バブル崩壊直後
私が中学生…平成3〜6年くらいの事件事故が頭の中から飛んでいて、自分が自身のことで忙しかったのか、それとも大事件が無かったのかが分からない。
ただ、あの当時はバブル崩壊と喧しかった。
不景気の本格化、昭和天皇の入院により後押しされたと平成初期には良く語られていたが、昭和がほんの少しだけ歴史になった時に消えた。
多分言ってはならないことと化したのだろう。
倒産件数や自殺者数が年々月々増えて、日本は悪い方向に行ってますよ!みたいなシグナルをメディアは発信し続けていて、かといって政治や政治家にはあんまり期待できなさそう、打つ手立てがない、そんな空気が初めて現れた頃で、冷えてピリピリした緊張感が世を支配していた気がする。
事実、私の親は自営業で、建設機械・重機などの修理やメンテナンスをしていたが、仕事の数が減って、工場のお客さんの出入りも目に見えて少なくなってきていたので、自身の目で不況を見ていたことになる。
あとこの時期、政治家などの汚職とかの醜聞が次々出てきて、「ドン」とか言われるような人らが崖っぷちになると突如大病院に入院して、退院してすぐ逮捕、みたいな「仕草」があった。
金丸信氏が逮捕されて収監されたのは平成5年の筈だ。
彼が逮捕された時期、私は中3で、社会科は公民の授業だった。
そして恐らくは司法の機能としての警察の役割、のような単元を教わっていた。
それに絡めて、社会の教師が
「いいか、この流れはどんな人間にも行われる。
金丸さんもこれをやったんだぞ」
と、一般な意味ではない、別の角度からの法の下の平等を語った。
個人的にYMOの再結成は嬉しかった。