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平成はじめの世界

その頃私の頭の中にはアメリカとかフランス、まあ欧米くらいしか国がなかったが、新たに「ソ連」が加わった。

当時、ニュースや新聞の国際欄に

「ソ連のゴルバチョフ書記長がペレストレイカで云々」

といっていたからだ。

当時の子どもたちの間では

「ゴルバチョフ書記長」

が早口言葉として、あるいは禿げて頭にしみのあるオジさんとして定着していた。


それからほどなくして。

ドイツを東西に分けていたベルリンの壁が崩壊する。

最初は重機や車ではない。

熱狂する民衆が囲む中、数人の青年たちが壁を昇り上がり、ツルハシで壁を穿ったのだ。

それが歴史的瞬間として、世界各国に報道された。


ただ、当時の小学生としては、その歴史的価値や繋がりが分からず

「冷戦の終わり」

「社会主義体制の崩壊」

というのもちんぷんかんぷんで。

とりあえずドイツ土産にベルリンの壁が砕いてその破片を売っていると聞き、それは欲しいかもなと思った。

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