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非道な実験を受けた俺は高校生活で何気に成り上がる  作者: 聖なる悪の株式会社
1章 学園入学編・1年生編
11/23

11 ひと騒動終わってやってくるもの

内容的に短くなってしまいました。スミマセン…orz

 まあ、ほとんど100点なので、フルスコアとまでは……じゃなくて、上のほうのクラスであるAクラスに入ることはできるだろう。

 だが、俺はAクラスではなく、中間であるBクラスに入るつもりだ。

 そもそも、勉強がしたいいわけではないし、無駄に上のクラスに入る必要もない。あと、俺からすれば、高校で勉強したところで、ただの復習になるだけだろう。


 俺的に、普通の生活が送れればそれでいい。Aクラスに入ったところで、施設から縛られなくなっても、クラスから縛られそうな気がする。


 ちなみに、今結果が出たばかりの国語は1位だった。

 1位を取ったから何になるのかと聞かれれば、何にもならないとしか言いようがないだけが。


 そろそろ休憩時間が終わるので、先に席に戻っておく。


 俺より前のほうに座っていた紗綾は意外と休憩時間に話しかけてくることはなかった。

 別に気にする必要自体はないが、関りを持った以上、少しは頭の中で意識することになる。

 深くかかわっているわけではないので、テスト自体に影響は出ないはず。


 休憩時間に意識を向けてみれば、時々紗綾からの視線を感じたが、話しかけられなかったので無視していた。

 それこそ深くかかわることになって、テストだけではなく、生活にも支障が出る可能性がある。


 やがて、チャイムが鳴り、2教科目である数学の問題用紙が配られ始めた。


 校長がステージに立ち、最初と同じような説明をしてから、1時間にセットされたタイマーがスタートされる。


 これもまた1教科目と同じく、シャーペンを手にとってから、数秒の名前を書く時間の動作だけは全員が素早いが、すぐに筆記音が止まった。

 休憩時間の会話も含めて考えれば、この問題自体が普通の生徒にとって難しく作られているであろうと気づく。

 確かに、ほとんどの表情が難しいということを物語っている。


 そんなことを考えながらも、あらかじめ思考をスイッチして、脳を活性化しておいたので、1枚目は1分で解き終わった。


 すぐに手を挙げることになった俺を、やはり教師が怪しむような眼で見ていたが、俺には関係ないので無視した。というより、テスト中に無視をするなというほうがおかしいのではないだろうか。


 2枚目をもらった俺は、難しく感じることがなく、余裕で解き終わる。


 その後も続けて57枚目まで解いた。


 施設で鍛えられたとはいえ、さすがに、14歳を過ぎてからはここまで長時間文字を書くことがほとんどなかったからか、若干だが、腕に痛みを感じる。

 まあ、施設では痛みに耐性を付ける訓練も行われていたので、これぐらいであれば、意識しなければ気が付かない程度だ。


 「やっぱり、お前、テスト解くスピード早すぎるだろ」


 罵倒にも感じられるセリフを吐かれて、2教科目が終わった。

もし、次話が投稿できなくなったら、短編を投稿するつもりなので、できる限り、長い目でお付き合いください。

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