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青眼の剣士  作者: ラベ
第一章【部活設立】
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初相談



 高校の入学式が終わり、しばらく経った5月の中頃、僕はいつもどうり昼休みというのに教室の隅で1人本を読んでいた。

 この頃になると、ある程、学校生活に馴染み、クラスの中でもいくつかのグループに別れ、新たに出来た友達にも違和感なく会話か出来る頃だろう。


 しかし、どういう事だろう?僕の周りには人が1人もいない、いやおかしい、とてもおかしい。

 だが、これにはちゃんとした理由がある、それは、4月に学校ににほとんど行っておらず他の人に話し掛けれないのだ!


 「え、、、それってお前が入学そうそうに学校サボったから自業自得でしょ?」と思ったそこの君····半分、正解だ。

 だがな、決してサボった訳ではない、4月いっぱい父さんの仕事の手伝いをさせられていたら入学式、始業式しか行けなかったんだ、だから決してサボった訳ではない。


 「なら中学時代の友達は?」と思っただろう、だがな!この高校は、偏差値が高いのだよ、だから、同中のやつなんて両方の手で数えれるくらいしか居ないんだ。

 そいつらも高校の新しい友達と仲良さそうにいるからわざわざ1人でポツンといる僕の所には、来ないよ。


 僕は、1人で愚痴りながら、家帰ったら父さん殴ろ、と思いながら本を読んでいたら、「ねえ。」と誰かを呼んでいる声が聞こえたが、「自分には、関係ない」と思いながら本を読み進めていたら「ねえ、ちょっと!」と言われ、声の方に顔を向けると、そこには、1人の女子が立っていた。


 「僕に何か用かな?」


 「ねえ、あんたが冬貴竜人(とうきりゅうと)よね?」


 「そうだけど、きみは?」


 「私は竹内杏奈(たけうちあんな)。あんたと同中のやつに聞いたんだけど、中学の時に人の相談事を聞いては、全部、解決してたらしいじゃない。」


 「さすがに全部じゃないけど、そう言う事はしてたかな。」


 「じゃあさ、私の相談も受けてくれない?」


 「別にいいけど、その前に、君に何個か聞きたい事があるから、答えれるな中で良いから答えてくれないかな?」

 僕は、少し気になる事があった。


 「良いよ。」

 彼女は、景気よく返事してくれた。


 「なら1つ目、僕の事を誰からきいたの?」


 「それならさっき言ったじゃん、あんたと同中の··名前何だっけな、たしか···神渡(しんど)··だった気がする。あたしが面白半分で言ったら『なら、あいつに相談したら良い、あいつ中学の時そう言う事いろいろと解決してたから、そういった面では、俺が保証するよ。』て言って、来たの。」


 「あいつか、なるほど。」

 (余計なことしやがって)


 「2つ目、相談内容を言ってくれない?」


 「それはね、あたしのストーカーを捕まえて欲しいの!!」


 「····は、なら警察に頼んだら。」

 何を言っているんだ、こいつは。


 「いや、警察って被害がないと動かないじゃん、何日も見られてて気持ち悪いからさ、捕まえて欲しいの。」


 「なるほど、そう言う事か。」

 僕は、彼女をにらみながら少し考えた。


 「人のこと怖い顔して見て····、ちょっと気持ち悪い。」


 「ごめん、少し考え事をしていてね。···その相談、引き受けるよ。」


 「·····本当に?」


 「本当に」


 「なんか····以外だったよ。」


 「どういう事?」


 「元々、あんたがこう言う事してたって言うこと事態信じれなかったし、相談内容が、ストーカー退治だから、引き受けてくれないと思っていたのだから以外だな~~って思って。」


 「僕は、いったい君には、どのように見えているの?」


 「いつも教室の隅で本を読んでいる陰キャ?」


 「そうかい、そうかい···。」


 「三つ目、最近、お墓や神社、お寺に行ったっていうことは、ない?」


 「···一週間前くらいに、近道として夜中に横切ったくらいだけど?それがどうしたっていうの?」


 「特に意味は、ないよ。···ただ、気になっただけだから。」


 「···?」


 「とにかく。その相談は、引き受けるけど、そのために用事が出来たから、放課後にそれに付き合ってもらうから。いいね?」


 「全然、いいよ!!···ところで、用事ってなに?」


 「ある場所に行くこと。でもその前に、僕の家に行くんだけど一緒に来る?」


 「別にいいけど、何しに行くの?」


 「武器を取りに。」


 「···は?」

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