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チェケナ:チェニスダンジョン再び

 荷物運び。小さいものから大きいものまで大変だったよ。本当にチェケナベイベーだと思う。今日はダンジョン。活躍するぞー。チェケナしてベイベーしてそれから。それから。


 起床。大広間へ。食事のサラダとスープだ。朝だけどガツガツした料理が食べたかったなー。で、それは我慢して。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。ユシャご一行が席に着く。


「今日はダンジョンですね」


「そうだ。みんな。気合い入れて行こうな」


「はーい」


「チェケナチェケナ」


「チェケナさんもやる気充分ですね。頼りにしてますよ。私だって負けてはいられません。新しい魔法も試したいですし」


「確か雷の魔法だったな。それ」


「はい。そうです。間違いありません」


「俺も負けてられないな」


「チェケナ」


「チェケナさんもそうか。そうだよな」


 終え、冒険者ギルドへ。一応調査依頼が出てないかの確認。依頼板を見る。スライム討伐。シーサーペント討伐。魚人討伐。庭掃除。荷物運び。などなどだ。受けたいものはない。そのままダンジョンに行くことになる。入り口に到着。入る。


 F1階スライム3体のお出ましだ。ユシャが早速斬りかかる。コアを破壊。撃破。エルが大声でヘイトを取る。プルプルするスライム。エルに向けて体当たりだ。それを大楯で受け止める。リーレの雷撃。1匹のコアを破壊。俺の番だ。素早く近づいて一閃。コアを目掛けた。討伐だ。討伐証明のコアを回収する。


 F2階。シーサーペントが4体。エルがまずヘイトを取る。突進。噛みつこうと大楯にぶつかる。ユシャの斬り降ろし。首を刎ねた。リーレの氷の矢。刺さるが少しのダメージしかない。俺がその個体に近づいて振り下ろす。撃破だ。残り2体。リーレの雷撃。1体を捉える。痺れて動かなくなる。撃破だ。エルが大楯に身を任せてのしかかり。シーサーペントを下敷きする。


「今だ。やってくれ」


「了解」


 動けなくなっているシーサーペントの首を刎ねた。討伐完了だ。討伐証明の牙を回収する。


 F3階。魚人が3体現れた。エルの大声。ヘイトが集まる。引っ掻きを楯で受け止めつつ仲間の攻撃を待つ。ユシャが先に動いた。水平斬り。頭を刎ねる。俺も真似して刎ねた。リーレの火の矢。ヒットするが致命傷にはならない。魚人は続けて攻撃している。こちらには一才ヘイトが来ない。優秀なタンクだ。ユシャの水平斬り再び。首を刎ねる。討伐証明のコアを回収する。


 F4階なにもいなかった。座って小休憩する。チェケナベイベーって感じだ。


「ここまで怪我なしだな」


「エル流石です」


「それほどでもだぜ」


「チェケナベイベー」


「チェケナさん。いやもうチェケナでいいか。どうなんだ」


「チェケナベイベーチェケナ」


「ありがとう。呼び捨ては仲間になった証だからな」


「チェケナチェケナ」


「俺の剣技が流石だって?照れるじゃん」


「チェケナベイベー」


「なんで私たち言葉がわかるんでしょうね」


「それは謎だな。詮索はしない。気にしても無駄だよな。」


「エル。どうする。4階まで来たが」


「そうだな。5階行っちゃうか。問題なければだが」


「私とチェケナは問題ないですよ」


 首を振って答える。チェケナでベイベー。それを言うならチェケナチェケナベイベーって感じだ。


 F5階に降りる。とスライム5体と魚人4体のお出ましだ。エルがヘイトを取ろうとするが......


「数が多い。俺じゃ無理だ」


「そんな弱音吐くな。やるぞ」


 大声を上げヘイトを取る。魔物たちの猛攻。体当たりに引っ掻きと楯で一生懸命に受け止めていく。我慢の限界が近づいてくる。ユシャが横からスライムのコアを捉え斬り上げ振り下ろし回転斬りと3体もっていく。俺も負けてられない。振り下ろしコアを破壊する。リーレの雷撃。スライムたまらずダウンして動かなくなった。後は魚人4体だ。引っ掻きを受け止めているエル。ユシャの加勢。水平斬り。頭を刎ねる。俺も真似だ。水平斬り!!!刎ねた。残り2体。エルは少し楽になったと安堵の息を漏らす。リーレの雷撃。2体動かなくなる。


「ナイス。リーレ」


 ユシャの水平斬り。首を刎ね。俺も真似して刎ねた。スライム5体と魚人4体の討伐劇だ。討伐証明のコアを回収。チェケナベイベーする。


「帰るか」


「だな。結構疲れた」


「ボスはまた今度ですね」


「チェケナチェケナ」


「ボス戦やろうかって?いやいや。この疲弊した状態で行くのは危険すぎる。やめておこうや」


「チェケナチェケナベイベー」


「ありがとう。わかってくれて」


 ダンジョンを後にする。それなりの距離だ。出た。冒険者ギルドへと向かう。扉を開きカウンターへ。受付嬢。


「お疲れ様です。スライム8体。シーサーペント4体。魚人7体。計2800チェケです。お納め下さい」


 4人分割。1人700チェケだ。俺の所持金が1898チェケになる。中々の収入だ。チェケナベイベー。正にチェケナでベイベーって感じだ。


 終え、酒場へと向かう。酒のビールとつまみのジャーキーを頼みつつ席に座る。数分後運ばれてくる。


「乾杯」


「「乾杯」」


「チェケナー!!!」


「お疲れ様。今日はよく頑張ったしいい夢が見れそうだ」


「そうですかね。今回1番の活躍はエルですね。ヘイト管理が流石すぎます。お陰でこちらも自由に動けて最高です」


「エルはよくやったよ。F5階は魔物多かったから大変だっただろうよ」


「あぁ。中々苦労したよ。攻撃を受け止めるの大変だったんだぜ」


「チェケナ」


「チェケナもユシャの真似しながら動いてたな。撃破できて凄いぞ」


「チェケナベイベー」


「あぁ。本当だな。チェケナベイベーってな」


「ははは」


「チェケナチェケナベイベーチェケナチェケナベイベー。ベイベベイベー」


「明日はなにするって?明日はフリーの日にしようと思っている。各自やりたいことをやってくれ」


「チェケナ!!!」


「了解。か。なんでわかるんだろうな」


 それは俺にもわからない謎だ。チェケナしてベイベーするのはいいけどチェケナベイベーって感じでチェケナしてるみたいな。ベイベーも忘れちゃだめだ。


 ユシャの奢り。酒場を後にした。宿屋アルゾーへ向かう。着いた。大広間へ。食事が準備されている。牛のステーキにスープだ。それらをチェケナベイベーしながら口に運んでいく。


「ユシャは明日なにやるの」


「酒場でちびちびとな」


「また酒場ですか。これならダンジョン行ったほうがまだマシじゃないですか」


「まぁまぁ。そう言うなよ。情報もできたら集めるよ」


「なんの情報です」


「色々だ」


「なんですか。その曖昧な回答は」


 エル。


「リーレ。落ち着け」


「そうは言っても」


「それでもだ。ユシャはユシャなりに動くだけだ。それを文句言うのはお門違い。因みに俺は大楯の手入れだな。市場。武器屋で世話になる。だいぶ攻撃もらっちまったからな」


「わかりました」


 しゅんとするリーレ。それを横目にチェケナしてベイベー。チェケナチェケナチェケナだ。


「チェケナ」


「チェケナも明日市場行くって?いいんじゃないか。なにか買い物か」


「チェケナチェケナベイベー」


「防具を買いたいと。確かに今のままだと攻撃受けた時痛いよな。そうしろ。そうしろ」


「チェケナベイベー」


 終え、それぞれの部屋へ。身体と顔を拭きベットに入る。明日は市場の防具屋さんで防具を買う。楽しみだ。そう思いながら眠りに着く。おやすみなさい。


 チェケナベイベー。

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