第2 召喚2
「クラス?」
「クラスはその人が持つ才能のようなものです。パラシャンには人それぞれ1つか2つのクラスを持っていてそのクラスに合った物を使うと補正がつくし、レベルを上げるとクラスに応じたスキルがつかえるようになるんです。クラス以外のスキルを習得することはできますがクラススキルの習得より難しいですし、スキルの熟練度もクラス由来のものの方が上がりやすいです。」
「なるほど、そのクラスに何か問題が?」
「それ程大きな問題ではないのですが。貴方のクラスこの世界に無かったものなのです。貴方のクラスは2つ、1つ目は使徒、二つ目は銃皇、この二つのクラスは貴方が初めてです。」
二つクラスがあるだけでなく2つとも今までに無いのかよ。
「初めてのクラスって何か問題があるのです?」
「異世界から召喚された人達は私達がちょっとしたサポートをすることにしているのです。まあ出来てクラスや、スキルの助言、何日後魔物が何処に大量発生するのかを伝えるとかのようなことしかできないです。これ以上のことは世界に与える影響が大きいので。問題なのは貴方の2つのクラスがこの世界に無かったためこちらも手探り状態なのであまりサポート出来ないかもしれないことと銃皇の補正が付く物が無いのです。」
「大砲とかも無いのですか?」
「大砲は魔法師のクラス持ちが居ないところでは研究を進めているのですがまだ完成していないのです。」
つまりは全く使えないクラスということか。
「このままではいけないので貴方にこれを渡しておきます。」
そう言ってエレステレナ様が指を二回回すと俺の目の前に光の玉が現れた。手に乗せてみると形を変えて強く輝くと一つの拳銃がそこにあった。
「貴方の世界の銃というものを参考に急いで作ったものです。聖武具ができるまではこれを使っててください。」
これを使ってクラスの解明をしてほしいということか。
「ありがとうございます。」
「これで私の方から確実に言わなければいけないことは終わりました。他に聞きたい事はありますか?時間の関係上あと一つだけなら答えられますが。」
「大丈夫です。」
必要な情報は聞いたから問題ないはず、そう思ってエレステレナ様に答える。
「それでは貴方を送ります。この世界の事お願いします。」
その言葉を聞いて俺の目の前が真っ白になった。