幽霊って、信じる?
―――放課後
言っていたとうり彼女は、僕と一緒に隣を歩いていた。すると、不意に彼女が言った。
「あんた、眼鏡と髪で隠れているけど、右目、何かおかしくない?」
「今、気ずいたんだ。···僕は、生まれつきオッドアイなんだ。」
そう言い僕は、右目にかかっていた髪を上げ見せた。
「右目だけ青色、これのせいで昔は、気味悪がられたよ。」
こう話すと、彼女は、僕の顔見ながらボーッとしていた。
「大丈夫?」と聞くと、彼女は、我に帰ったようになり、
「大丈夫、大丈夫···。」と返してきた。
―――――――(意外と格好いいじゃん···。)
私は、ストーカー退治のため、クラスの中でもあまりパッとしない男子と一緒に道を歩いていた。
そんな中私は、彼の右目がすこしおかしな気がし、彼にたずねた。すると、彼は、オッドアイだと言った。私は、驚いた、日本人でオッドアイの確率は一万分の一だと聞いたことがあったからだ。
しかし、何より驚いたのは、彼の顔を見てだ、テレビに映っている俳優やアイドルほどイケメンでわなかったが、それでも格好いいことに変わりは、なかった。
私は、すこしボーッとしていたが、すぐに戻って来ることが出来、会話に戻ることが出来た。――――――
···家に着いた。
僕は家に上がり、荷物を置き和室から、アレを取り袋にいれ肩から下げ、家から出た。
「その長細いのが、武器?」彼女が、聞いてきた。
「そうだよ。銃でも取りに行くと思ってたの?」
「そんなわけないでしょ。···ただ、『パッとしないな~~』と思っただけ。ところで、これからどっか行くの?」
彼女が、聞いてくるから僕は、答える。
「神渡神社に行くつもりだよ。」
「そこってたしか、あんたのこと教えてくれた神渡の家じゃん。そこで何するつもり?」
「それは、着いたら教えるから。」
そう言うと彼女は、「わかった。」と言ってくれた。
――十分後
神渡神社に着いた。着いたといってもまだ、目の前には、終わりが見えないほどの階段があった。
五分かけて登った。僕はなんとも無かったが、彼女は息を切らしていた。
「あたしは!こんなにも···疲れたのに···なんであんたが、ケロッとしているの!」
彼女は、息を切らしながら聞いてきた。
「こう見えて僕、鍛えているからね。」
彼女は、以外そうな表情して、こっちを見ていた。
「何、その以外そうな顔は?」
「いや、以外も何も···やっぱ、いいわ。」
「···? まあいいや。とりあえず、あいつが待っているから早く来て。」
「『あいつ』って?」
キョトンとした顔で見てくる。
「神渡。だからここに来たんだよ。」
「はぁ~~!!あんた、神渡と知り合いだったの!?」
その言葉を待ってましたと言わんばかりに、笑いながら言う。
「あれ~~言ってなかったっけ?(笑)」
「(笑)じゃない!!あんた、早く言ってよ。」
正直言って、この反応が見たかった。
「まあ、それは置いといて、あいつが待っているから、先に行っとくから。」
そう言い、僕は、歩きだした。
「あ!!ちょ、待って!!」
彼女は、そう叫びながら走ってきた。
「お~~~い!!こっち!」
どこからともなく誰か叫ぶ。神渡だ。
「悪かったな。急に準備させて。」
「別にいいよ。お前に言われずとも、今日にやる予
定だったし。」
「聞き捨てならないセリフが出てきたな。最初からこのつもりだったな?」
「さぁーて。どーでしょう。四月いっぱい、何も言わずに休んだことについては、まだ許してないからな~~。」
「それは···、悪かった···。とにかく、準備出来てるんだろ?早くやるぞ!!」
にやけた顔が、鼻に付く。追い付いてた彼女に、話をふる。
「わかったよ。竹内。歩ける?付いてきてほしいんたけど。」
「···わかった。」
――――私が付いて行くと、不思議な物があった。
「···何、···これ?」
これを一言で表すのなら、おそらく魔法陣と言うのだろう。
半径一メートルほどの円が地面に書かれており、中には、細かく文字や線が書かれていた。
これを見た私は、何が何だかわからなかった。
神社のど真ん中に魔方陣、どこを取っても似ても似つかないこの二つに何の意味があるのだろうか?
私が考えに更けている時に、いきなり彼が隣にやってきて、おかしなことを聞いてきた。
「幽霊って、信じる?」
「···え?」
この一言に私の思考は停止した。






