第4話 ステータス
あの後昼食をいただいて用意された部屋へと案内された。今日はいきなりのことで疲れたであろうから休んで明日から魔王の討伐に向けた訓練を行うことになった。
「ふぅ」
俺は案内された部屋のベッドに座り一息ついた。思ってた以上に緊張していたようで結構疲れが出た。
「ステータスの確認をしておくか。」
そう言って先ほど教えられたステータスの表示をしてみる。
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姫島 蓮
種族 人
性別 女
Lv 1
クラス 使徒Lv1/銃皇Lv1
HP 180/180
MP 250/250
筋力 30
防御 28
俊敏 38
魔攻 33
魔防 27
耐性 39
スキル
剣術 Lv1
拳術 Lv3
格闘術 Lv3
投擲術 Lv2
刀術 Lv2
抜刀術 Lv1
算術 Lv4
言語理解
収納
料理 Lv5
クラススキル
神代 Lv1
銃弾創造 Lv1
称号 異世界人
ギフト
創造領域
???
??????
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レベルは1これは来たばかりだからだろう。身体能力の方は比較対象がないからどこまで強いか分からない。スキルを見てみるとどうやら前の世界で出来たことはスキルとして現れるようだ。
問題は性別だ。男に戻せましたーを期待したかったがステータスに書かれてる性別 女がそれを否定する。
(期待したかったなぁ)
その思いとともにため息が出る。これからどうするか。このことを知られたら男子にはついに女になったのかと笑われるだけで済むだろうと思う。だが問題は女子たち学校の文化祭で俺が女装することを賛成多数で可決させるわ衣装選びと称して俺を着せ替え人形にした前科があるからなにしでかすか分からん。
まあ誰かの前で裸にならなけりゃいいし、声もあまり出さなきゃ気にされることはないだろう・・・そう思いたい。
これについてはここまでにしておこう。
後気になるのはクラススキルとギフトの方か。今使えるクラススキルは2つ「神代」と「銃弾創造」、「神代」は、かみしろと読むようだ。それぞれの効果は
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神代 Lv 1
自身のステータスの一つを仕える神のステータスの最大90%と同じにする
銃弾創造
MPを消費して弾丸を作り出す。
使用出来る弾丸
通常弾 MP 5
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というものである。
神代は筋力、防御、俊敏、魔攻、魔防、耐性のうち一つを上げるスキルのようだ。Lv1という事はLvを上げる事で上げられる数が増える可能性がありそうだ。
銃弾創造の方は必要なMPさえ有ればいくらでも弾丸が作成できるようだ。こちらもLvを上げる事で作れる弾丸の種類が増えるだろう。
銃弾創造を使って通常弾を6発作ってみる。自分の体の中から何かが消費されるように感じ、掌を見ると弾丸が6つ乗っていた。ステータスを見るとMPが30消費されていた。何かが消費される感覚が魔力の消費する感覚なのだろう。
神様から貰った銃を取り出し弾を装填しようとシリンダーをスライドして気づく、弾が最初から装填済みであることに。
仕方なく装填は諦め収納することにする。別の空間に収納するイメージをすると弾が消えた。収納されたか確認する為に収納と念じると目の前に収納されているものの一覧が出てきて、そこに先ほど収納した弾があるのを確認した。
ちゃんとスキルが発動したのを確認し、ほっとしていると一覧の中に銃弾以外の物が入っているのに気付いた。
「ん? なんだこれ?」
見てみたら
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銃弾 6
服(女)
下着(女)
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「・・・」
そっと一覧を閉じて見なかったことにした。
神様の計らいなのだろうがこれだけは素直に受け取りたいとは思わなかった。