表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/59

以前のリーヴァ③

今、この子俺のことご主人様と呼んだのか………

マジか~めっちゃカワイイ

さらに、彼女の顔が少し赤いことに気が付き、かわいさ倍増だ。


「今、ご主人様って……………」


「…………はい……私は、心からご主人様を信頼しました……………」


さらに、彼女の顔が赤くなっていく。



「そっか!嬉しいよ!」


「フタリ時は、ご主人様と呼びますね。このことはフタリだけの秘密ですよ♡でも、事実上のご主人の前では言えませんね………」


「?」


顔に疑問が浮かんでいたのが分かったのか彼女は続きを話してくれた。


「私は、バース様名義で購入されました。

なので、正式には、バース様が私の主人なのですが………」


「これから、言うことは絶対に他言無用です………絶対に、秘密にしてくれますか?」


「わかったよ、絶対の言わないよ」


彼女がこっちに寄ってきた。

顔を近づけて、もう彼女の唇と俺の耳はほぼゼロ距離だ。


「私は、バースのことがとても嫌いです。正直あの人の顔を見るだけで、吐き気がしてきます。」


「私の扱いもかなり雑で、私をサンドバッグとしてみています。メイド服を着ているので、見えませんがお腹にはアザがあります。」



「ですが私は耐えることしかできません、この家そして、この商会はバース様が支配しておられます。主人に嫌われれば、この家に仕えるメイドや執事を含め全員から嫌わるのと同義みたいなものなんです」


「でも、嫌われるだけならまだいいんです。一番私が怖いのは、居場所がなくなることなんです」


「なので、私が主人からキツイ扱いを受けている、ことを知っているのは誰もいません………もしかしたら、ほかのメイドや執事も同じような扱いを受けいるかもしれませんが……………」



「この話をしたのは、多分ただの自己満足なんだと思います。誰かに、この私の状況を知って欲しかった。そして、信頼できるのが、あなたしかいなかったんです」


「………ありがとうございます。話したら、少し軽くなりました」


この子は、まだ14歳だ。成人しているとはいえ、子供なのだ。

でも、悩みが大き過ぎる。














今の俺ではダメでも。





















彼女を、未来の俺なら助けてやれるかもしれない。




















彼女は、話してくれた。

だから、俺も話そう未来の話を……………………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ