー仲間を増やしたいとは思いませんか?決して私たちが弱い訳じゃありません」


「チェケナチェケナ」


「そうですか。2人でも大丈夫と。なんか照れますね。正面からそう言われると」


「チェケナチェケナベイベー」


「明日はよろしくって?もちろんです。付いていきますよー。ふふん」


「チェケナチェケナ」


「そうですか。いい本があるといいですね」


「チェケナチェケナベイベー」


「今日は一緒に寝ないかって?いいですよ。そう思ってくれるだけで嬉しいです」


「チェケナチェケナチェケナ」


「準備ができたらお部屋お伺いしますね」


「チェケナ」


 終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭き。待つ。ドアのノック音。開ける。


「準備できました」


「チェケナチェケナ」


「ありがとうございます」


 寝る。メリルの顔。自分の顔が見えてなんとも恥ずかしいかな。そうは思わないか。寝返り。メリルがくっ付いてくる。うおお。なんとも柔らかい。理性よ。保て。保て。と思いながら眠りにつけた。おやすみなさい。


 チェケナベイベー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ