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005予選魔道機械ルベナス

そして光に包まれた。

 その光は目を開けていても眩しくなかった俺はどうやって召喚されるかきになり目を開けていた・

 それから数秒。

 10秒もかからなかったと思う。

 視界が開けた。


 「って空!?」


 俺たちが最初に目にしたのは下方に見える漫画の西洋の昔の街並みのような大きな都市。

 左右の見ると同じように落下中の様々なデザインの機体たち。


 『落ち着きたまえ空は飛べるはずだよ』


 そうだったと背中のブースターで空中にとどまった。


 【さてお集まりに参加者様。この度はこの鉄神祭(てつしんさい)参加ありがとうございます。さて早速ですが餞別を行わせてもらいます。それぞれのエリアの参加者がで一定人数まで戦ってもらいます。たとえ撃破されたとしうても、操縦者の命とお乗りの機械人形の修復は、保証しますのでご安心してお戦いください。ルールは開始の合図前の不意打ち以外の禁止事項はありません。観客席と街には防御魔法がかけられおりので、仮に死傷者が出ても即座に運営が蘇生措置と治療を施します。では鉄神祭予選開始です!】


 ルール無用とか大丈夫なのかこの大会。

 とんでもなくカオスなだが……


 『そんなわけ存分に暴れればいい。この世界では魂さえ消滅していなければどれだけの重症でも直せる魔法があるそうだ。神の治める都市とは情報で知っていたけど。ここまでとは世界は広いもんだね。おっと無駄話をし過ぎたね。そろそろ他の参加者動き出すよ』


 「そうだなっと!」


 後方から近づく鉄機の反応をレーダー察知し右に体を回転して回避。

 そのまま喰鉄穿ちで刀を作り一閃。

 随分とデザインがシンプルな機体を引き裂く。


 「随分と切れ味がいいな」


 『そりゃそうさ。刃先の厚さは原子一粒と同じ薄さだからね』


 なにそれ凄い。


 「そりゃすごいなんでもきれるなこれ」


 『大体ものはね。でもこの大会ではそうとも限らないから油断は禁物だよ。おっと次が来るよ!』 


 「じゃあ数も多いし派手にくか!」


 そのまま流れる動きで喰鉄穿ちをガトリングガンの形にする。

 残弾20億発……毎秒100発弾丸が発射できるとして打ち尽くすにに秒換算で2千万秒。

 時間に換算して5555時間越え。

 圧倒的だな。

 そんなことを考えていると雄たけびを上げて飛び込んでくる2機。

 ロボット同士の声は常時通信状態のようだな。


 「くらえ!」


 そのままガトリングガンを発射。

 予定していたより遥かに反動は少ない。

 そのままトリガーを引くと2機は穴だらけのスクラップになり果てた。

 そのままの勢いで最も機体の集まる場所に飛びこみ。

 ガトリングガンを発射夏場の虫のように落ちていく機体たち。

 近寄ろうとする奴もいたが圧倒的弾数に物をいわせた弾幕に近寄る事すらできない。

 さらにガドリングガンの発射口に軌道を変化させるギミックをイメージさらに広範囲に弾丸をばらまく。

 発射口にそんな機能をつければ故障と玉詰まりの元だが。

 喰鉄穿なら問題ない形状を自由に変更できるからこそ出来た技だ。


 「ひゅー! 君凄く強いね! 私と一戦どうかね?」


 そう言われ振り返えると。

 つば広の帽子のような物をかぶった道化師様な機体が一機腹部に片腕を当て優雅に頭を下げた。


 「私はマクティーン・カイン愛機はレべナス。どうぞお見知りおきを」


 「俺の機体は喰鉄機。タクト・シャドーリベンジだ」


 「では私めの魔法(イリュージョン)をお楽しみください。この舞台最初の観客よ」


 「じゃあいくぜ!」


 そのままガトリングガンの銃口をルべナスに向けるが警戒する素振りさえ見せず微動だにしない。

 よほどの自信があるのかそれとも。

 一瞬トリガー引く指が止まるがそのまま一気にトリガーを引いた今は敵機の情報が少ない。

 様子見の意味を込めてだ。

  ダダダダダとガトリングガンが火を噴き空気が爆ぜ大量の弾丸がルべナスに向かう。


 「第一の魔法! 全てを花に!」


 その言葉に呼応するように大量の弾丸が花びらに変わっていく、撃っても撃っても全てが花びらに変わる。

 

 「一体何が?」


 「私めの本業はマジシャン、魔法で私に勝てる人間など存在しないと自負しております。では沢山お花をもらいましたのでお返しします。第二の魔法風よ集え!」


 そう言ってルべナスが右手を上げると竜巻が巻き起こり、全ての花びらが竜巻に吸い込まれていく。

 俺は距離を取ろうとするが。


 「観客が私の前から去るなど許しません」


 その言葉の意味を示すように俺の機体が引き込まれていく。

 俺以外の近くにいた2体の機体が竜巻に吸い込まれほどなくして赤い光が見えた。

 内部で何が起こっているかは分からないが、攻撃が内部で行われているようだ。

 竜巻の中は危険だが、この吸引力このまま逃げ切れるとは思えない。

 そこで俺は竜巻に自ら飛び込んだ。


 「やはり君にはマジシャンの才能がある。自ら花びらの刃が舞う風の舞踏会に飛び込むとは! 実に無謀! 実に若い! 若さ溢れる君の脱出マジック見せてもらいましょう!」

ルバナスはマジック風の魔法を使います

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