チェケナ:再びレガリアダンジョン
昨日はダンジョン。ダメージを受けたりはしたがこの通り平気だ。もちろん今日もダンジョン。油断せずにいこう。トレントの倒し方もわかったしな。チェケナしてベイベーすればいいことだ。
起床。大広間へ。メリルもいた。元気そうだ。飛び跳ねている。チェケナならベイベーかな。
「チェケナ。おはようございます」
「チェケナベイベー」
「えぇ。油断せず行きましょう」
「チェケナ」
「まずは食べてから。ですね」
食事の野菜パンと牛乳だ。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。
「チェケナ」
「今回は冒険者ギルドに寄らず真っ直ぐいくって?そうですね。調査依頼出ませんものね。て、調査依頼ってどのくらいお金貰えるんでしょうか。雀の涙程でしょうか」
「チェケナ」
「わからないと。それなら受ける価値はありますね」
「チェケナ」
「別にいいって?そんな事言わないでくださいよー」
「チェケナベイベーベイベー」
「なら一応寄るかって?そうしましょうよ」
「チェケナチェケナ」
「わかりました」
終え。冒険者ギルドへ。依頼板の確認。ゴブリン討伐。ラビット討伐。トレント討伐。庭掃除。お店のお手伝い。ダンジョンの調査依頼などなどだ。あった。調査依頼。受けよう。カウンターにもっていく。受付嬢。
「ダンジョン調査ありがとうございます。成果。お待ちしてますね」
「チェケナ」
ハンコが押される。ダンジョンへ向かう。着いた。入り口付近でまたあの集団がいた。
「あ。チェケナベイベーしか言えない人。どうも」
「チェケナ」
「好きで言ってる訳じゃないそうです」
「まぁいい。ずらかるぞ」
去っていく3人組。気を取り直して。ダンジョンだ。入っていく。
F1階ゴブリンが10体現れた。練習の成果を思い出せ。斬り上げ振り下ろし回転斬りだ。3体をもっていった。よし。いい感じだ。メリルの矢。次々と撃破。残り3体だ。斬りかかる。首を刎ねる。撃破だ。メリルの矢2体を射抜く。討伐証明の耳を回収する。最初はいい感じに終わった。次の階からはどうだろう。心配が募る。だ。大丈夫だ。きっと。
F2階。ラビット3体にトレント2体だ。早速。俺が斬りかかる。ラビットの首を連続して刎ねる。メリルの矢。ラビット全滅。トレントはこちらに気づいて咆哮をあげる。枝殴り。交わす。振り回してくる。間一髪で回避。どんなもんだい。コア周辺の木々を斬り裂く。コアが露出するメリルの矢。ヒット。ヒット。討伐証明の角とコアを回収する。
F3階。メリルが罠を発見してくれる。剣を突き立て破壊していく。よし。大丈夫だ。そしてトレントが4体現れる。斬りかかりコアを露出させる。メリルの矢。撃破だ。再び斬りかかり。続けて短剣を突き立てる。撃破だ。残り2体。斬り上げ。突き立てる。振り回し。木々を削る。露出したコアをメリルが破壊してくれる。討伐証明のコアを回収する。
F4階。なにもいなかった。ラッキー。小休憩。チェケナでベイベーだ。チェケナできたらベイベーもしたい。しばらくして降りる。
F5階。ラビット7体だ。突進避ける。角で突く。なんとか避ける。残りのラビットはこちらに気づいていない好機。連続して5体の首を刎ねた。ラッキー。楽勝だ。突進。間一髪。危ない。仲間がやられて怒っているのかスピードが上がっている気がする。斬りかかり刎ねた。残り1体。メリルの矢。角下を射抜く。撃破だ。討伐証明の角を回収する。
「チェケナベイベー」
「ボス部屋前まで降りてこられましたね。どうしますか」
「チェケナ」
「帰ろうですか?わかりました。ボス戦はまた機会にしましょう」
「チェケナチェケナ」
「本当は行きたかった?どっちですか」
「チェケナチェケナ」
「嘘?そうですか」
「チェケナ」
「謝らなくてもいいですよ」
ダンジョンを後にした。それなりの距離。出た。冒険者ギルドに行き扉を開く。カウンター。受付嬢。
「お疲れ様です。ゴブリン10体。ラビット10体。トレント6体。合計1700チェケです。どうぞお納め下さい」
俺の所持金が3998チェケになる。まだおやつ時の時間帯だ。市場へ行く。俺ら。着いた。寄るのは洋服屋さんだ。着せ替え人形のように選んでは着せていく。桃色の刺繍の入ったワンピースが良い。買おう。1000チェケだ。払う。俺の所持金が2998チェケになる。本人も満足そうでよかった。肉串屋で2本購入。一つ50チェケだ。100チェケ払う。俺の所持金がぁ。しつこいかな。笑笑。2898チェケになる。食べながら座れるところを探す。あった噴水の場所だ。綺麗な白だ。座る。
「チェケナチェケナベイベー」
「お洋服ありがとうございます」
「チェケナベイベー」
「そうですか。嬉しいです」
買ってそのまま着ている。元々着ていた服は手さげに入っている。言うのが遅い。なんちって。
「チェケナチェケナ」
「明日はどうしましょうかね」
「チェケナチェケナベイベー」
「休息日ですか。いいですね。各自やりたいことをしましょう。てか私。チェケナから離れたくないです。一緒にいてもいいですか」
「チェケナチェケナベイベー」
「ありがとうございます。なにするか決まってたりはするんですか。興味あります」
「チェケナチェケナ」
「図書館ですか。いいですよ」
「チェケナ」
「いえ。私も弓で参考書があるか探してみます。お気になさらずです」
夕時。宿屋サルジへ。食事まで時間がある。短剣を素振りし続ける。もっと上手くスムーズに扱えないだろうか。それだけが俺の頭を駆け巡っている。数時間後メリルに呼ばれる。料理。ハンバーグにスープだ。ナイフとフォークを上手く使いたいながらチェケナベイベーしながら口に運んでいく。
「パーティー仲間を増やしたいとは思いませんか?決して私たちが弱い訳じゃありません」
「チェケナチェケナ」
「そうですか。2人でも大丈夫と。なんか照れますね。正面からそう言われると」
「チェケナチェケナベイベー」
「明日はよろしくって?もちろんです。付いていきますよー。ふふん」
「チェケナチェケナ」
「そうですか。いい本があるといいですね」
「チェケナチェケナベイベー」
「今日は一緒に寝ないかって?いいですよ。そう思ってくれるだけで嬉しいです」
「チェケナチェケナチェケナ」
「準備ができたらお部屋お伺いしますね」
「チェケナ」
終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭き。待つ。ドアのノック音。開ける。
「準備できました」
「チェケナチェケナ」
「ありがとうございます」
寝る。メリルの顔。自分の顔が見えてなんとも恥ずかしいかな。そうは思わないか。寝返り。メリルがくっ付いてくる。うおお。なんとも柔らかい。理性よ。保て。保て。と思いながら眠りにつけた。おやすみなさい。
チェケナベイベー。