変わってしまった彼女
とうとう僕にも念願の彼女ができた。
誰が見ても見とれてしまうような美しい顔立ちをしている女の子だった。
そんな彼女は僕の自慢だった。
もちろん性格の相性もぴったりだった。
ところが、不思議なことに回数を重ねるごとに彼女の顔はどんどんと劣化していった。
しかし、両親や友人の瞳には何も変わらない美しいままの彼女の顔が映っているらしい。
今となっては僕の自慢だった彼女の美しい顔立ちは見る影もなくなってしまっている。それどころか、見ていられないようなものに僕には見えてしまう。しかし、顔以外は何も変わっておらず僕の好きな彼女のままだ。
「あなたはそれでも彼女を愛せますか」
読んでいただきありがとうございます。
今後も不定期にこのようなジャンルを書いてみたいと思いますのでよろしくお願いします。