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チェケナ:2人でダンジョン

 ユシャご一行とのダンジョンは中々に捗った。その後の酒場。ビールは格別だった。今日はフリー。メリルと2人でダンジョンに潜ろうと思う。チェケナ感じになったらベイベーする感じで帰ろう。


 起床。大広間。みんなが集合する。食事。チキンのグリルにサラダだ。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。


「ユシャ。今日はしっかり情報集めてくださいね」


「わ。わかってるよ。できたらな」


「もう」


「チェケナチェケナ」


 エル。


「2人でダンジョンとは。危険になったら戻るんだぞ」


「チェケナチェケナベイベー」


「肝に銘じておく......か。いいね」


「私もチェケナをしっかり援護します。心配なさらないで下さい」


「そうか。メリル。チェケナを頼むよ」


「はい」


「チェケナベイベー」


「そんな柔じゃないって?そうか。悪かったな」


「チェケナチェケナベイベー」


「あぁ。気にするな」


「チェケナチェケナベイベーチェケナ」


「で。何階まで行くつもりなんだ」


「チェケナ」


「F5階か。それは大きくでたな」


「大丈夫なんです?手堅くF3階とかにしたらどうでしょうか」


「チェケナベイベベイベー」


「大丈夫だって?怪我して帰ってきたら承知しないぞ」


「ユシャ。言い過ぎです。決めるのはチェケナなんですから。私たちには関係ありません」


「そうは言ってもなぁ......」


「チェケナチェケナチェケナ」


 会話を終え、宿屋アルゾーを後にする。冒険者ギルドに寄る。調査依頼はなかった。そのままダンジョンへ。後ろにメリルが付いて来てくれる。到着。中へと入っていく。


 F1階。スライム5体だ。最初から中々ハード。ぽよんぽよん跳ねている。俺が短剣をコアに突き刺し撃破。メリルの矢。続けて2体倒す。あと2体だ。俺が振り下ろすコアを破壊。メリルの矢。捉える。撃破だ。討伐証明のコアを回収する。


「チェケナ。大丈夫ですか」


「チェケナチェケナベイベー」


「それは良かったです。どんどん行きましょう」


 F2階。シーサーペントが4体現れた。気づかれていない。好機。素早く近づいて首を刎ねる。メリルの矢。顔に刺さり動かなくなる。まだまだ。俺の振り下ろしは止まらない。2体の首を刎ねる。完了だ。討伐証明の牙を回収する。


 F3階。魚人が3体。メリルの先手必勝の矢。眉間を捉える。撃破。俺の水平斬り。首を刎ねる。魚人の引っ掻き攻撃。それを俺は避ける。なんとか間一髪だ。もう少しで当たるところだった。俺の振り下ろし。鱗を砕きながらダメージを与える。メリルの矢。眉間だ。撃破。討伐証明のコアを回収する。


 F4階。なにもいなかった。ラッキー。正にチェケナチェケナベイベーって感じじゃないだろうか。チェケナしてベイベー。そこはチェケナだろう。ベイベーってるわ。降りる。


 F5階。スライム5体と魚人3体だ。俺は斬りかかる。斬り上げ振り下ろし回転斬りと魚人を3体もっていく。手応えアリだ。メリルの矢。スライムのコアを的確に射抜く。流石だ。あとはスライム4体だけ。体当たりしてくる。俺にヒット。吹っ飛ばされる。体勢を立て直し。斬りかかる。撃破。メリルの矢。2体撃破。残り1体だ。俺が斬りかかる。撃破だ。討伐証明のコアを回収する。


 F6階の階段前で。チェケナしてベイベー。小休憩だ。チェケナなベイベーだけどチェケナチェケナって感じだ。


「チェケナ。なんとかここまで来れましたね」


「チェケナチェケナベイベー」


「さぁ帰りましょう」


「チェケナ!!!」


 ダンジョンを後にする。中々の距離。出て冒険者ギルドへ。扉を開く。カウンターに討伐証明を並べていく。受付嬢。


「お疲れ様です。スライム10体。シーサーペント4体。魚人6体。2800チェケです。どうぞ。お納め下さい」


 分割はない。全部。俺のものだ。所持金が3823チェケになる。最高にチェケナベイベーだ。その後は市場へ。メリルの装備を買ってやりたい。防具屋へ。鉄の胸当てと皮の帽子を購入する。


「鉄の胸当ては500チェケ。皮の帽子は300チェケだ。合計800チェケだな。買うか」


「チェケナ」


 俺の所持金が3023チェケになる。続いて武器屋さん。矢のセット600チェケだ。所持金が2423チェケになる。中々使ったな。でも2人でダンジョン行ったから。稼ぎは良い。


「ありがとうございます」


「チェケナチェケナベイベー」


「えぇ。私。もっと役に立ってみせます」


 酒場へ。ユシャが手を振ってくれる。近づいて着席。酒のビールとつまみのジャーキーを頼みながら。チェケナベイベーする。


「どうだった。怪我はなかったんだろうな」


「チェケナがスライムの体当たりを一回受けました」


「なに。大丈夫なのか」


「チェケナベイベー」


「それは良かった。明日もダンジョン行くんだ。ゆっくり休もうや」


「チェケナベイベーチェケナ」


「明日はボス行きたいと。まぁ。このパーティーなら行けそうだな。行っちゃおうか」


「チェケナベイベー」


「だな。一応エルとリーレにも聞いてみよう」


 噂をしてたらリーレとエルが来た。手を振るユシャと。近づいてくる。


「チェケナ。今日はどうだったんですか」


「チェケナベチェケナベイベー」


「そうですか。大丈夫でしたか」


「いえ。スライムの体当たり一回受けました」


「チェケナ」


「なに?どこかにぶつかったりは」


「ベイベー」


「良かった」


「チェケナチェケナチェケナ」


 エル。


「1人のほうが稼ぎいいって?そりゃ。そうだな。分割しなくて済むもんな。な。ユシャ」


「俺も最初は1人だったんだ。仲間に出会うまではね」


「そうですね。ユシャはいざという時に頼りになりますからね」


「おいおい。そりゃねぇだろ。いつも頼りになってるだろ。な。な」


「チェケナチェケナベイベー」


「明日はダンジョンなんだが、ボスも行こうと思ってる。みんなはどうだ。行けそうか」


「まぁ。このパーティーなら楽勝かもしれませんね。連携も取れてますし」


「1人増えたもんな」


「私の事ですよね。照れちゃいます」


「チェケナチェケナ」


「ボス戦に備えて今日は早く寝よう」


「そうですね。備えあれば憂いなしです」


 夕時。ユシャの奢り。酒場を後にした。宿屋アルゾーへ向かう一行。到着。大広間へ。チェケナしてベイベーしながら席に座る。食事の焼き魚とサラダだ。それらをチェケナベイベーしながら口へと運んでいく。うーん。美味しい。ガツガツ食べる俺。それを横目にユシャ。


「そんなに美味いか。ははは」


「お腹空いてたんでしょう」


「ユシャはどうだ。情報なにかあったか」


「そうだな。西街レガリアにもダンジョンがあるって話しなら聞いたぜ。そこのモンスターはトレントやラビット。ゴブリンとかがいるんだってよ」


「へぇ。ダンジョンの情報ですか。ナイスです」


 エル。


「俺はこの港町から離れたくないな」


「じゃあ俺もパスだ」


「私もです。離れ離れなんて嫌ですからね」


「リーレもそう思うか」


「いや。ユシャといたいって訳じゃ」


「もう手遅れだぞ。真面目に白状しろ」


「わかりましたよ。この町から離れたくありません。ユシャともエルとも」


「チェケナベイベー」


「チェケナは行くんか」


「チェケナチェケナベイベー」


「そうか。応援してるぞ。て。まずボス倒すところからだな」


「「ははは」」


「チェケナベイベー」


「俺たちも付いて来てほしいって」


「それは話した通りです。寂しいですが。諦めてください。すいません」


「チェケナ......」


「そう残念がるな。また会える日が来るよ」


「ベイベーチェケナ」


「明日。頑張ろうって?もちろんだ」


 終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭きベットへ。するとトントンと扉をノックされる。出てみたらメリルだった。


「寂しいので一緒に寝ませんか」


「チェケナチェケナベイベー」


「ありがとうございます。嬉しいです」


 背中合わせにベットに入る。ドキドキする。美少女がこんな目の前に。俺の理性。保ってくれー!!!そう考えながら眠りになんとかつく。おやすみなさい。


 チェケナベイベー。

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